はるか20年前、大学の一般教養科目で「文学」をとったので、毎週1冊課題の本を読むことになった。はじめた当時は結構つらいものがあったが、雑誌以外の書物を娯楽として楽しむ習慣が身について今思えばいい選択だった。まあ今までの書籍代を全部貯金してたら・・・とか考えないとしてだが。今回出張のお供用で買ったのは戦記ではないこれ。
その授業の課題の本というのは野間宏以降の芥川賞作家を毎週片っ端から読んで教授の書評を聞くというもので、授業の内容は覚えていないが開高健の日は面白く、課題の本から他の著作へと読み進めた。
で本棚はこんな感じに開高健コーナーができた。今回買った本は開高の釣り紀行文のみに焦点を当て、当時の登場人物に取材したりして裏話をまとめたもの。伏字やフィクションになっている部分の種明かしもある。著者も釣りをするそうなのでそういう視点で書かれてるらしい。さてどんなでしょうか。
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