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質的心理学ハンドブック」(新曜社)が発売

2013-08-27 | 認知心理学
心理学の研究法は、多彩
その代表だった、質的研究のハンドブックが発売
画期的だと思う

質的心理学研究という雑誌も、すでに10年以上になっている

 記憶術演習

2013-08-27 | 認知心理学
 記憶術演習

第1 メンタルリハーサルを活用した記憶術
実習 一人ずつたって、名前と出身の市か郡の名前を言う。
あとからの人は、前の人の名前と出身の市か郡の名前を言ってから自分のことを言う
第1回は、7人
第2回は、15人

1-1)短期記憶の容量限界限界、魔法の数7は、メンタルリハーサルできる数の限界

1-2)リハーサルには、維持リハーサルと、精緻化リハーサルとがある
○維持リハーサルは、短期的な情報の記憶に有効
○精緻化リハーサルは、リハーサルしながら、長期記憶の知識と連合することで、長期間の記憶が可能。たくさんの知識と連合できるほど再生しやすくなる。
 例 「パラぴれぽ」は維持リハーサルは可能だが、精緻化リハーサルはほとんど不能

第2 止め釘法
実習 2桁数字を音の似た具体物に変換する表(配布)
練習 
1)円周率を覚える
3.14 15 92 65 35 89 79 32 38
  「石」で「囲碁」砕く
     「囲碁」を「靴」に入れる
        「靴」で「老後」を癒す
           「老後」を「サンゴ」の家で過ごす
              「サンゴ」で「野球」をする
                 「野球」に負けて「泣く」
                    「泣く」と「さじ」で殴られる
                       「さじ」で「散髪」する
2)自分の携帯の電話番号を止め釘法で暗記してみよ。
第3 定位法
実習 自分のからだをイメージする。それに、覚えるべきもの上から順に結びつけていく。
注意点 
① 自分の身体のポイントを20か所くらいしっかりと決める。
   書き出してみよ。
②上部のポイントから下のほうへ順に、覚えるものを連合すると、順番を記憶したい時に有効。
③連合したら、具体的で奇妙なイメージを浮かべる
  例 電車が目に飛び込んでいる   頭のてっぺんに飛行機が乗っている

 次の買い物をスーパーでするとする。定位法で記憶せよ。
① なし ②缶ジュース ③醤油 ④玉ねぎ ⑤マヨネーズ ⑥食パン
⑦牛肉 ⑧うどん ⑨きゅうり ⑩大根 ⑪さば ⑫リンゴ ⑬ネギ
⑭納豆 ⑮トマト

第4 止め釘法と定位法の記憶術の特徴
4-1)覚えるための固定スキーマが長期記憶にあること
 ・止め釘法では、変換表。
・定位法では、自分のからだ。
4-2)イメージを活用する
 参考 
① 頭の中の知識(表象)には、記号的表象とイメージ的表象とがある
② 2つの表象が連合しているほど、記憶しやすい
   例 抽象名より具体名のほうが覚えやすい(2重符号化説)