お役立ち情報ブログ

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できるリーダーは「肩書き」でなく「人望」で部下を動かす

2015年10月04日 15時50分14秒 | お役立ち情報
「社長」という肩書は「役割」

「社長」や「取締役」という肩書きは、「役割」です。人間として偉いから、社長や役員をしているわけではありません。会社には色々な役割の人がいて、ある人が「社長」や「取締役」という役割を担っているということなのです。

 他の人より高い給料をもらえているのは、その責任の重さ故です。それだけです。それを忘れて、「社長」という肩書きを使って人を動かそうとすると、かえって人はついてこなくなります。

 しかし一方で、人は肩書きで案外簡単に動くところもあります。私は講演会で1時間くらい話をし、お客さまが疲れてきた頃に、「ちょっと皆さん、右手を挙げてくれませんか」とお願いすることがあります。すると、数百人のお客さまがいらしても、大体は手を挙げてくれるものです。そこで、一番前にいる人にこう尋ねます。「なぜ、右手を挙げたのですか?」。

 すると、ほとんどの場合、お客さまはきょとんとされるのです。本人にしてみれば「あなたが手を挙げろと言ったからじゃないか」と思うでしょうし、当然そのようにそうおっしゃいます。

 意地悪な質問をして申し訳なかったとは思いますが、それでは、もし私がその講演会場の近くの駅の改札を出た所で同じように「皆さん、右手を挙げてくれませんか」と大声で怒鳴っていたら、一体どうなるでしょうか? 誰も手など挙げてくれないはずです。ところが、講演会の会場であれば、誰もが私の言う通りに手を挙げてくれます。

 なぜ、この違いが起こるのでしょうか?

 私が「手を挙げてください」と言ったから挙げた、というのは、正しいけれど、ある意味では間違っています。私がそう言うからその通りにするというなら、駅の改札を出てくる人たちも手を挙げてくれるはずなのです。でも、実際はそうではない。

 つまり、講演会に来てくださる方たちが、私の言葉通りに右手を挙げてくれるのは、私がその場の講師だからです。「講師」という肩書きがあるからに他なりません。しかし、駅の改札の前では、私はただのおじさんです。「右手を挙げてください」と叫んでいたら、明らかに変なおじさんなのです。そして、変なおじさんの言うことなど誰も聞きません。

肩書きで人を動かしていると部下は動いているふりをする

 つまり、そういう意味では、「肩書き」は人を動かすのです。これを、心理学の言葉で「権威」と言います。権威は人を動かします。肩書きで人は動くのです。

 ただし、講演会でこの話をした後、「では皆さん、今度は左手を挙げてくれませんか」と言うと、どうなると思いますか。

 そう、誰も挙げません。聴衆の心の中は「もう騙されてなるものか」という思いで一杯です。肩書きで人を動かしていると、最後にはそうなります。

 社長の場合は、従業員の全てに給与を出し、昇進昇格も最終的に決めている立場ですし、異動などの人事権も持っていますから、言えば周りは動くでしょう。

 しかし、肩書きによっていつも人を動かしていると、部下は動いているフリをするだけになっていきます。心から動いてくれないのです。表面的に動いているふりをするだけですから、当然十分なパフォーマンスは出ません。

 それでは、人に本気になって動いてもらうにはどうすればいいでしょうか。「人望・人徳」を身につけ、ビジョンや理念をベースにした正しい「考え方」を伝え続ける以外にはありません。他に方法はないのです。

 どんな話や命令をするにしても、相手に対する「尊敬」がなければ、本気になって話を聞いてもらえません。人は幸せについてくるのですが、この人についていったら幸せにしてもらえると思うから、人はついてくるのです。それは、会社でもそれ以外でも同じです。

 リーダーには、「人望・人徳」が必ず必要です。それはどうすれば身につけることができるのでしょうか。

「人望・人徳」は少しずつ身につける

 講演の後の質疑応答などでも、よくそう聞かれるのですが、私はそういう時、決まってこう答えます。「私は知りません。知っていたら、もっと立派な人になっています」。

 心からそう思ってはいますが、それでは皆さん納得されませんから、人望や人徳を身につけるために大事だと思うことを一つあげるなら、そう「思う」ということでしょう。人望や人徳を身につけたい、身につけようといつも思っていたら、それが実現する方向へ、0.1歩ずつでも進んでいくのではないかと私は思っています。

 人間は、余程のことがない限り、行こうと思う方向にしか行きません。「散歩のついでに富士山に登った人はいない」のです。駅の方向へ行こうと思うから駅へ行くのであって、どこに行こうとも思っていないままフラフラしていれば、どこへ行ってしまうか分からないのです。

 それと同じで、人望・人徳を身につけたいと思っていれば、少しずつかもしれませんが、その方向へ行ける可能性があります。

 そして、『論語』や『老子』、あるいは仏教書など、昔から長く多くの人に読み継がれてきた本、あるいは松下幸之助さんや稲盛和夫さんのように、正しい考え方で多くの人を動かしてきた方たちの本を、繰り返し、繰り返し腑に落ちるまで読んでみて、自分自身で信念まで高め、それを実践して人望や人徳を築いていくしかないでしょう。
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低調な米雇用統計、FRBの手を縛る可能性

2015年10月04日 08時52分04秒 | FX
 2日発表された9月の米雇用統計は低調な数字だったが、労働市場の健全性をめぐって連邦準備制度理事会(FRB)がパニックに「陥ることはなさそうだ。だが、今月27、28日に開かれる次回連邦公開市場委員会(FOMC)利上げされる可能性は低くなった。

 9月の雇用増加幅は事前予想に届かなかった上、7、8月の増加幅も下方修正された。これはドル高と海外経済の弱さが米国経済にもたらす逆風が強まりつつあることを物語っている。米経済の軟調な分野の一部は世界の貿易や価格競争による影響を受けている。鉱業セクターでは雇用が7月から3カ月連続で減少した。製造業セクターでも8、9月が減少となった。

 FRB当局者は労働市場の堅調さを理由に、年内の利上げを視野に入れてきた。これまでの雇用増により、完全雇用に近づいているとの見方が高まっただけでなく、経済のスラック(緩み)が消えつつあり、今後のインフレ圧力につながる可能性を示唆していたからだ。

 FRBは9月のFOMC会合で利上げを見送った。海外経済からの逆風が米経済にどう影響するかを見極めるためだった。そして今回の雇用統計は、この逆風が経済成長を阻害するとの懸念を強める結果となり、FRBの手を縛ることになりそうだ。

 先物市場に織り込まれている10月FOMCでの利上げ確率は、わずか2%しかない。12月の利上げ確率も今週初めに40%を超えていたのが29%に低下した。

 とはいえ、米経済は一時的に雇用の伸びが鈍化しても、その後景気が拡大軌道に戻ったことがある。たとえば2013年12月から14年2月の間は1カ月あたりの雇用増加数は平均15万4000人と、その前3カ月間の平均16万7000人を下回った。また、13年5月から7月までは平均17万人、12年4月から6月の平均は7万8000人だった。

 雇用は再び増加軌道に戻る可能性がある。それに加えFRB幹部らも、去年から今年初めまで続いた高い雇用の伸びがいずれ鈍化すると予想していた。また、今は労働力の伸びが鈍いため、失業率を低く保つためにそれほど多くの新規雇用機会を作る必要はない。実際、9月の雇用は伸びが鈍ったものの、失業率は5.1%と横ばいで、正規雇用を望んでいるパートタイム労働者と職探しを断念した人を含む広義の失業率も10%に低下した。U6と呼ばれるこの失業率のこの20年間の平均は10.7%で、現在はそれを下回っている。

 このためFRB当局者は、米経済の見通しに根本的な変化が生じていることを示す証しが現れない限り、年内の利上げシナリオを破棄することには消極的であろう。
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世界の大学ランキングに「衝撃」受けた韓国=ネットユーザー「ノーベル賞受賞者も出てないから仕方ない」

2015年10月04日 07時50分15秒 | 海外情報
2015年10月1日、韓国メディア・韓国経済は、韓国の大学世界ランキングが大きく低下したことを伝えた。


英国の高等教育専門誌Times Higher Education(THE)が発表した今年の世界大学ランキングで、100位内に入った韓国の大学はソウル大学のみという衝撃的な結果が明らかとなった。そのほかの韓国の大学は、ポステック(浦項工科大学)が116位、KAIST(韓国科学技術院)が148位、成均館大学が153位などだった。THE世界大学ランキングの編集者フィル・バティ(Phil Baty)氏は、「東アジア地域の大学は、世界水準に達することに重点を置いて頑張ってきたが、今回は韓国と日本の大学が不振だった」と評価。「今、アジアの代表的な国の大学が上位を占めることが容易ではないことを示している。世界中の大学が成長し続けているからだ」と分析した。

アジアでは、シンガポール国立大学(26位)が最上位だった。以下、北京大学(42位)、東京大学(43位)、香港大学(44位)、清華大学(47位)、南陽技術大学(55位)、香港科技大学(59位)、京都大(88位)などが100位に入った。全体の1位はカリフォルニア工科大学だった。続いてオックスフォード大学、スタンフォード大学、ケンブリッジ大、MIT(マサチューセッツ工科大学)、ハーバード大学などだった。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「韓国はまだ後進国だと知らなかったのか?」
「私たちは、学問を究めるために大学に行くのではなく、就職のために大学に行くのだ。ランキングは重要ではない」
「何だって?ソウル大は実力的にはハーバードに匹敵すると言っていたではないか」

「授業料のランキングも出してくれ。100位にも入れない韓国の大学が、10位以内にランクインすると思う」
「韓国には大学が多すぎる。20~50校程度を残して、整理せねばならない」
「韓国の大学は学術より、お金集めに必死だから仕方ない」

「科学技術系のノーベル賞受賞者が一人も出ていない国だから仕方ない」
「ノーベル賞の一つも出てない(平和賞1件あり)韓国だから、あまり多くを望むべきではない」
「そもそも学問を行うところに順位を付けること自体間違っている」(翻訳・編集/三田)
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