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医師国家試験問題例

2009-08-18 | 健康・スポーツ心理学
精神科関係の問題例


20 認知症の高齢者の介護で正しいのはどれか。2つ選べ。

a情報は簡潔に伝える
b目を合わせないで話す
c間違ったらその場で叱る
d生活環境を大きく変える
e規則正しい生活を指導する
正解はa, e

21 精神障害者のリハビリテーションで正しいのはどれか
a効果は一時的である
b就労支援は含まれない
c作業療法は入院中には行わない
d薬物療法と併用されることが多い
eデイケアは外来患者には行わない
正解はd

(心理学情報ブログより)

医療現場の対話環境の改善

2009-08-18 | わかりやすい表現

医療現場の対話環境の改善

2人の手術患者を取り違えて間違った手術をしてしまった事故の記憶はまだ新しい。そのあまりの特異さのためかマスコミの注目を浴びた。そして、それに触発されるかのように、過去の点滴ミスや手術ミスなどさまざまな人為ミスによる医療事故が各地から報道された。
医療事故は、被害者が一人のことが多く、したがって、よほど特異なケースでないと、マスコミで報道されることがない。
 
しかし、医療現場でのその数は少なくないようである。訴訟件数は、年々増加して95年度は2244件(最高裁まとめ)とのことである。1件の重篤な顕在事故の背後には事故寸前で気がついてという「ひやりはっとケース」が300件くらいあるとされている(ハインリッヒの法則)。事故防止のためには、その「ひやりはっとケース」にまで踏み込んだ包括的な対策を講じなければならないが、ここでは、医療現場での対話環境の改善という観点から、人為ミスによる医療事故の防止策を考えてみたい。
 
医療現場と機械相手の現場との最も大きな違いは、相手が人か物かである。この違いは、医療現場における人為ミス事故を考える際に非常に大切である。それにもかかわらず、大切であるという認識が、医療現場にはないように思える。  

物とは対話はできない。しかし、人とは対話ができる。かりに、口がきけなくとも、その気になれば、相手の顔やジェスチャによる対話もできる。この利点を生かせば、医療現場での人為ミスによる事故はもっと減らせるはずである。対話相手からの生身の応答によって自分のミスにつながるかもしれない行為がチェックできるはずだからである。一言「田中さん、A型を輸血します」と声をかけるだけよい。 対話環境をより良質のものにするためには、医師・看護婦(士)と患者との間に情報の共有が、まず必要となる。なぜ、その医療行為がその患者に必要なのかを、行為の大小を問わず、また行為のたびに、十分に説明するようにしてほしい。  

一つの具体的な提案は、患者との接触がもっとも頻繁な看護師が、責任を持って対話ができる範囲(権限)を拡大することではないかと思う。現状は、ほんのちょっとしたことをたずねても、「先生に聞いてください」と逃げられてしまう。これは、対話拒否の強烈なメッセージになってしまう。あげくは、「先生は3分間診療」で忙しくて、聞く耳持たずでは、何おか言わんやである。  

第2に、ともすると一方的になりがちな医師からの「説明と説得」から、患者の疑問や意見などを積極的に受け入れる姿勢をみせてほしい。 
ただでさえ、病気は患者をしてすべて医師・看護師におまかせという気持ちにさせがちである。ましてや医療現場が対話不在の雰囲気に満ち満ちていれば、もはや患者は絶望的な気持ちにさえなってしまう。言われるがまま、なされるがままとなって、せっかくの生身の患者からのミス・チェック機構が機能しなくなってしまう。
ここでの一つの具体的な提案は、せめて「会話」だけでも、もっと活発にすることではないかと思う。「名前のある」相手とのさりげない会話には、相互のやりとりの活性化や場の雰囲気をリラックスさせる効果がある。対話の入口として効果的である。あまりに静かすぎる医療現場が多すぎないか。効率や多忙さを言い訳にしてはならない。  

なお、対話環境の改善は、医療従事者側だけではできない。患者側も変わらなければならない。インフォームド・コンセントが一般化し自己責任の原則が医療でも求められる時代になってきている。このことをしっかりと認識した上で、医療現場で みずからの思いを率直に表現し、医療従事者と対話ができるようにならなければならない。  医療行為も、医療従事者と患者との生身のかかわりである。当然、そこには対話がなければならない。このことを踏まえた医療現場の構築が、人為ミスによる事故を減らすことだけでなく、患者中心の医療を行なうことにつながるはずである。

対話の成立には患者側にもそれなりの努力が必要である。インフォームド・コンセントの時代は、インフォームド・コンセント こと為へらすると、カルテの記載情報のような記号化された情報への過度の依存は、対話を阻害することになりがちである。この点については配慮も必要である。 47.8行  患者側にもそれなりの対応が求められる。病気は人を受身的にさせがちである。すべてをおまかせという気持ちになりがちである。  
幸い、医療情報の普及は近年著しいものがある。患者も良質かつ豊富な医療情報を持てるような環境になってきている。医療従事者だけが、情報を独占する時代はすでに終わっている。  
こうした姿勢は、患者を病気を持って生活する一人の名前を持った人間としてみなすことにつながる。一つ一つの医療行為が、その患者の生活とどうかかわるのかにまで思いをはせることにつながる。 「
明日、直ちに入院」という事態がその人の生活にとってどういうことかにまで思いをはせてほしい。  

以下はメモ`````````````‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘
こうした時代になっても、病名告知の是非が論じられているが、もはやこれは、医療の問題というより、家族や本人の生き方の問題ではないかと思う。
 
人為ミスの怖さは、乗物やプラントなど機械相手の現場では周知のことで、したがって、それに対する防止や対策のためには、組織や人の訓練、機械の設計や運用に膨大なコストが投入され、それなりの成果をあげている。医療現場で、どれほどのコストが人為ミス対策に投入されているのであろうか。医療従事者の個人的な努力、つまり、しっかりやるようにという精神主義的忠告にだけ期待しているようなところはないであろうか。  患者との対話環境がかなり劣悪なことは周知の事実であるが、   看護婦(士?) 患者心性 依存性 弱き  インフォームド・コンセントも説明と同意ではなく、説得と強制になっては困る  説明あって対話なし 説得と強制になる 確認あって対話なし 病気だけ 名前は符号ではない。その人の人格なり。対話不在の医療現場  

患者との対話環境がかなり劣悪なことは周知の事実であるが、  
看護師 患者心性 依存性 弱き  インフォームド・コンセントも説明と同意ではなく、説得と強制になっては困る  説明あって対話なし 説得と強制になる 確認あって対話なし 病気だけ 名前は符号ではない。その人の人格なり。

逓増傾向、アクセス数解析

2009-08-18 | Weblog
2009.08.17(月) 2494 PV 500 IP 1301 位 / 1275988ブログ
2009.08.16(日) 2320 PV 491 IP 1226 位 / 1275535ブログ
2009.08.15(土) 2287 PV 437 IP 1372 位 / 1275076ブログ
2009.08.14(金) 1946 PV 435 IP 1379 位

土日をはさんでの逓増傾向はめずらしい

夏休みがそろそろ終わりはじめてさー仕事
というところかも

休み明け、一気スパートはリスク高い
まずは、助走

愛読感謝です


KY

2009-08-17 | 心の体験的日記
壁掛け時計が遅れるようになった
ニトリにいった
その安いこと安いこと
たったの1400円
遅れ壁掛け時計、たかしまやで8000円(中国製)

安物買いの銭失いはやらないようにしているが
これなら損をしてもという値段
目覚ましもついでに買って
2000円
いまのところ快調に動いている
KYニトリは聞いてはいたが、これほどとは
あらゆるものが安い
これでやっていけるのかなー

回想には一貫性がある 「心の元気づくり

2009-08-17 | ポジティブ心理学
回想には一貫性がある

回想された内容は曖昧で不正確だとしても、思い出した人にとっては、それなりに一貫したものがあります。
なぜかというと、一貫性があるように自分で記憶している内容を編集してきているからです。
編集を促すのは、自分自身やあなたの周囲に常にいた家族などです。
 
先ほど、「物語作り」という用語を使いました。記憶内容の一貫性のある編集とは、この物語作りと関係します。

元気付け本

2009-08-17 | ポジティブ心理学
今書いている「こころを元気にする習慣づくり」の参考に
いわゆる「元気付け本」をかなり買っている
今日、本屋であらためて、いかにその類の本が多いか再確認した
そして、また1冊買ってしまった
「小さな幸せに気づく24の物語」<=「レンタルDVDの24時間と共振か?!

ある施設で、算数の勉強で、女児の前に、硬貨をならべてどの硬貨がほしいか?とたずねたら
10円玉がほしい という
へー、それでは、何も買えないよー
施設児いわく
「これで、大好きなおとうさんと話せるから」

同じタイトルのサイトもある

私の書斎には、こういう原稿をかいていることもあり、結構、その類の本があります。そのいくつか。
「小さな幸せに気づく24の物語」
「感動する脳」
「脳にいいことやりなさい」
「幸せ時間ですべてうまくいく」
「Happy名語録」
「いつもいいことが起きる人の習慣」
「感情地図;心と身体を元気にする最高の方法」




私の読書

2009-08-17 | 心の体験的日記
お恥ずかしい自分の話から。
 昔からの習慣で、本、それも、未読の本が身の回りにないと不安でしかたがありません。ところが、最近は読まないのです。読んでも、すぐに眠くなってしまいます。頭にも入りません。それでも、不安を鎮めるために、というよりも、心地よい眠りに入りために読書しています(苦笑)。
 今度は、昔話。
 大学時代は、本屋に付け(後払い)をしてでも本をばんばん買ってきました。
 そして、読みました。
 それが研究者への道に進ませることにもなりましたし、それが、大学で教えるときの貴重な財産にもなりました。

発達課題

2009-08-16 | 心理学辞典
「発達課題ってどんなもの」@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 人が生まれてから死ぬまでの心の変化を研究する心理学の分野に「生涯発達心理学」があります。そこでは、人の一生の心の変化をいくつかの段階に分ける試みがあれこれ提案されています。
 一番なじみのあるのは、新生児期、幼児期、児童期、青年期、成人期、老年期です。
 発達課題というのは、こうした発達段階のそれぞれで、解決に努力すべき課題があって、その努力をしないと、のちの発達に何らかのマイナスの影響がある、というものです。
 青年期の発達課題は、たくさんありますが、その一つが、自分が何者であるかを知る、難しい言葉を使うなら自我アイデンティティを確立するというのがあります。
 自分の能力、適性、性格を見極めて将来の進路を決めることです。
 これが出来るようになるため、青年期はあれこれと自分自身とも周囲とも、そして時には社会とも戦うことになります。つらく厳しい戦いですが、これをくぐりぬけてはじめてあかるい将来の展望が開けるのです。
 逃げないこと、悩むこと、闘うこと。
 これが青年に課せられた課題なのです。

「共感の心理」

2009-08-16 | 健康・スポーツ心理学
「共感の心理」@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
他者と感情や物の見方を共有すること。前者を感情的共感性、後者を認知的共感性という。
他者の深い理解には、共感が必須であるが、強い感情移入による感情的な共感だけだと、福祉ケアーの現場などでは、かえって状況を悪化させてしまうことがある。相手の視点を取り込んで(視点取得)、相手の見方から状況を把握する覚めた認知的共感性も大事である。

しがみつかない生き方

2009-08-16 | ポジティブ心理学

『しがみつかない生き方』幻冬舎 香山リカ・著

◆目次◆

序章 ほしいのは「ふつうの幸せ」
第1章 恋愛にすべてを捧げない
第2章 自慢・自己PRをしない
第3章 すぐに白黒つけない
第4章 老・病・死で落ち込まない
第5章 すぐに水に流さない
第6章 仕事に夢をもとめない
第7章 子どもにしがみつかない
第8章 お金にしがみつかない
第9章 生まれた意味を問わない
第10章 <勝間和代>を目指さない

今日の一言

2009-08-16 | 心の体験的日記
ーーー交換価値=マネーの経済のなかに自ら巻き込まれることにより
人間は自分の持つ生活者としての豊穣な世界を切り捨てざるを得ない。
マネーは、本来、軽量不可能なものまで計量し、人間性を破壊していく。
(川端裕人「リスクテイカー より)