思い込みエラー

思い込みエラー--誤った目標を忠実に実行するエラー

　「急いで」といった時間プレッシャー、あるいは、状況の急激な変化による情報爆発は、人の頭を混乱させます。
　こんなとき、我々は何が何やらわけがわからない（認知不安の）状態になります。あたかも「情報の森に迷い込んでしまった」ような状態になります。こんなとき、人はどんな事をするでしょうか？
　　
　冷静に情報を分析して論理的に推論してといった対処はあまり期待できません。そんな悠長なことをしていると、事態のほうがどんどん進んでしまうからです。

　そこでどうするか。一つの方略として---いつもではないが---、
状況の中にある目立った手がかりだけに基づいて、自分なりのとりあえずの解釈をするためのモデル---メンタルモデルと呼びますが---を作って対処してしまうという方略があります。

　「ＰＰ　」は何に見えるでしょうか？
　あるいは、ここでクイズ。「タクシーを足で止める人はまずいない」は正しいでしょうか？誤っているでしょうか？
「いない」と答えたら、それは、思い込みエラーです。

　もちろん、いつもエラーになるとは限りません。「やったー、思い通りだった」（納得的情報処理）ということもあります。だからこそ、人は、しばしば、こうしたリスクのある「メンタルモデルに駆動された判断・行動」を採用するのです。

　人は、何がなにやらわけがわからない（認知不安な）状態を嫌うようです。わからないときは、ともかく自分なりにわかってしまって、安心しようとする心性があるようです。

こうした思い込みエラーの困った点は、
○視野狭窄が起こる（そのとき目立つ手がかりへの固着が起こる）
　　例　不具合時のオペレーターの視野狭窄
○エラーであることに、なかなか自分では気がつかない
○メンタルモデル（そのときその場の状況を解釈する枠組）にそぐわないことが起こってもそれは、例外、特別と考えて、メンタルモデルを維持する（確証へのバイアス）

では、思い込みエラーを防ぐにはどうしたらよいのでしょうか？
１）わけがわからない状況にしないことです
そのためには、まず状況をわかりやすくすることです。
・仕事の目標や全体像をあらかじめ示す
・仕事に関連する知識を豊富に、かつ高度化しておく
２）時には、判断中止（エポケ）も大事であることを知ってもらう
　　例　１０分間ルール（１０分間は何もしなくてもよい）
３）自分の思いを人に話せるようにする/話すようにする
そのためには、まず、コミュニケーション環境を良好にしておく
　・言いたいことが言える。しかし、責任を持つ人がいる
思いを話すことで、
・人と情報を共有する
・思いを外に出す（外化）ことで自己の思いに気がつく
４）その場から離れさせる
・冷静な目を回復させる
５）知識量や考え方の異質なメンバーを入れて、fｒesh eyeによるチェックを作り込む

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失敗学

失敗学は、畑村洋太郎の著書「失敗学のすすめ」（２０００）で提唱されたもので、２００２年は、「失敗学会」も設立され、学問としての制度化が確立されつつある。そのねらいは、事故・失敗の原因分析と、そこから導かれる防止策の提言にある。この考え自体は、人間工学においても古くからあったのだが、「学」と銘打つことで、かつての事例分析的な事故・失敗分析から一歩踏み出して、より体系的な知識の構築を志向することになる。

人のタイプと失敗

「失敗をまーいいかとする心の訓練」（小学館文庫）より

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●人のタイプと失敗

　これとはまったく別に、人のタイプと失敗傾向との関係について最近ぼんやりと考えていることがあるので一言。

　その一つは、狩猟型と農耕型というタイプである。

　今時、日本では、狩猟も農耕も趣味の世界になりつつあるが、失敗傾向に関する、人のタイプ分けとしてはおもしろいのではないかと思っている。

　狩猟型とは、獲物を求めてアクティブに走り回るタイプである。したがって、失敗も多い。へたをすると、猛獣に襲われるリスクがある。

　性格的には、せっかち、先読み、活動的、不安が高い、達成目標が高いといった特徴がある。

　ジャイアンツ・長嶋監督、国会議員・田中真紀子氏のようなタイプである。筆者もこのタイプである。

　これに対して、農耕型とは、じっくりと定着して作物の成長を待ち、穏やかに生活するタイプである。したがって、失敗は少ない。慎重に状況の変化を見極めるので、リスクも少ない。

　性格的には、じっくり、受身的、安定、長期目標の設定と達成など。

　ベイスターズ・森監督、国会議員・野中広務氏のようなタイプである。

　あなたは、どちらのタイプであろうか。本書では、全体の基調として、狩猟型のすすめとなっているのは、おわかりと思う。ただし、性格は変えられない。変えようとすれば無理が出る。変えてほしいのは、考え方、信念のほうである。誤解のないように。


　もう一つは、理工系・技術者タイプと文系・哲学者タイプである。

　筑波大学のように総合大学だと、いろいろのタイプの先生方と議論したり仕事をしたりすることがある。そのときの先生方の大まかなタイプ分けとしてこの２分法が役立つ。失敗との関係で、それぞれのタイプの特徴を述べると次のようになる。　

　理工系タイプは、ある制約の中で目標に到達することに長けている。制約と目標を与えられた中で議論や仕事をすることを好む。これは、しばしば、「その制約の中で最適（局所的最適解）」で満足することになり、制約そのものの妥当性をあまり問題にしない。失敗が起こったとき、それは想定した制約内なら責任を負うが、制約外なら責任を負わない傾向がある。

　これに対して、文系は、制約そのものの妥当性にこだわる。入口のところでぐずぐずしている。中に入っても、まだその入口が妥当かどうかを疑う。仕事が進行しても絶えず批判的に吟味する。したがって、自分では失敗しないが、組織などで仕事をしているときに失敗すると、「だからいっただろう」式の論法で、自分では責任を負わない傾向がある。

　

　いずれにしても、組織やチームとして仕事をするときは、こうしたタイプを適当な割合で混在させることが失敗を防ぐのに有効である。

　たとえば、短期的な目標達成なら、狩猟型８に農耕型２、あるいは、理工系８に文系２くらいか。これが長期的な目標達成なら、７-３か６-２くらいが妥当なところであろうか。

介護保険料の納付

後期高齢者にはまだ１０年ある
ので、今回の騒動には無関係
でも、６５歳を越えると介護保険料の納付を
自分でしなければならない
こちらは、これまでの給料天引きが自己納付になる
このあたり、おかしいねー
７５歳を越えると、今度はまた、年金からの天引きになるのかなー

それにしても、年間５万円を越える介護保険料の天引きに加えて
医療保険料も、となると、確かに、大変な額になる
ニュースに出てくる年金額ーーたいたい、国民年金だと思うーー
のあまりの少なさに、びっくり
しかも、年金だけで生活しているので、なんてコメントもつく
これが日本のお年よりの平均的な実態なのか
死ぬときに何千万の遺産を残すのが、平均的とも言う
さて、どっちをイメージするかで、政治も変わる

今日の至言

まずクリップ100個を用意してください。家を出て会社に行って、
帰宅するまでの間、左ポケットにクリップを入れます。そして、自
分で自分のことを卑下してしまったり、自分を落ち込ませるような
思考をしてしまった時に、クリップを右に移していくのです

『「１日３０秒」でできる新しい自分の作り方』田中ウルヴェ京・著
土井ブックマラソン、ブログより

写真　落ち込んじゃった
寝ちゃうもありです
理香ちゃんより
桜氏提供

今日のスタバ

うれしいことに今日も恋人が応対
やや上がり気味だが、
何にー＞キャラメルマキアート
サイズはー＞ちいーーー、いや、ショート
アイスですかー＞あったかいの(しまった！。ホットというべきだった）
店内でー＞ここで、マグで

これなら、９５点だろう。いつか、グランデください、といってヤルゾ

究極の願いは、恋人から、あーいつものオーダーですね
の一言で注文終わり、である
永遠にこんなことにならならいだろうなー
いっすいのそばやならともかく。

連続ランク入りならず

2008.04.16(水) 727 PV 312 IP - 位 / 999155ブログ
2008.04.15(火) 1107 PV 319 IP 974 位 / 998532ブログ
2008.04.14(月) 910 PV 284 IP

３００は越えたが、わずかに７少ないためか
ランク付かず
それにしても、最後の数字、つまり開設数が、
もうすぐ、１００万になる
これって、一貫して増え続けている
その中でのランク入り
大変ではある
愛読感謝