outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

ベタ基礎と布基礎とハウス基礎

2020年02月10日 20時46分58秒 | 居宅新築

今日も基礎工事から目が離せず午後一番に美由紀と一緒に鍛冶が峰に登りに出ただけで他の時間は作業を見てました。

こんなに終日見られたら・・・工事してる人も大変と思うのですが・・・目が離せない位に信用し難い工法なんです。

本当にこれで地震が来ても大丈夫なのか??と思うけれど・・・この「安上がり方式」にして28年になるそうですから・・・あちこちで大きな地震を経験してる事になります。

ただ地震の後でこの基礎は壊れてると私は思うのですが・・・殆どの人は掘って確認してないでしょうから・・・割れていても気づかないのでしょう。

しかし例え割れていたとしても家が傾いたりしてないのであれば、それで良かった訳ですから必要以上にお金を掛けて強くする必要が無いのかも知れません。(積水ハウスの基礎の値段はベタ基礎と変わらないか高い位ですが)

でもこの施工状況を見て不安にならない人が居たら・・・それは全く他の家の基礎を見た事が無い人だけでしょう。

では現在殆どのハウスメーカー、工務店が家を建てる時の基礎の写真を「家づくりを応援する情報サイト」から拝借しましたのでアップします

私の家のすぐ近く歩いてすぐの所でしている安さで有名な会社もこの様なベタ基礎です。(震災前は殆どが安く出来る布基礎だったが震災以後は殆どの家の基礎はこのベタ基礎に変わった)

この様なベタ基礎は家全体を一枚のコンクリート板に載せている一体造りなので基礎の強度だけでなく、永久的に湿気が来ないし白アリが床下から上がってこれないのでメンテナンスの必要が無く家が長持ちします。(シロアリは全て床下の土の中から僅かでも隙間があると上がって来る)傾いてもその位置の下を掘ってジャッキを掛ければ水平に戻すことも出来ます(費用は積水ハウスと余り変わらないが工事期間は長くかかる)

ベタ基礎の構造は

立ち上がり厚さはすぐ近くでしてる安いハウスメーカーのベタ基礎では15センチでしたが積水ハウスの布基礎は16センチです。(底板は図と違い、上の写真のように今はもっと分厚くこの様な一重で無く二重鉄筋を組んでるのが普通です)

続いて・・・積水ハウスの資料から・・・柱や壁の下だけに立ち上がりを作る普通の布基礎と積水ハウスの基礎を図で見てください

 

昔多くの家に使われていた布基礎が右側の図ですが特に地盤が弱い場所では地震に耐えられないので今は殆どベタ基礎に変わって使われていません。

左側の底に鉄筋が入って無いのが積水ハウス方式の基礎です。

上からの力に対して45度の力で分散するから割れないと言うのがテスト結果ですが・・・横に揺れたら・・・鉄筋が入ってないコンクリートは割れると私には思えます。

しかし今まで積水ハウスで建てた家で地震に遭っていて、割れていたとしてもちゃんと傾きもせず立ってるなら・・・それで良い訳ですから・・・

ただ布基礎の間に後でコンクリートは打設するんですが、鉄筋は入れないしコンクリートも薄いです。このやり方は布基礎と後で打設するコンクリートの間に必ず隙間が出来るのでそこから白アリは入って来ますから対策が必要です。(コンクリートを打設する前に防蟻剤を散布するが5年から10年どんなに希望的観測をしても20年は効果はない)

私の場合は白アリ駆除剤は化学物質過敏症に最も悪いものですから・・・薬は無理なのでシリコンでコーキングして白アリの進入を防ごうと考えております。(自分でする)

しかし後で打設するコンクリートに鉄筋が入ってないからひび割れが起きます。

するとひび割れからシロアリが上がってくるので毎年床下に潜って割れた所にシリコンコーキングをするか自分で鉄筋メッシュを買って来て入れようかと考えています。(鉄筋メッシュを入れても割れ難いだけで周りは隙間が必ず出来るからコーキングは必要。床下に潜って割れを確認するのが少なくて済むだけで確認は必要)

ベタ基礎なら湿気もシロアリも殆ど(絶対ではない)心配しなくて良い事なんですから、、、見栄えを最重視するのも辛いですね。

さて上の図の様な積水ハウス式基礎にする方法ですが・・・私は鉄の型枠であのように丸みがあるものを下の写真の鉄型枠の下に取り付けるのだと思っていました。

ところが・・・持って来てるのを見て腰が抜ける位驚いたのは・・・

田植えの前に水が漏れないように田圃の畦に建てる・・・50メートルが600円位の塩ビの波板の丸みがある様なのでした。

勿論薄い塩ビですからペラペラです。

これをこの様に上側は爪で留め下は土で押さえます

勿論この塩ビの内側には鉄筋はありません。

このままで上からコンクリートを入れると・・・この塩ビでは持ちませんから・・・土を上から被せます

多分最終的にはもう少し土を被せると思うのですが・・・気を付けて土を被せないと薄い塩ビ板ですから潰れてしまいます。

実際には何か所かは潰れた状態でコンクリートが入るのではないかと心配しています。(後日打設するのを見て全く心配ない事が分かった)

またこの様な形にちゃんとコンクリートが入るのかも心配があります。

そんなんでコンクリートが打ち終わって乾いた頃に土を除けてこの塩ビ板を剥がしてコンクリートの入り具合を確認すると言ってあります。

積水ハウスの基礎はこの様に極めて「安上がり工法」ですが・・・請求額は安くありません。

しかしセキスハウスの「デザイン基礎」は綺麗な事で有名で、私の今回の家のコンセプトは「見栄え最重視」なので、強度やシロアリ以上にこれに期待している部分もあります。

明後日は朝からコンクリートが打てるそうなんですが・・・気温は心配なさそうですが・・・雨が降らない事を祈ります.。

大手のハウスメーカーに注文したら担当の営業マンと監督で家の出来が決まると言われてるそうですが、我が家の営業マンと監督は運よく非常に優秀で客の事をよく考えてくれるんですが・・・

本命の会社自体の方針?が・・・安く仕上げる事ばかり考えてる利益第一主義のようなで・・・それが問題です。

これで基礎工事の値段は約300万円ですがこれ程の安工法なら私には150万円以下で仕上がる様に思えます。

もう少し安心出来る基礎にして欲しいナア、、、

利益取り過ぎちゃうかなあ、、、

ここまでで私の積水ハウスの家の感想を言えば「たぶん世界一見栄え重視で強度や実用性より安く仕上げて自社の利益率を上げる方法を追求している会社」だと思えます。

追記

後日私の後輩でコンクリートのプロに見て貰った結果、積水ハウス式の基礎は十分強度が有り、割れる事は無いだろうと言う事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新築工事休みと鍛冶が峰 | トップ | 積水ハウスの基礎の判定 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (マッシー)
2020-02-10 21:32:44
地盤が一体化するベタ基礎が普通と思ってました。湿気、白蟻対策でも効果的なので
ハウスは要注意かな
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

居宅新築」カテゴリの最新記事