『バスシリーズ』その21。都県境を越えるバス第6弾。今回は東武スカイツリーライン草加駅〜竹の塚のバスに乗車してみた。
鉄道の東武スカイツリーラインの都県境は谷塚駅〜草加駅にあるが、草加駅西口からは30分〜60分に1本程度東武バスセントラルのバスが運行中である。草加駅からは他に川口駅、鳩ヶ谷駅などにもバス路線があるが、都県境を越えるのはこの路線のみ。
バスは定刻に西口2番のバス停にやってくる。乗車したのは私を含めて僅か4人である。ロータリーを出たバスはしばらく真っ直ぐに進み、左折、さらに突き当たりを右折、草加神社通りに入る。
草加と言えば煎餅だが、バス通り沿いにも老舗のお煎餅屋さんがある。ちょうどトラックがやってきて醤油を納品していた。
その先を左に曲がると後は真っ直ぐ進む。信号で止まったため、車窓から眺めていると大きな植物を見つけるが、よく見るとインゲンがぶらぶらと多数ぶら下がっている。インゲンはこんな風になることを初めて知った。
その先は2車線の道路、草加市内の道路沿いには工場や教習所、倉庫などに混じり、畑、特にビニールハウスも点在していて産地直売というのぼりをいくつも見ることができる。
そして、いよいよ都県境を通過。境となるのは毛長川(けなががわ)という一級河川。水はゆったりと流れているのがわかる。
都内に入ると『谷塚〇〇町』というバス停が増えるが、住所は足立区東伊興、しかし、クリニックなどはもう竹の塚の名前を使っているところが多い。程なく左に曲がり、先にガードが見えるあたりが降車場。
というのは竹の塚駅西口は現在工事中のため、少し離れたところが終点。確かに竹の塚駅自体も改修されて入口が地下から入る方式に変わっていた。東京都と埼玉県ではあるが、私には足立区と草加市はあまり違いがわからなかった。