2部 頭を元気にするキーワード
ふつふつと思いが湧いてくる
楽しい思い出 あかるい未来 空想の世界に遊ぶ
時間を忘れる どんどんうまくなる
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
あ
あるがまま 8-4
い
いいかげん 8-8
お
オープンマインド
オープンマインド「頭を元気に
「心を開けば未来が開ける」
●心を開く
ポジティブマインドの特徴の一つとして、「開かれた心(オープンマインド)」を取り上げてみたいと思います。その特徴を列挙してみると、
心を広げること
自由
未来に向けていること
ポジティブ・バイアスをかけておくこと
受容すること
傾聴すること
変われること
明るいこと
人とのまじわりを大切にすること
でしょうか。
いずれも、ポジティブ志向ですね。
これには、性格的なものも強く関係してきますから、そうはいっても無理、というところもありますが、ここでは、頭の習慣づくりとして考えてみたいと思います。
●心を開くのを妨げるもの
その前に、心を開くのに障害になるものを考えてみたいと思います。
実は、これは、70歳の自分がひそかに自戒していることでもあります。高齢になるとどうしてもクローズマインド志向になりがちなのです。
① 前例、慣習重視
前例も慣習も、過去の積み重ねです。それはそれで世の中をスムーズに動かすには必須ですが、それだけに目を向けていると、今も先も、見方が管見になります。ときには、過去から自由になれることも大事です。
② 制約重視
過去に縛られるだけでなく、将来を考えるときにも、ついつい、さまざまな制約のほうを先に考えてしまい、発想を狭くしてしまうことがあります。
③ 横着
あれこれ考えることが面倒になる気持ちの克服も必要です。頭はほっておくと、一番、頭を使わなくてすむ方向に働きますので、それなりの努力が必要です。
④ 人嫌い
人と会うのが面倒という気持ちも、心を開くには大敵です。人嫌いは、心を内向きにさせます。
●心を開くための心得
①多彩な人、環境の中に出没する
オープンマインドは、基本的に外への展開を志向します。外に出れば、ただそれだけで心はオープンになります。さらに、一つの挨拶、ちょっとした光景が目に飛び込んでくるだけで心はオープンになります。
②多彩な情報メディアに目配りする
我が大学では、無料の公開講座を実施しています。たくさんの高齢者が集まってくれます。目を輝かして実に熱心に話を聞いてくれます。
このように生の情報に触れるのは、情報化社会だからこそ貴重です。情報の発信現場にできるだけ触れることを心がけて、情報メディアを活用することは、心を多彩な方向にオープンにしてくれます。
③ともかく動く、やってみる
動けばすべてが変わります。見えてくるものも変わります。
何かをすれば何かが変わります。それがまた自分を変えます。
そうした変化が心をオープンにします。心を動かします。