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●●華やかさ「気持ちを元気にするキーワード

2013-06-15 | ポジティブ心理学
華やかさ 

見るだけでも心うきうき

●ヘンデルの音楽に触発された
 1時間の通勤ドライブの途中、雑多なCDをとっかえひっかえ聞いています。そんなある日、心が自然にうきうきするようなクラシックに出くわしました。Handel(ヘンデル)の音楽でした。
 広辞苑によると、ヘンデルの音楽は、和声的で単純明快とのこと。和声的の意味は音楽音痴の自分には不明ですが、単純明快な曲の醸し出す雰囲気の華やかさは十分に感じとることができました。これが、華やかさを取り上げた理由です。
ところで、音楽と気分の関係はよく知られています。どういう音楽が心を元気にしてくれるかもかなりわかっています。
 こうした研究は、音楽心理学の分野で行われています。ここでは、音楽と気分、華やかさの話は、これくらいにして、一般的に、華やかさと心の元気について考えてみたいと思います。

● 華やかさの心理
何が華やかさを醸し出しているのでしょうか。分野によって違うところがありますが、一般的なものを思いつくままにあげてみます。
・ 明るい
・ 美しい
・ 積極的
・ 動きがある
・ 快活
・ 緊張感がある
・ 豊か
・ 周りから際立っている
音楽、人、環境の分野でそれぞれ具体的に考えてみてください。
 いずれも、それを目にする、あるいは、ふれることで気持ちうきうき、ポジティブになれます。

● 華やかさを活かすコツ
① 華やかな人間になる
 自分自身、華やかになれたら、言うことなしです。しかし、これには、氏と育ちがありますから、さて、これから華やか人間に、と決断してもそう簡単にはいきません。
 それでも、さきほど挙げた華やかさの特性を身につける努力をしてみるのは、無駄ではないかもしれません。結果は出なくとも、その努力している姿が華やかさを醸し出すかもしれません(笑い)。
② 華やかのものにふれる機会を増やす
 もう一つは、華やかなものに触れる機会を増やすのもありです。一流どころ、本物、ハレ舞台に積極的に出かけてみることで、そこにある華やかさで心を元気にしてみるのです。それによって、その華やかさを少しでも自分のものにできれば言うことなしです。
 余談になりますが、女4人姉妹兄ひとりで育ってきた妻と結婚していろいろびっくりしたことがありますが、その中でも、家のあれこれの色彩の華やかさがあります。それまで、女は母一人。あとは男ばかり。家の中に色がありませんでした。灰色一色という感じでした。それが、衣類だけでなく食器からカーテン、カーペットまで実に色彩豊かな新婚家庭になりました。昔昔の話です。笑い
 色は、華やかさの演出には欠かせませんね。
③ 華やかさもほどほどに
いつもいつも華やかも疲れます。
頻度で言うなら、1月に1度くらいの華やかさがちょうどよいところかもしれません。その華やかさを目指して1月を頑張るくらいのところですね。
さらに、程度で言うなら、お祭りやハレの舞台や都会の華やかさを最大級の華やかさだとするなら、お化粧やおしゃれあたりが普通の華やかさでしょうか。
 頻度と程度を掛け合わせたところに「ほどほどの」華やかさを求めるのがよさそうです。
 

twitter、使い方が難しい

2013-06-15 | 心の体験的日記
昨晩のNHK,特報首都圏
真鍋かおりさんのゲスト出演でtwitter
についてあれこれ

5000万人がつかっているらしい
うっぷんばらしが動機というのがあった
そういえば、キャリア官僚のうっぷん晴らしが話題になった
うーん、こういう使い方もあるのかー
twitterのカタルシス機能かー

そろそれ心理学的研究が出てきていいころ
いや、もう誰かやってるな
いや、もうひとテーマ、自分でやってみるかなー 笑い

自分もtwitter
やりだすと、何を呟やいてしまうか
危ない危ない
近寄らないが、それにしても、5000万の一人になれないのはちょっぴりさみしい

facebookも
ややうるさすぎないかなー
ちょっと「いいね」をクリックすると
わーとメールがきてしまう

賢さを伴った勇気「名言の心理学

2013-06-15 | 名言の心理学
賢さを伴った勇気
(内橋克人)
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勇気のある行動。
確かに、
それにも、がむしゃらで無鉄砲な勇気と
冷静で賢さを伴った勇気とがある。
前者は、子どもの勇気、後者は、大人の勇気
子どもの勇気は、即応性はあるが、リスクもある。
大人の勇気は、持続的で実効性はあるが、その発揮に時間がかかる




ポジティブ心理学のねらい

2013-06-14 | ポジティブ心理学
「普通の状態」が多いのは良いことだが、そのままずっとは不自然。一日のうち、どこかで何時間、あるいは1週間、1年のスパンでいつかは、ポジ体験、ネガ体験することで、心を活き活きさせることが必要で、実際にそのようにしていることが多い。
 ポジティブ心理学は、「ネガティブ<-普通―>ポジティブ」全体の底上げをするための知識と技法を提供しようとするものであることに注意する必要がある。
これまでの心理療法にしてもカウンセリングしても、ネガティブ世界にとらわれてそこから脱出できないで苦しんでいた人々を救うためのものとして存在してきた。しかし、ポジティブ心理学では、「全体の底上げ」と表現したが、ネガティブな状態はもとより普通の状態をも、よりポジティブな状態に引き上げようとするところに大きな特徴がある。

◆ヒューマン・エラー

2013-06-14 | 心理学辞典

◆ヒューマン・エラー(human error)〔心理学〕

人は必ずエラーを犯す。エラーは人であることの証であるかのようである。機械・システムの設計は、このことを前提にしないと事故が発生してしまう。事故につながるような行為は努力しないとできないようにするフール・プルーフ(fool-proof)、仮にエラー(故障)をしても、すぐには事故につながらないようにするフェイル・セーフ(fail-safe)といった工夫が必要である。

ヒューマン・エラーには、大きく二つのタイプがある。ひとつはミステイク(mistake)。思い込みや誤解によるエラーである。もうひとつはスリップ(slip)。うっかりミスやしそこないによるエラーである。

ニュース、コメント

2013-06-14 | 心の体験的日記
プロ野球のボールが昨年より飛ぶように調整されていた問題で、加藤コミッショナーは「全く知らなかった。不祥事ではない」と強調しました。そこに、ファンへの愛はあるのでしょうか。
(朝日新聞電子版6月14日)

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かなり大問題のようだが、
いまひとつピンとこない
どこかの球団だけが、飛ぶ球を使っていたのなら問題
しかし、今回は、全部の球団が同じ「飛ぶ」球を使っていた
不公平はない
何が大問題なのかがわからない

それにしても、マスコミってどうしてえらいさんの辞任をこれほど求めるのだろう?
自分たちの力をみせつけるため?



心理学者ってどんなもの

2013-06-14 | 健康・スポーツ心理学
心理学は心についてとてつもなく深く考えてきた。多分、そのほとんどは心理学の研究者自身のネガティブ思考の結果ではないかと思う。(笑い)それが、思いのままにならないみずからの心を深読みすることにつながり、そして、それを変えるための心理技法を編み出すことになった。あたかもままならないからだの病を治すのと同じように。これが臨床心理学として体系化された。


うなぎのぼりのアクセス数

2013-06-14 | Weblog

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2013.06.13(木) 3125 PV 471 IP 1117 位 / 1886197ブログ
2013.06.12(水) 2386 PV 457 IP 1131 位 / 1885663ブログ
2013.06.11(火) 2161 PV 435 IP 1220 位

愛読感謝です

きょうはウナギを食べます
でも、まつのやの2900円は高いなー
でも抜群にうまい
よしのやで680円くらいのうな丼があったなー

wikipediaより

2013-06-14 | 心の体験的日記


 『心理・教育のためのデータ解析入門 Q&A』(日本文化科学社、1980年11月発行、ASIN B000J82TFW)
 『「誤り」の心理を読む』(講談社、1986年11月発行、ISBN 4-06-148836-8)
 『こうすればわかりやすい表現になる 認知表現学への招待』(福村出版、1988年12月発行、ISBN 4-57-121025-6)
 『パワーアップ集中術 仕事に勉強にスポーツに』(日本実業出版社、1987年7月発行、ISBN 4-53-401266-7)
 『読ませる・見せる表現のコツ わかりやすい文章・図表の書き方からイラスト・地図の描き方まで 3分間トレーニング』(日本実業出版社、1989年10月発行、ISBN 4-53-401514-3)
 『わかりやすいマニュアルをつくる 企画から評価まで』(日本規格協会、1991年3月発行、ISBN 4-54-233009-5)
 『一目でわかる表現の心理技法 文書・図表・イラスト』(共立出版、1992年3月発行、ISBN 4-32-000879-0)
 『説明を授業に生かす先生』(図書文化社、1993年9月発行、ISBN 4-81-003231-0)
 『説明と説得のためのプレゼンテーション 文章表現、図解、話術、議論のすべて』(共立出版、1995年1月発行、ISBN 4-32-000888-X)
 『自己表現力をつける』(日本経済新聞社、1997年5月発行、ISBN 4-53-214530-9)
 『人はなぜ誤るのか ヒューマン・エラーの光と影』(福村出版、1999年2月発行、2006年4月新装版発行、ISBN 4-57-121032-9)
 『連想活用術 心の癒しから創造支援まで』(中央公論新社、1999年11月25日初版発行、ISBN 4-12-101506-1)
 『失敗を「まあ、いいか」にする心の訓練』(小学館、2001年6月発行、ISBN 4-09-417671-3)
 『くたばれ、マニュアル! 書き手の錯覚、読み手の癇癪』(新曜社、2002年9月発行、ISBN 4-78-850818-4)
 『心理学ってどんなもの』(岩波書店、2003年3月20日発行、ISBN 4-00-500427-X)
 『学習力トレーニング』(岩波書店、2004年4月20日発行、ISBN 4-00-500468-7)
 『集中力を高めるトレーニング』(あさ出版、2004年10月発行、ISBN 4-86-063075-0)
 『「ミス」をきっぱりなくす本』(成美堂出版、2005年6月2日発行、ISBN 4-41-507377-8)
 『ミスに強くなる! 安全に役立つミスの心理学』(中央労働災害防止協会、2005年7月22日発行、ISBN 4-80-591010-0)
 『認知と学習の心理学 知の現場からの学びのガイド』(培風館、2007年2月発行、ISBN 978-4-56-305862-3)
 『仕事日記をつけよう』(WAVE出版、2012年4月発行、ISBN 978-4-87-290555-7)

iPadアプリ、これはいい

2013-06-13 | 心の体験的日記
iPadアプリ、これはいい

偶然みつけたMapFan+というアプリ
自分の居場所の近辺の地図が出てくる
この前、ある目的地にむけてあるいていたら、迷ってしまった
結局、タクシーを捕まえた
しかし、このアプリがあれば、もう大丈夫

それにしても、こうした情報
部屋にこもっていては得られない
気軽に情報交換できる場がほしい



記憶型エラーとは

2013-06-13 | 認知心理学
記憶型エラーとは
 記憶のモデルとしても最もよく知られているのが、2貯蔵庫モデルである。図1に示すように、意識的に情報を記憶したり処理する短期記憶貯蔵庫と、短期記憶で記憶されたり処理された情報を長期間にわたり貯蔵し、必要に応じで検索のための情報(知識)を提供する長期記憶とである。


図1 2貯蔵庫モデル

        記銘       貯蔵         検索
短期記憶   音・形の類似   干渉(順行、逆行)  後入れ先出し   
                

長期記憶   意味の類似    編集エラー      不活性化エラー



名言の心理学

2013-06-13 | 名言の心理学
ネガティブに気取っていたら
人を元気にする仕事につけないって、
思い知った(帝京平成大学)
@@@@@@@@@@@@@@

うーん、うまいねー
最近、大学のキャッチコピーがいい
それだけお金をかけているってことなのかも
わが大学でも、20周年を記念してコピーを募っている
いいものが結構出てきている
これも高額賞金ゆえかも 笑い

成熟社会における教育の光と影」

2013-06-13 | 教育

「成熟社会における教育の光と影」

●成長社会から成熟社会へ
 最近、日本の社会を「成熟」社会と呼ぶ人が多い。厳密な定義はないと思うが、「成長」社会、それも「高度」が頭につく社会の成長とともに70年間を生き延びてきた老人の実感として、確かに今の日本は、物質的にも制度的にも、そして心理的(心情的)にも成熟の極みにあると思う。
たとえば、「成長」社会では、
 ・勉強すればよりよい生活ができるとの確信を持ちながら勉強ができた
 ・満足な食事と安全確保の不安が次第に解消される
 ・ほしいものが徐々に手に入る
 ・どんどん満足感が高まる
ところが、今の社会は、勉強の苦労も、食事と安全の確保も、物質的な欲求も、さらに満足感の向上も、少なくとも生きていくための主要な目標にはなりえないのだ。なぜなら、すべて目の前にあるのだから。これを成熟社会と呼ばずしてなんと呼べばよいのか。
では、成熟社会で生きていく上での目標はなんであろうか。たぶん、それは、自分が生きたいように生きる、なりたい自分になることではないかと思う。いわゆる自己実現である。そして、学校では、そのように教えられる。
 
●自己実現社会での教育
 キャリア教育が今、教育界のトピックの1つである。中学生くらいからはじまり大学まで、自分にあった将来の仕事、職業を考えさせようとするものである。
 成熟社会では、仕事、職業も生活のためではないである。あくまで自分のためなのである。なりたい自分になれる仕事、職業探しが大事なのだ。キャリア教育では、そのように教えられる。
 これがそのとおり実現できれば万々歳。ところがそうはいかないときが大問題。夢を求めて3千里の人生を歩むことになる。
それでも、夢を追い続けられればまだよい。家族や周囲はどきどきはらはらだろうが、本人はそれなりに納得して人生をおくれることになる。
こうしたリスクの高い人生を歩もうと決断した人々――ポジティブ・ニートと呼んでおくーーは、社会に活力をもたらしてくれる存在として温かく応援したいものである。またその余裕があるのが、成熟社会ではないかと思う。
これが成熟社会の教育の光の部分。次は陰の部分の話なる。

●「擬似」ポジティブ・ニートが問題
 キャリア教育は、大学でも今や花盛りである。就職事情の厳しい昨今、かなり切羽つまったものとなっている。とはいっても、就職したいと思って就職できる人の割合は90%を越えているのだから、それほどのことではないとも言える。ここでも、日本は成熟した社会になっていると思う。
ただ、そこで問題になってくるのが、「擬似」ポジティブ・ニート志向の若者である。
ぼんやりと夢はある。しかし、やりたくないことははっきりしている?そのために、とりあえず就職はしない、かといって、それほどの努力はしていない、あるいはできない層である。これらが進路未決定層となる。
この層を含めて、新卒大学生でおよそ2割(10万人余)が就職未決定者として毎年、積み残されていく。それが累積してくると、あっというまに膨大な数になってしまう。大学生の就職問題のアキレス腱の一つは、この進路未決定層にある。
大学では、就職支援の部署のみならず授業でも躍起になって、そういうことにならないように、キャリア教育や就活指導に精を出すことになる。しかし、大学が提供するこれらのプログラムから「自分なりの理屈で」下りてしまうので、始末におえない。自己責任だと言ってよいところもあるのだが、職なしで大学から放り出すようなことになりかねないので、大学の社会的な責任を考えると、見過ごすことはできないし、大学の評価にもかかわる。
こういう層も抱え込める余裕があるのが成熟社会だと言いたいところであるが、さていつまで抱え込めるのか。

●成熟社会での「3低」
 最後に、ここまでの話とは直接は関係しないが、教育界全体の深刻な問題である「3低」、つまり、学力低下、規範低下、意欲低下について(矢野真和による)考えてみたい。生まれたときから成熟社会の中で育った子どもの影の部分である。
①学力低下
 ゆとり教育も成熟社会が生んだ、残念ながらあだ花のようになってしまったが、その帰結のごとく言われるのが、学力低下である。
 ざっくり言ってしまえば、低下したのは、答えに早く間違いなく到達できる収束的学力のほうで、ゆとり教育がねらったあれこれの思いを発展させて思考力を鍛える拡散的学力のほうは、向上したとまではいかないが、それほど低下したとは言えないというところではなかったかと思う。
 もっとゆとりをもって「ゆとり教育」を行えたなら、拡散的学力のほうの向上へといけたのではないかというややくやしい思いはある。
②規範低下
 規範を守らせることに関しては、日本の中高校は、相当なレベルに達しているのではないかと思う。ただ、規範が、自律的ではなく強制によるところが一つの問題なのだと思う。
 強制された規範順守は、強制が外れたときに、野放図になってしまう。学校の外では社会生活の基本さえ守れないことになる。自律的な規範順守で期待できる道徳心や利他心の涵養につながらない恐れがあるのが心配である。
③意欲低下
 日本人の子どもの学ぶ意欲の低下は、国際比較からもはっきりと示されている。さらに、私立大学教員6万余名(回収率33%の結果 2010年)に行ったアンケートからも、以下のようなデータがだ大学生でも報告されている。
「授業で直面している問題」
基礎学力の不足 43%
自発性の不足  41%
学習意欲の低下 37%
 「3低」が、大学生にまで持ち込まれている実情がうかがえる。
 学びの動機づけに最も手っ取り早く機能するのは飢えや不安から脱出したいという思いであるが、前述したように、成熟社会では、これは学びの動機づけにはならないのである。なりたい自分になるために学ぶという高度な欲求を学びへと導くのは、思いのほか難しい。