『関東の城址めぐり』その2。中々進まないこの企画。ようやく2回目は『世田谷城址』を訪ねてみた。
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世田谷城は関東管領足利基氏から戦いの手柄で武蔵国世田谷領を貰い受けた吉良氏が応永年間(1394〜1426年)頃に作った平山城で、天正18年(1590年)に小田原征伐の際、北条氏と姻戚関係にあった吉良氏は滅ぼされ、城と領地は豊臣家に接収された。
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場所は小田急線豪徳寺駅近くではっきりはしていないが豪徳寺付近に本丸があり、世田谷城址公園あたりまで広がっていたものと推測されている。
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世田谷城址公園へは東急世田谷線(昔の言い方では玉電)上町駅を降りて城山通りを歩く。しばらく行くと烏山緑道の城向橋跡があるが、その先の信号の所に入口がある。
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見るからにかつての城郭跡で前方に向かって緩く登っている。その先に土塁跡と思われるように少し高くなっており、手前側は広場になり、ベンチも置いてある。
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その奥は低くなっていてまさに堀の跡、枯れた堀を橋を渡ると、再び高くなり、土塁が作られ、もう一段高くなっている。
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先はまた崖になっているが、公園はここまでである。廃城になったのが戦国時代末期で世田谷城の城郭に使われた石垣が江戸城の補修に使われたという記録もあるため、現在残されたものが当時と同じとは思いにくいがここに城が作られたいたことを思うと感慨深い。
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ただ、一般の人にはほぼ土むき出しの段差がある公園は犬の散歩くらいしか価値はないのかもしれない。
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また、吉良氏と豪徳寺が深い関係にあり、ここから世田谷線宮の坂駅に向かう途中に豪徳寺の参道入口がある。
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ようやく2つ目の城跡に行くことが叶ったのだが、次は八王子城址でも行ければよいのだろうか。