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危険情報活用力」安全・安心の心理学

2013-08-26 | 安全、安心、

危険情報活用力

 ―――知は力なり


          
●大学ハザードマップの悲惨
 昔在学したT大学は、理念的にも物理的にも外に開かれている。したがって、誰もが簡単にキャンパス内に入れるようになっている。ということは、必然的に犯罪も多くなる。そこで、ある時、大学当局が詳細なハザードマップ**注1**を作り、HPや印刷物で公表し学生に注意を喚起した。
 ヒューマンエラーの授業で早速、ハザードマップ公表のことを話してみた。なんと9割の学生が公表の事実を知らなかった。残りの学生も公表のことは知っているが内容は知らないと答えた。内容までチェックした学生はわずか2名であった。
せっかくの危険情報がこれではまったく意味がない。

●まずは危険情報の収集が大事
 一般に情報活用力と言う時には、情報の収集、編集、保持、運用の4つのフェーズがある。それぞれのフェースごとに危険情報活用力を高める方策を考えてみることにする。
まずは、危険情報の収集から。
危険情報の特徴は、そのほとんどが、マスコミ、教師、保護者らを通した間接情報というところにある。危険にみずからが遭遇することは極めてまれだからである。そこで、間接情報をどれほど自分に引きつけて収集できるかどうかが、ポイントになる。
前述のT大学の例では、情報活用力の最初のフェーズがまったくだめなのだから、その後に続くフェーズも当然、機能しないことになる。
危険情報の収集は、お仕着せものではあまり役に立たない。通学路の危険性が指摘されるようになってからは、子どもと保護者、教師が一体になって、危険箇所の点検をして危険マップを作成するような試みが見られるようになったが、子供と一緒に、彼らが自分に引きつけてみずから情報を収集していくことが絶対に必要である。
そのことを支援するために、さまざまなメディアを使った犯罪、事故の告知、さらにそれらの発生現場には、道路でよく見かける「死亡事故発生現場」の看板のように、その旨を一定期間告知する仕組みがあるとよい。それ以外にも、いわゆるリスク・コミュニケーション(->)に工夫を凝らす必要がある。
筆者はドライブが趣味である。しかし、事故を起こすのが怖い。そこで、新聞の最下段にある交通事故欄は必ず目を通すようにしている。事故原因にまで言及した記事は少ないが玉に瑕だが、それでも、何時頃、どんな状況で事故が起こったのかはわかる。これには、危険感受性を高める副次的な効果も期待できる。

●危険情報の編集
行政や警察がその地域の危険情報の網羅的な収集には一番適切な役割を果たせる。それを公開して個人的な危険情報の編集や保持に役立てなくてはなにもならない。
その点の認識が行政、警察にも、個人にもないように思えてならない。通り一遍の危険情報の広報や告知が多すぎる。もっと住民一人ひとりが自分に引きつけて読んでくれるような工夫をする必要がある。
たとえば、空き巣の具体的な手口をイラストで示す、被害の場所を地図で示す、被害者の声を載せる、効果的な対策を示すなどなど。我が家のある団地の自治会では、犯罪やそれに近い事例が発生するとただちに回覧板が回ってくる。回覧板なら読まざるをいない。実に助かっている。
いずれにしても、そうした公共的な危険情報は、個人的な危険情報の収集の限界を越えた情報を提供してくれるので貴重である。両者を適切に組み合わせて編集することで、有効な知識として保持されることになる。
さらに情報編集力に抜きんでた力を発揮するマスコミに期待するところも大きい。いたずらに低劣な好奇心だけを刺激するような報道も多いが、次の危険を防止するという観点からの解説的な報道にも目を向けてほしい。その効果ははかりしれないものがある。

●危険情報の保持と運用
保持されている情報は、新しい情報を取り込むことによって更新されるが、一方、使われることによっても、どんどん新たに編集され内容が更新される。情報の取り込みと活用が、危険情報の有効な運用の決め手になる。
危険な現場で、頭の中にある関連情報が活用されることが一番であるが、頭の中の知識は、いつもそれほど都合よく引き出すことができるわけではない。
こうした知識運用のくせを考えると、一つには、前述したような、過去に発生した危険の現場に、その旨を告知、表示することが、一つの有効な対策として考えられる。それを見るたびに、関連知識が想起されることが期待できる。
さらに、危険が発生したら、その背景まで含めた解説情報を点検することである。ニュース解説でもよい。関連する本のざっと見でもよい。それによって、知識が高度化**注2**し、断片的な知識を体系化することができるからである。
危険は発生頻度が低い。したがって、この2つの方策だけでは限界がある。防災の日、交通安全週間などのように、危険について考える時間や日を定期的に設けることも、知識の活性化という点で効果がある。
さらに有効な方策は、危険予知訓練(=>)であるが、それについては、項をあらためて考えてみる。(K)



注1 ハザードマップの例

注2 知識の高度化(ブルームのタキソノミー)
記憶 事実を覚えている
理解 ひとつの知識を別の知識と関連づけたりできる
応用 知識をあたらしい状況で使える
分析 現実を知識によって新しい観点から捉えなおすことができる
統合 知識の新しいネットワークを作り出すことができる
評価 知識の価値や重要度を査定できる



ワードマップ  安全、安心の心理学

2013-08-26 | 安全、安心、
ワードマップ 安全・安心の心理学―リスク社会を生き抜く心の技法48
クリエーター情報なし
新曜社



********************
ワードマップ 
安全、安心の心理学
危険から自分と社会を守る護心術
********************

海保博之・宮本聡介(常磐大学)著  新曜社刊 07年2月刊



*はじめに(K)すみ

序 安心、安全の心理学の周辺 6個 未決2個

*安全、安心の心(K)すみ
*安全・安心社会の構図(K)すみ
* ハイリスク・ハイリターン社会 (K)すみ
安全、安心の文化差(M)
ゼロリスク(M)
*安全プロの育成(K) すみ

1部 危険予知の心の技法 9個 未決1個

*危険情報活用力(K)すみ
* 危険予知(K)すみ
*状況の見方(M)すみ
リスクコミュニケーション(M)


*恐れ(k)すみ
*不安(K)すみ
*冒険者(K)すみ
*不審者(K)すみ
*無知(K)すみ

2部 安全保持の心の技法 14個 未決4個

* ヒューマンエラー(k)すみ
* 魔の一瞬(K)すみ
手抜き
*自信過剰(M)すみ
*認知的複雑性(M)
*指差呼称(K)すみ
*監視 (k) すみ

*過剰安全(K)すみ
*専門家と一般人(M)すみ
職業意識

属人的組織風土(M)
セクショナリズム(M)
*ルール違反(M)すみ
*安全研修 (K) すみ

3部 危険対処の心の技法 13個 未決6個
 
社会的フェールセーフ
*集団愚考(M)すみ
*意思決定(M)←-書き直し
リーダーシップ
*熟慮(M)すみ

他者からの視線
群集心理<<<<====これを入れましたがどうでしょうか。
*模擬訓練(K)
*目撃(K)すみ
*援助(K)すみ
*加害(K) すみ
*警報(K)すみ
* 絵表示(K)すみ


4部 安全、安心の回復の心の技法 7個 

*後知恵バイアス(K) すみ
*安全カウンセリング(K)すみ
*PTSD(K)すみ
*隠蔽(K)すみ
*責任追求(M)すみ
*謝罪(K)
*風評被害(M)すみ

宅急便の受け取り

2013-08-26 | 心の体験的日記
丁寧に袋に入れて宅急便がポストに
これはいい!!
こうしてほしいと思っていた
ときおり、本当にどうでもいい荷物を受け取るのに四苦八苦する
安心、安全のためには押印もすべて省くわけにはいかないだろうが
ものによっては、これでいい
この宅急便屋さんだけなのかなー
規制緩和?

週末,ダウン、いつもの傾向

2013-08-26 | Weblog
日付 閲覧数 訪問者数
2013.08.25(日) 1928 PV 343 IP
2013.08.24(土) 1863 PV 377 IP
2013.08.23(金) 2310 PV 437 IP
2013.08.22(木) 2540 PV 441 IP
2013.08.21(水) 2693 PV 534 IP

夏休みが終わり
いつもの日常が戻ってきたようです

愛読感謝

朝日がご来光のごとく
さー、夏が終わり
仕事と勉強の季節
がんばります


●●回想「頭を元気にするキーワード」

2013-08-26 | ポジティブ心理学
回想「頭を元気に
「思い出話が元気を作る」
●回想療法
 高齢者用の心理療法、というよりケアー(介護、援助)技術の一つとして回想療法というのがあります。
 回想療法とは、過去の思い出を引き出して、高齢者の頭の働きを活性化し、さらに、過去を思い出させることによって、自分の人生の物語作りをさせようというものです。
 活性化とか物語作りという耳なれない言葉がいきなり出きましたが、これについては、のちほど説明することにして、話を続けます。
 自分も現在70歳。
 過去が忽然と思い出されることがあります。ほとんど何の脈絡なしに思い出すこともありますし、その時その場の何かに触発されて思い出すこともあります。
楽しい思いでもありますが、つらい、悲しい、思い出したくないことも思い出してしまうこともあります。
楽しい思い出は、気持ちを元気にしてくれますが、反対に、つらい思い出は気持ちを落ち込ませます。
できれば、楽しいことだけを思い出したいものですが、そう都合よくはいきません。
村上春樹著「浜辺のカフカ」(新潮社)にこんな1節を見つけました。
「思い出はあなたの身体を内部から温めてくれます。でもそれと同時にあなたの身体を内側から激しく切り裂いていきます」
そこで、ここでは、もっぱら楽しい思い出の回想が、頭を元気にする話をしますが、その前に、つらい、悲しい思い出の回想はどうするかについて、先に一言述べておきます。
そんな回想、というよりそんな過去の経験はないのに越したことはないのですが、長い人生、そうはいきません。そして、あるときふと脈絡なくそれが頭に浮かんできてしまいます。ひどいときは、夢でうなされたり(悪夢)もあります。
でも、そうした回想も、実は、回想することで心が開放されるということもあります。無理にそうした回想を閉じ込めて思い出さないようにするよりも、むしろ思い出すことで、気持ちが楽になることもあります。そして、思い出すたびに悲しい、つらい気持ちがだんだん弱まって冷静に見つめることができるようになってくるところもあるはずです。感情の知性化といいます。
このように考えれば、回想も、プラスもマイナスも含めて、頭と気持ちを元気にする心の働きとして活用していきたいものです。
こんな1節を「Happy名語録」(ひすいこたろう+よっちゃん)で見つけましたので紹介しておきます。
「幸福人とは、過去の自分の生涯から、満足だけを記憶している人々であり、不幸人とは、それの反対を記憶している人々である。」(萩原朔太郎)

● 回想ってどんなもの
記憶には、覚えこむ(記銘)、覚えたものを保存しておく(貯蔵)、保存しておいたものを思い出す(想起)の3つの局面があります。
回想は、想起の一つで、自分の昔々の経験(エピソード)を思い出すことです。
昔々のことを思い出すのですから、ちょっと前を思い出しのとは少し違っています。その違いのいくつか。
① 必ずしも事実が思い出されるわけではない
 一般的に思い出せる量も思い出した内容の正確さも、時間に反比例します。名前、場所、エピソード、いずれも、昔になればなるほど思い出は曖昧になってきます。したがって、思い出せたとしても、どうしても不正確なものになってきます。
② 回想には一貫性がある
回想された内容は曖昧で不正確だとしても、思い出した人にとっては、それなりに一貫したものがあります。なぜかというと、一貫性があるように自分で記憶している内容を編集してきているからです。編集を促すのは、自分自身やあなたの周囲にいた家族などです。
 先ほど、「物語作り」という用語を使いました。記憶内容の一貫性のある編集とは、この物語作りと関係します。
 ここで少しやや面倒で長い道草をします。でも、大事なことなのでちょっと我慢してお付き合いしてください。できるだけ、わかりやすく説明しますので。
 「あなたは何者?」といきなり聞かれても困ってしまうと思いますが、実は、中学生頃から、陰に陽に、こんな問に悩まされ続けているはずです。
・ 自分にはどんな才能があるのだろうか
・ 自分の性格は
・ 自分は人に好かれているのだろうか
 自分なりの世界(自我)が広く深くなっていく時期だからです。
 もとより「自分が何者?」なんてビッグな問にただちに答が出せるわけではありません。でも、それが気になってしかたがないのが、青年期なのです。そして、青年期とは、その問の答を見つけるために、あれこれと格闘、葛藤する時期なのです。
 時には、使命感に駆られてのボランティア活動にのめりこんだり、時には、怠惰で自堕落な生活にはまり込んだり、となります。こんな時、あなたは自分なりの一貫性のある自分作り、つまり「自分物語作り」をしているのです。
 青年期は、その「自分物語作り」が混乱しています。というより、いくつもの物語作りが同時進行しています。さらに、過去と現在と未来とが渾然一体となって進行します。
だから大変なのです。あまりの混乱ぶりに、心が耐え切らなくなってしまうことさえあります。青年期は、まさに疾風怒涛の時期と呼ばれるゆえんです。その混乱が収まってくると、つまり、一貫性のある物語が出来上がってくると、青年期が終わりに近づいたことになります。
 さて話を元に戻します。
 回想の一貫性の話でした。
 高齢者の回想は、青年期のこうした自分物語作りの経験も含めて、その時々でやってきた物語作りの経験の総まとめになります。一見すると、ばらばらな回想内容のようですが、たとえば、今の自分をしあわせだと思っているひとは、幸せ物語を作りあげているエピソードを回想します。それは、たとえ、経験したときは、つらく悲しいものであっても、「あの経験があったからこそ今のしあわせがある」というように編集されることになります。
 関連した余談になります。
文藝春秋(2010年11月号)に奥野修司氏が、「物語診療所」を解説した佐藤伸彦医師を紹介しています。
「(この)名前には、人にはそれぞれ生きてきた物語があり、その物語を最後まで大切にしたいという思想が込められている。患者の小さい頃の写真から入院中に撮影した写真などに看護師の記録を加え、アルバムに編集して家族に渡すのも、一人ひとりの患者の物語を大切にしたいと考えるからだ。」

③ 感情的な要素が入り混じっていることがほとんど
うれしいかったことや、反対に悲しかったこと、それも凄くうれしかったことや、反対に凄く悲しかったことがよく回想されます。
 回想されるのは、このように強い感情を伴うエピソードが多くなります。いたずらしてひどく叱られた思い出、艱難辛苦のすえ試験に合格した思い出などなど。
 ただ、その感情は、回想されるときには、客観的なものになっています。そういえば、あの時、涙を流しながら喜んでいたなーとなります。
さて、ここが、回想療法に関係してくるのですが、心を元気にする回想内容は、言うまでもなく、ポジティブな感情を伴うエピソードになります。項をあらためて考えてみます。

● 頭を元気にする回想をする
さて、では、どうすれば頭が元気になる回想ができるのでしょうか。
一つには、今現在が幸せと思えること、感じることです。
  幸せをと思う(幸福感)については、別のところで取り上げましたので、ここでは、それほど深く考えずに常識的な意味でとっておいてください。
 なぜ、幸せ感なのか。それは、楽しい時には楽しいことが、悲しい時には悲しいことが思い出されるからです。
 もう一つは、幸せ物語を持つことです。
 自分の人生を振り返り、さらに、将来を見すえて、自分をポジティブな存在として自分なりに納得できることです。そのためには、幸せエピソードが必要になります。必要になれば、自然に思い出すことになります。
幸せ感と幸せ物語作りが幸せエピソードの回想を促すわけですが、実は、その逆もありえます。幸せエピソードの回想が、幸せ感をさらに強み、幸せ物語をもっと精緻はものにするのです。
つまり、幸せエピソードの回想は、幸せ感と幸せ物語と行ったり来たりきたりしているのです。この往復が大事になります。


  幸せ感    幸せエピソードー> 幸せ物語

そして、こうした往復がどうして頭と気持ちを元気するかは、おわかりですね。
往復ですから、どちらから出発してもかまいませんが、一番楽なのは、幸せエピソードの回想だと思います。これまでの人生を振り返って何かうれしかったことを一つでも2つでも思い出してみてください。だんだん幸せな気分になってくるはずです。
そして、自分をほめてやりたい気分になってきませんか。そこで、自分についての幸せ物語作りをするのです。「貧しかったけれども、お母さんはかわいがってくれた」「才能はあまりないと思うが、よくここまでがんばってきた」などなど、物語といってもそれほど大げさなものを考える必要はありません。自分の誇れるところをつないでいけばいいのです。
こうした好循環を促すのが、思い出品です。写真、表彰状、あるいは給料明細など。自分の場合は、自著です。そんなものを時折、引っ張り出しては、幸福回想にひたってみるのです。
なお、今日のgooニュースに、大学の卒業アルバムを購入するのは、圧倒的に女子学生が多いとありました。思い出への思いにも男女差があるようです。
 最後に、回想に浸る心の余裕をもてるようにすることも心がけてください。
 IT社会は超多忙社会でもあります。
寸暇を惜しんで、仕事をし、遊び、そして生活します。時をかまわずに、メールが押し寄せ、ゲームをしてしまいます。
回想、連想に浸っている時間的な余裕がない毎日を過ごしてしまいがちです。
それでは、心のため、元気だめがなくなってきます。あげくは、心の元気を失ってしまうことになりかねません。
ぼんやり、ゆっくりと回想、連想に浸る時間を確保することにも留意してください。
 最後に、すばらしい詩を紹介しておきます。柴田トヨさんの白寿(99歳)の処女詩集からです。

目を閉じて

目を閉じると
お下げ髪の私が
元気に
かけまわっている

私を呼ぶ 母の声
空を流れる 白い雲
何処までも広い
菜の花畑

9十三歳の今
目を閉じて見る
ひとときの世界が
とても 楽しい
(柴田トヨ「くじけないで」飛鳥新社」より)


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人は過去の出来事から都合の良い部分を取り出し、他人との比較を
身勝手に行い、自分の将来について自己本位の想像をめぐらすこと
が得意なので
ポジティブ心理術トレーニング@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

あなたの家族との過去を回想して、思い浮かぶ順に5つ列挙してみてください。
そのうち、ポジティブな回想に○、ネガティブな回想にXをつけてみてください。
例 小学生の頃、母親と歩いていて障害者に出会い、指でさして、母親にひどくしかられた(X)」


リスクセンサーとしての感情

2013-08-26 | 認知心理学
感情と集中力とのこうした関係は、感情がリスクセンサーの機能を果たしているところに由来します。
 つまり、何か危険があるとそれを瞬時に察知して感情が発生し、それに応じた対応行動をとらせます。ですから集中力を感情と連動させておいたほうが、生き残るには有効だったのです。