中国吉林省の档案館(資料館)は、旧日本軍が残した資料から、中国の慰安婦に関する新たな記録が見つかったと明らかにした。国営新華社通信が9日伝えた。尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる対立や歴史問題で、中国は対日批判を強めており、これまで外交カードとしてこなかった慰安婦問題も今後、圧力の材料として取り上げていく可能性がある。
档案館によると、資料は、旧日本軍が東北地方を統治していた1931~45年の10万点以上。敗戦後、軍は焼却処分できなかった資料を埋めたとみられ、50年に建設工事の際に発見されたという。
档案館は昨年調査チームを立ち上げたとしており、尖閣をめぐる対立などで日中関係が悪化したのを受けた動きとみられる。
慰安婦に関して(1)旧日本軍による慰安婦徴用費用に関する銀行記録(2)江蘇省南京市周辺に設置された慰安所の状況-などの資料が見つかったとした。档案館は「多い時で1人の慰安婦が10日間に267人の兵士の相手をした」「朝鮮人慰安婦が36人いた」などと具体的な記述があったと指摘した。(共同)
档案館によると、資料は、旧日本軍が東北地方を統治していた1931~45年の10万点以上。敗戦後、軍は焼却処分できなかった資料を埋めたとみられ、50年に建設工事の際に発見されたという。
档案館は昨年調査チームを立ち上げたとしており、尖閣をめぐる対立などで日中関係が悪化したのを受けた動きとみられる。
慰安婦に関して(1)旧日本軍による慰安婦徴用費用に関する銀行記録(2)江蘇省南京市周辺に設置された慰安所の状況-などの資料が見つかったとした。档案館は「多い時で1人の慰安婦が10日間に267人の兵士の相手をした」「朝鮮人慰安婦が36人いた」などと具体的な記述があったと指摘した。(共同)