心の風景 認知的体験

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朝食をとる子どもは成績が良い

2008-04-15 | 教育
朝食をとる子どもは成績が良いーーはじめに代えて

見出しは、もはや定説のごとくなった言説であるし、それなりにデータの裏付もある。本稿のねらいも、こうした類の事実を発掘し、その心理学的な論拠のようなものを書けばよいことになるのだが、個別的な言説やデータは、インターネットを検索すれば続々と見つけることができる。ちなみに、「生活習慣」と「成績」とで検索すると、ヒット数は。21万件にもなる(もっともこの中には、生活習慣病関連もかなり含まれる)。そのいくつか。
・ TV視聴時間、ゲームが長いほど、成績が悪い
・ 本を読まない子どもは、成績が悪い
・ 睡眠時間が短い子どもは、成績が悪い
・ 寝る時間が決まっていない子どもは、成績が悪い
というわけで、本稿では、こうした個別的な事実を紹介することには重きを置かないで成績を支える生活習慣と一体何なのか、それがどうすれば成績を高めことになるのか、といったことを中心に話を展開してみたい。

「寿命まで天引きされる高齢者

2008-04-15 | Weblog
佐藤幸雄さん(71)の川柳
爆笑

でもね、天引きのほうがどうせ納めるなら便利
このことを怒るのは筋違い
法律ができてから今日やるよ、まで2年くらいは経過しているはず
いくらでも周知のための方策はあったはず
本当に、厚生労働省はどうなっているのか
裁判員制度のために法務省、どれほど努力していることか

銀行にいくのはイヤ

2008-04-15 | 心の体験的日記
ATMでおろそうとしたら制限額にひっかってだめ
しかたなく、窓口へいったら
長蛇の列
ATMの使い勝手が悪くなったのだから混むのは当然
振込み手数料がこれまたびっくり仰天の高さ
もうこれからは、ネット銀行だなー

スタバに入り浸りの理香ちゃん
桜氏提供

画像ファイル

2008-04-15 | Weblog
現在使用できる画像一覧:全1979枚(使用容量61.643MB/3000MB)

まだまだ容量はあるが、いずれ一杯になる
そろそろ大昔のファイルは削除したいのだが、
一枚一枚はしんどい。
もうしばらく、このままで

それにしても、ものすごい容量
これをただで提供してもらえるのだから、
一体、
どういうビジネスモデルなのか
ありがたいことだが、不可思議な世界でもある

心理学ってどんなもの

2008-04-15 | 認知心理学
岩波ジュニア新書 アマゾンの書評より

自分が高校生でなくなってから、また我が家の子供たちが高校生でなくなってからずいぶん経つので、間違っているかもしれないが、心理学の知識がほとんどない高校生が読んでわかるとは、とても思えない。専門的な用語(刺激とか方略とか、因子分析・パス解析とか)がほとんど説明無しに出てくるという点で、非常に不親切だと思う。
また、Q&A式でかかれているのは、親しみやすくするためなのかもしれないが、心理学全体の全貌が見えてこない。役に立つのは、最後の進路ガイドのところだけと言ったら言い過ぎだろうか。
それから、このジュニア新書は縦書きでいくという方針なのかもしれないが、現在、心理学の本で縦書きのものがどのぐらいあるのだろう。数字などもたくさん出てくるし、横書きならもう少し読みやすいのではと思う。

著者より
ごめんなさい。これには、執筆時の裏事情があるのですが、
それは、もう言ってもせん無いこと
序文で、知的ななまいきな高校生を想定読者したということでご勘弁を


今日の至言 その2

2008-04-15 | わかりやすい表現
実験経済学でも、人々の行動のほとんどは積極的な選択の結果ではなく、習慣によって自動的に決まることが確かめられている。人々がそれを変えて意識的に選択するのは、今までの習慣ではうまく行かない新しい事態が生じたときだけだ。

だから人々に多くの選択肢を与えて「最適のものを選んでください」ということは、かえって彼らを混乱させる。
池田信夫ブログより

仁平氏の高安全事態への日常的認知モードの侵入仮説と同根の考え

高齢者の車の運転

2008-04-15 | 安全、安心、
朝日新聞のコラムでの高齢者の安全運転シリーズが終わった
常識的なアドバイスばかりであまり参考にならなかった
しかし、自分にとって大事な問題であることは間違いない
一番の問題は、いつやめるか、の決断である
事故をおこしてからでは遅い
かとって、通勤1時間が、電車だとほぼ倍になるつらさ
外に出かけられないつまらなさ
などを考えると決断は鈍る
できるだけ車にのらないということもありうるが、
かえって運転技能が落ちるので危ないのではないかと思う
さてさて、生きるのをいつやめるかと同じくらい難しい判断を強いられる(うそ)

理香ちゃん、どうしたらいいですか?
写真、桜氏提供

質的研究

2008-04-15 | Weblog
質的研究法をめぐって
海保博之(東京成徳大学応用心理学部)


1) 質と量
カテゴリーデータの多変量解析として林の数量化理論が知られている。そこでは、たとえば、男女、地域など、カテゴリーデータを素データとして分析が行われるが、分析の結果として、各カテゴリーに適当な数値が割り当てられることになる。質が量に変換されてしまうのである。
このように、「質的」というときには、「量的」と相対するかのごとく考えがちだが、実はそれほどのものではないことをまず指摘しておきたい。

2) 「科学的」な質的研究の嚆矢
「科学的」心理学の歴史のなかでは、質的研究が一定の正当性をもって採用されたのは、認知科学研究の技法として、サイモンらが思考発話法(プロトコル分析)を使って見せたときからではないかと思う。
 実時間の言語報告なので多彩なノイズを含んだデータとなる。それが、科学的なデータとなりうるためには、ノイズ除去のための強固な道具が必要になる。
その一つが、作業内容の論理的分
析である。もう一つが、人の問題解決のモデルである。サイモンらは、この2つの鏡を巧みにつかうことで、プロトコル分析の地位を「科学的」水準にまで押し上げた。

3) 昨今流行の質的分析研究について
 日本質的分析心理学会が2004年に設立された。それまでのうっぷんを晴らすかのように続々と論文が機関紙に発表されている。そこからうかがえる特徴は4つあると思う。
① 日常性 取り上げる事例が特異
的な「臨床」事例だけではなく、ごく日常的な事例が分析の対象になっている。
② 分析の枠組の多彩さ 日常の多
彩さに切り込むための枠組の必然的に多彩にならざるをえない。
③ かかわり研究 研究者みずから
が研究現場に積極的にかかわりながら現場を変えていく。
④コンセプト・ワークの重視 データに含まれるノイズ除去、あるいは、ノイズの背景を見通すためにはコンセプトによるトップダウン的思考が求められる。

4) 質的研究の限界
① 領域固有な理論をいかに普遍化していくか
② データ収集の主観性をいかに克服していくか
③ 再現性の保証をどうするか


 








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