今年は米の流通が滞った、米の値段が高くなったという報道を聞く機会が多い。評論家や農林水産省の人の談話を聞いていると流通が滞ったのは新米が出荷される前の品薄の時期に天変地異が続いたこと、ついつい多めに予防的に動いた一部の人の影響などと説明してはいるが、米の値段が上がったことは間違いない。
そんな話を聞いているうちに美味い米の好きな私は『人形町 田酔』のランチに行くことにした。人形町のほぼ中央のビル2階にあるお店はお世辞にも広くないが、11時30分の開店直前に到着する。あと2分ほどあるので待っているとすぐに2人、さらに1人、2人と人が並ぶ。店が開いて中に入るがもう半分くらい席は埋まっている。
メニューを見ると時鮭の西京焼、焼き塩鯖、刺身定食(この日はカツオのヅケ)が1300円、日替わり(この日は銀鱈のパラス照焼)が1200円のラインナップ。私は焼塩鯖定食にする。
待っている間もどんどんお客さんがやってきて11時45分には満席、人気がある。5分ほどで卵焼き以外は到着、赤出しが美味い。
このお店の人気の秘密はご飯と味噌汁、とにかく美味い。もう少し待てば新米も食べられるのが楽しみ。
皮がカリッと焼かれ、脂の乗った塩鯖はついついご飯が進む。小鉢はひじきの煮物、梅干と昆布のやわらか煮、漬物、どれもご飯が進む。
ここで卵焼き登場。卵焼きは出汁がよく効いて薄味、大根おろしと共に頂く。飲み屋だけあって甘口ではなく、つまみにもおかずにもなる味付け、あっという間にご飯を1膳平らげる。
殆どの人がおかわりをするが、本日はここまで。最後にいただいた昆布の浅炊きと生姜の漬物はお茶で頂きました。次は新米が出た時にお邪魔します。ご馳走さまでした。
田酔
中央区日本橋人形町1ー7ー6 HSビル2階
0356458588