松本零士さんがお亡くなりになりました。
マスコミは宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999を氏の代表作として挙げていました。
私の記憶にある初めての松本作品は、小学校の頃に近所のラーメン屋で読んだ「鉄の竜騎兵」という戦場まんがでした。
ヤマトのTV放映が始まる直前だった気がします。
コンバットくらいしか知らないウブなガキには、かなりの衝撃的な内容でした。
光人社NF文庫で50冊以上の戦記を読みましたが、そのキッカケはこんなところにあるのかもしれません。
自分の一部は戦場まんがでできているのではないか、とさえ思います。
朝日新聞の追悼記事では「戦場まんがシリーズ」について一切触れていませんでした。戦争礼賛マンガなど無かったことにしたいのか。
ヤマトはともかく、私は999は何が面白いのか理解できないバカなので、戦場まんがが取り上げられないのが残念です。
氏が新作を発表されなくなってからは、著作権の裁判やらで「パクった」とか「ひと言謝ってくれれば・・」みたいなスッキリしない話題でしかお名前を拝見せず、あまり良い印象がありません。
この本は2018年の夏に買った、戦場まんがシリーズのインデックスを兼ねたまとめ本です。
これによると「鉄の竜騎兵」は1974年にサンデーに掲載されたということです。
コミックスは近所の同級生正樹ちゃんに借りて大学までには全部読んだ気がします。
自分が持っているオリジナル版コミックスは1冊のみ。
他にはザ・コクピットが3冊で、それほど多くは持っていません。
グリーンスナイパーの狙撃手用の試製自動小銃や、衝撃降下90度の試作機キ99などのメカも魅力的でした。
それと私が日本機のプラモデルをこれだけ作っているのに、一式陸攻を一度も作ったことがないことや、流星改は美しい飛行機だと刷り込まれていることも、戦場まんがの影響だと思っています。
人生の初期に大事な思い出を与えてくださったことに感謝しています。
心よりご冥福を祈りします。
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