コロナの副産物だろうか、いつも混んでいて入れない店でもゆったりと食事ができる。COREDO室町2の地下にある『金子半之助』もいつもに比べて入りが悪く、並ばずランチをすることができた。
この店は秋田名物稲庭うどんと小丼のセットが売り、特に系列店のつじ半・海鮮贅沢めしや天ばらごはんが売れ筋である。4人がけに1人で座り、『稲庭うどん+天ばらうどん』(1300円)をチョイス、うどんは温かいものにした。
いつもは待たされるが、5分程度で到着。目の前の扉を開けると左から温玉、ワカメ、天かす、おぼろ昆布、山菜、ガリ牛蒡が入っていて好きなだけ使うことができる。
私はワカメ、おぼろ昆布、天かすをうどんに投入、七味を掛けてうどんから食べ始める。
まずは汁から、やや濃いめだが、昆布だしの良い香り。ワカメ・おぼろ昆布は予想外に塩が効いている感じ。うどんは細くツルツルとしていて美味い。寒くなければざるうどんにしたいところである。
次に天バラ飯、ご飯の上に小さく切ったイカ、小エビ、小柱の天ぷらが盛られていてさらにシシトウ、海苔も添えられていて一番上に舞茸の天ぷらが君臨している。まずはイカや小柱などをこぼさないように食べるが、タレの具合がちょうどよく、美味い。ようやくご飯に到達すると舞茸を齧るがやはりキノコの天ぷらは舞茸に限る。
少し陣地が確保できたところでガリ牛蒡を投入。これはご飯にも酒にも合う金子半之助の自信作である。小エビやイカを食べ進め、間にガリ牛蒡を挟むが実にいい。これをあっという間に食べ終わるが、全く胃もたれしない。
最後にようやく飲める温度になった黒豆茶をゆっくり飲んで完了。途中、店の人が黒豆茶を足そうとしたが、熱すぎるので断るほどである。
この店に行ったのは2度目だが、十分堪能、ただ、私には少しうどんのツユが濃すぎるが。ご馳走さまでした。
金子半之助
COREDO室町2 B1