意外とハセガワいいんじゃないの。見直した。
というか、仮組をしないでもスイスイ組めるタミヤが別格で、確認しながら丁寧に組めば90年代以降のハセガワならそんなに問題ないみたい。
ようは自分が下手くそなのを、メーカーのせいにしてただけ、と気づいた。
小学生の頃、LSの96陸攻シリーズをよく見た。今もたまに見る。
その頃、同級生の誰かが作ったキットは、他の人は買わないことにしよう、と協定を結んでいた。
96陸攻は畳屋の次男が作っちゃったから、ボクのLSはヤスクニというカッコ悪い名前の、魚雷を吊った爆撃機にしたんだっけ。
ヤスクニは、ドイツ機の下面色RML65みたいな水色に成形されてたのを、はっきり覚えてる。
だから全体を塗装せざるを得なかった。
96陸攻の思い出はそんなもの。
イギリスの戦艦2隻を撃沈した映画のDVDを買ったが、モチベーションアップに観てみるか。
調子に乗っている時に、長年置きっぱなしになってる在庫に手を付けるのが良いみたい。
仮組してみた。
合うじゃん。
翼の勘合も、すき間が明かないように工夫されてるし。
キャノピーも難しそうな合わせなのに、うちの個体はピッタリ。
ウインドシールドと機首の接着部にすき間ができてるのを、ネットで見たけど、大丈夫そう。
繊細できれいな成形。
きれいな機体を、今回は盛大に塗装剥離を試して、ひとりハゲチョロ祭りにする予定。
飛行機は余計なことをしなければスイスイ完成することを、この年になって今頃実感したので。
2色迷彩の茶色が、イラストによっては黄土色っぽかったり、赤っぽかったりするので、その加減がポイントかしら。
こいつは1/72だし、あんまり手を入れる箇所はなさそうね。