2007.10.18(木) 晴れ
軽四トラックあっぱれ号を福知山の木村自動車さんへ取りに行く。車庫は建ったが床面のコンクリートがまだ打たれていないので、それまでの間村上建設さんの駐車場に置かせてもらうこととする。まづはあっぱれ号の勇姿を見ていただきたい。
あっぱれ号の由来はこのシール
軽トラに乗っていると田舎暮らしをする実感が湧いてくる。寒くなる前に薪小屋の作製と薪の収集を始めなければならない。
さて気になっていた家のそばの谷の問題である。中水として植木や庭の水やり、車や農具の水洗いなど有効に使えるのだが、心配なのは水害である。この土地を見たときからこの谷は気になっていた。水流はちょうど家屋のところで90度近く曲折し隣地との境を流れ、府道方面に流れている。もし3年前の台風23号のような百年に一度のようなおおきな水害がこの地を襲ったら、、、と考えるとおそろしい。出石から旧但東町に続く出石川の惨状を見ると、「先祖代々この地に住んでいるけれど、こんなことになるとは誰も思わなかった」とおっしゃった地元の人の言葉を思い出す。
谷はコンクリートで整備されており、我が家の三分の一あたりで堰堤となっている。表示を見ると平成12年の工事となっている。堰堤は土砂で埋まり、その上に草が茂ってジャングル状態となっている。これだけ河床が上がっていれば水や土砂が堤を越える確率は高くなる。
とにかく重機が搬入できる間に堰堤内の土砂を取り除いてもらわなければならない。綾部の総合庁舎にある府の土木事務所に行く、ここまでは乙訓の土木事務所でアドバイスを受けていたものだ。ところが、その堰堤については農林関係部署の担当だということとなった。その部署は舞鶴の総合庁舎にあり、やむなく移動することとなる。
そこで意外なことを聞かされる。その堰堤は一般の砂防堰堤でなく、河床はコンクリートではなくて土砂で埋め戻されて両脇のコンクリート壁を支えているのだ。つまり土砂が溜まっているのではなく土砂が入れてあるのだ。それもそのはずだ、建築から7年で土砂が埋まるはずはないもの。土砂の面から両脇1mの壁となっている。基準ではどのような大水が出てもその高さは超えない設計となっているそうだ。ただ雨、台風は基準どおりには来てくれない。予想もつかない状況がおこるから、災害が無くならないのだ。
心配なのは水流よりも土石流である。谷の大きさからして水量はさほど無さそうだ。それよりもいわゆる鉄砲水で押し寄せる土石流の方が恐怖である。工事関係資料を見せてもらうと上流には大規模な堰堤が3基ある。冬になれば確認をしてみたいと思うが少し安心できる。
というわけで災害対策とすれば家に面する部分にブロックと土嚢で水流を防ぐことと保険を掛けることぐらいか。