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秋風

2007-09-11 | 心の体験的日記
書斎の窓を開けてこれを打っている。
風が完全に秋の風。
やっという感じ。
さて、読書の秋、
授業の秋でもある

どこにもいかない夏であっただけに
休養十分という感じ

領域固有性、状況 行動型ロボット

2007-09-11 | 心理学辞典
領域固有性、状況、行動型ロボット(用語解説)

 領域固有性、状況 行動型ロボット

 見出しの3つの用語は、認知科学、認知心理学の成熟期1980年代のキーワードである。

 1970年代情報処理パラダイム全盛の中でも、人間の認知には、計算合理性ではとらえることのできない世界があることを示す研究が心理学者の側から散発的にではあるが、提出されるようになってきた。

 その一つは、思考の領域固有性である。論理的にはまったく同じ課題であっても、問題の表現を慣れ親しんだ日常的な場面に移すと正解できるようになる現象である。もっぱら、ウエイソンとジョンソンーレアード(Wason & Johnson-Laird 、1972)の4枚カード問題をめぐって一連の研究がおこなわれた。

 領域固有性は、その後、認知エキスパート研究においても広く検証されることになり、領域普遍な計算合理性を基本テーゼとしておこなわれてきた初期認知科学への強烈な一撃となった。





 1980年代になると、カーネマンとツバルスキー(Kahneman & Tversky1982)による社会的判断における固有のバイアス(ヒューリスティックス)の研究成果が公表されるようになると、この流れは勢いを増し、認知心理学の新たなパラダイムとして、状況的認知論を形成するまでになった。レイブとウエンガー( Lave &Wenger,1991)の認知エキスパートに関する仕事は、その集大成とも言えるものである。

 状況的認知論では、人間の認知を頭の外とのやりとりで捉え直す動きを作り出し、それは、必然的に、実験室的な認知から日常的な認知へと関心を向けさせることにもなった(たとえば、Neiser、 1982 )。

 人工知能も、こうした動きと呼応するかのごとく、ブルックス(B rooks、1986)が サブサンプション(包摂; subsumption)・アーキテクチャーと呼ばれる設計思想に基づいた行動型AIを開発した。センサーで駆動される複数のエージェント間の実行の優先順位に従って環境中を適応的に動き回る昆虫のようなロボットが開発されたのである。

 一方、1980年代中頃、もう一つの注目すべき動きが出てきた。それは、ラメルハートとマクレランド(Rumelhart and McClelland、1986)にはじまる並列分散処理(Parallel Distributed Proccessing)モデルである。さまざまな認知機能を脳の神経結合モデルとしてコンピュータ上で実現する、まったく新たな試みが爆発的に研究がおこなわれた


無料

2007-09-11 | 心の体験的日記

ただほど怖いものはない
との刷り込みは、今でも生きている。
しかし、インターネットでは、ほとんどがただでいろいろの
楽しみが味わえる。
これに慣れてしまうと、無料だからとーー実は有料なのにーー
無警戒にクリックしてしまうことも起こる。
かくして、ほとんど見ないメルマガがメールを占領するようになる。

なんらかのポリシーが必要のようだ。

●コンピュータが生まれて半世紀

2007-09-11 | わかりやすい表現

「くたばれ、マニュアル」しんようしゃより
●コンピュータが生まれて半世紀---コンピュータを友にして  
アメリカで初のコンピュータABCマシーンが登場したのが1937年である。  筆者がはじめて、コンピュータをいじったのは、卒業論文を書いた1964年、今でも川崎にある、日本電気・中央研究所においてであった。その頃は、アセンブラーで、四苦八苦してプログラムを書いた。  
大学院に入ってすぐ、開所間もない東大の計算センターで、フォートラン言語によるプログラム講習を受けて、こちらも開所したばかりの東京教育大学の計算室で、因子分析など心理学で使われるデータ解析のプログラムを紙テープに打ち込んでは計算機にかけていた。  

当時は、計算機を使うには予約制であった。エラーメッセージが出てくるとバグとり対応が時間内にできないときは、1週間後にもう一度となる。  

紙テープがIBMカードに、さらに、TSS方式の導入で画面を見ながらの作業への移行、そして統計パッケージの出現で、心理データ解析にはもはやプログラミング不要にびっくり仰天、----という次第で、半世紀のコンピュータの進歩を肌で実感しながら、40年間の研究生活をしてきた。  

ところで、このパラグラフに出てくる、アセンブラー、フォートラン、IBMカード、TSS方式といった言葉は今ではほとんど死語である。それほどコンピュータの技術進歩---ここでは、ソフト面の技術の進歩---は激しい。ここにも、マニュアルをわかりにくくさせる背景がある。  技術はドックイヤー(犬の一生の時間速度)で進歩、人はそれに追いついていけない、という構図が、これほど劇的な形で現れたことは、人類史上初めてであろう。

勢いのない政治

2007-09-11 | 心の体験的日記
所信表明演説にしても、
あれこれとりざたされる政治資金記載ミス?にしても
小泉政治と比較すると、勢いを感じない。
テロとくそ法の延長も、身を賭してというなら、
もっと迫力があってよさそうなものだが、
たんたんと表明する。
どうせそこまで決意したなら、
もっと迫力を出してほしい。

ここまで落ちるとかえって応援したくなっちゃいそー。