2019.9.9(月)晴れ
環境トレーニングの入門としてこの時期の温冷浴法を勧めるが、注意すべき点がいくつかある。それは体を冷やすということは体にとってリスクがあるということだ。体調が思わしくないとき、熱があるとき、風邪の引き始めなどには絶対に行ってはいけない。5月に長引く風邪に悩まされたとき、その初期に体温を温存できるかとばかりに温冷浴法をやったのだが、逆に悪寒を招き、結局こじらせた経験がある。西式健康法には微熱に効能があると書かれているがもってのほかである。体調がベストの時に行うべし。
わたしの寒さに対するトレーニングは冬のウオーキングだ。どんなに寒くても地下足袋に素足で歩いてきた。上衣は長袖のポロシャツ一枚、下衣は下着とズボンのみである。そして肝心なことはガマンしないこと。雪の日も霜の日も途中で寒ければ引き返すことにしたが、引き返すことはなかった。さすがに積雪の登山は引き返すことも出来ないので、靴下を持参して行ったが、幸い足が冷たいことはなかった。最も積雪がきついときは登山靴で行ったが、その際も靴下は綿の薄いものを履いていた。(これは日帰りの近隣の登山であり、本格的な冬山登山には勧められない)これらのトレーニングの効果は、1.上衣はセーター不要、2.下衣はタイツ、冬用パンツ不要、3.靴下不要(座り仕事の際などには使用)、4.個人用電気ストーブ不要、5.羽毛ジャケット不要、6.毛糸の帽子不要などずいぶん冬の生活が楽になった。周囲が寒い寒いと言って居るときも寒さをさほど感じないのである。課題は手指の寒冷対策である。足は歩いていれば温かくなるが、手指はいかんともしがたい。「サバイバルボディー」の中でもこの件には難渋していたようだが、いまいち効果的なトレーニング方法が見つからない。最も今年の冬は余り寒くなかったので来冬が楽しみである。
さて、暑さに対するトレーニングはというと、真っ昼間のウオーキングである。これは一般的にはかなり注意を要する。真夏のトライアスロンは得意だったのだが、歳を重ねると同じようにはいかない。まず日常的に水分を摂ること。カフェインを含まない麦茶やナチュラルウオーター(わたしはエビアン)をつねに用意し、出かけるときは持ち歩く。少量の水を何回も摂ることが大事。歩くときはホルダー付のウェストポーチで水を携帯する。日除けは行者用の桧笠が最適、風に弱いのが難点。UVのスプレーやクリームもあるがわたしは使っていない。その代わりに手の甲まであるアームカバーを使っており、直接日のあたる部分は無い。要は如何に汗をかくかということで、汗の質も問題になる。
真夏のウオーキングスタイル
手甲は農作業用、自転車用、ランニング用など様々だが、ご婦人がドライブや自転車の際使用される腕と手の甲がすっぽり収まるタイプが一番。水と塩タブレット、首を冷やす素材は必携。