模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

地形の楽しみ

2016年05月05日 | 本・雑誌

小学校の社会科準備室で、畳1枚ほどもある大きな立体地図を見て、
ひどく感動し面白いと思った。
その経験が、その後ずっと現在まで続く、地面の凸凹好きに
繋がっているんだと思う。
大学でも地理学を専攻した原点は、あの立体地図だと思っている。

最近、タモリのTV番組の影響で、地形に興味を持つ人が増えてるみたい。
ゴールデンタイムのTV番組で、河岸段丘とか扇状地などと言う単語が
ポンポン出てくるのは今までなかったことだよね。

新聞の雑誌広告で見て、すぐ本屋に走り買ってきたのが、
この「東京人」という雑誌。地形の特集だったので。

左の本は、図書館で借りた。
地形と鉄道と言う、大好物の一緒盛りなので楽しみ。

東京人の方は都内だけでなく、このように関東一円の地形が対象。

これは埼玉南部の地形。
昔、住んでいたあたりは、大宮台地の南のはずれだったんだと知った。
実際に住んでいるときは、愛着がなかったから、調べてもなかった。
カブトムシを捕ったどんぐり山や、南小の前の中山道の坂、
神明台という台地地名、文化センター横の坂・・・ちょっと思い出しても
段差や崖がそこらじゅうにあった。
住んでたところは海の底で、崖が海岸ってことかな。

文蔵と根岸の境あたり、ゴルフ練習場とコープの脇を南北に小川が流れていた。
その源を実際には確認していないが、台地の端から湧いた清水、
と考えるのが自然だろう。
周辺は沼やどぶ川ばかりなのに、その小川だけ澄んで流れ、
子供心にも唐突な感じというか、何故ここにという違和感があるほどだった。

浦和の中心部、中山道沿いの旭堂に
模型を見に行ったり、
須原屋に立ち読みに行くのが、
小学生の頃のヒマつぶしの定番だった。
南浦和から台地上の浦和に向かうと、どこかで必ず坂を上ることになる。
自転車だったから印象に強く残っている。
それをこの図で再確認できたのが、妙に楽しい。

鉄道路線の方もこんな感じの中身。

上野公園から鶯谷、王子の飛鳥山を経て赤羽まで続く段差が、
この図の橙色と黄色の境界で、西側が山の手、
東が下町というのは有名な話。
そこに鉄道路線が描いてあるなんて、見てるだけで本当に楽しい。

最近は土地を買うときも、古くからの台地かどうか、安定した地盤かどうか、
を気にする人が増えてるんだって。

自分的には、地形の知識を活かすとか勉強するとか、
そんなのは別にどうでもよくて、こういう素敵な図を眺めたり、
地形のエピソードをポケーっと読んでるだけで幸せ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 別のダガ | トップ | GW後半だあ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本・雑誌」カテゴリの最新記事