海保著「集中力を高めるトレーニング」あさ出版より
2 失敗しそうなところでは、そのことをわからせる
幼児のいる家庭では危険一杯である。保護者の注意にも限度がある。そこで、家中、至る所に、冊を設けたり、鍵をつけたりして、子供が危険に近づかないように配慮しているはずである。
これは、ロックアウト(閉め出し)による安全対策である。状況を理解する力のない幼児では、こうするしかない。
危険度の高いところでは、ロックアウトの他に、次のような仕掛けをあらかじめ環境の中に作り込んでおく。 うっかりミスは、自分では意識しないでやってしまうところに一つの特徴がある。そこで、ミスにつながりやすい行為は、そのことを意識せざるをえないようにする。あるいは、その行為をしてしまっても、ただちに事故にはつながらないようにする。これは、フールプルーフと呼ばれる。たとえば、
・「解除ボタン」を押さないと、お湯が出ない
・スイッチを2つオンにしないと、火がつかない
さらに、インターロックという仕掛けもある。決まった順序通りやらないで起るミスや事故を防ぐための仕掛けである。車では、エンジンキーと同じカギでドアーを開け閉めするようになっているのは、この例である。、
それほど危険度が高くない時には、目立つ表示によって、危険であること、注意してほしいことを知らせる方策がとられる。たとえば、
・ 階段であることを色テープを張り付けて注意を喚起する
・「近づくな」「止まれ」などの表示をする
この場合、大事なことは、周囲との対比(コントラスト)のある表示にすることである。周囲が暗ければ明るく、周囲が明るければ暗くする。この対比が否が応でも注意を引き付ける。
2 失敗しそうなところでは、そのことをわからせる
幼児のいる家庭では危険一杯である。保護者の注意にも限度がある。そこで、家中、至る所に、冊を設けたり、鍵をつけたりして、子供が危険に近づかないように配慮しているはずである。
これは、ロックアウト(閉め出し)による安全対策である。状況を理解する力のない幼児では、こうするしかない。
危険度の高いところでは、ロックアウトの他に、次のような仕掛けをあらかじめ環境の中に作り込んでおく。 うっかりミスは、自分では意識しないでやってしまうところに一つの特徴がある。そこで、ミスにつながりやすい行為は、そのことを意識せざるをえないようにする。あるいは、その行為をしてしまっても、ただちに事故にはつながらないようにする。これは、フールプルーフと呼ばれる。たとえば、
・「解除ボタン」を押さないと、お湯が出ない
・スイッチを2つオンにしないと、火がつかない
さらに、インターロックという仕掛けもある。決まった順序通りやらないで起るミスや事故を防ぐための仕掛けである。車では、エンジンキーと同じカギでドアーを開け閉めするようになっているのは、この例である。、
それほど危険度が高くない時には、目立つ表示によって、危険であること、注意してほしいことを知らせる方策がとられる。たとえば、
・ 階段であることを色テープを張り付けて注意を喚起する
・「近づくな」「止まれ」などの表示をする
この場合、大事なことは、周囲との対比(コントラスト)のある表示にすることである。周囲が暗ければ明るく、周囲が明るければ暗くする。この対比が否が応でも注意を引き付ける。