「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」
言わずと知れたマーベルレーベルの集大成シリーズ。
前作「エイジ・オブ・ウルトロン」の後、アベンジャーズの間ではどういう事が起こっていたかと言うと、先ずは「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」で
キャプテン・アメリカとトニー・スタークが決定的に仲違いしてアベンジャーズは解体し、その後「マイティ・ソー/バトルロイヤル」で
ソーの故郷「アスガルド」が崩壊してアスガルド人達は宇宙船に乗って星を脱出して安全な移住先を求めて宇宙に旅立って行き、
自分は未見なんだけどほぼ同時期にスパイダーマンがトニー・スタークとどうやらお近付きになったり、「ドクター・ストレンジ」という魔法使い系の
新キャラが登場したり、そしてもう1人本作でも重要な位置取りをしている新キャラ「ブラックパンサー」も登場しています。
時系列を考えると「エイジ・オブ・ウルトロン」の後が「シビル・ウォー」、その後ソーとスパイダーマンとドクター・ストレンジとブラックパンサーは
ほぼ同時進行で起こった出来事のような感じでしょうか。
さてー、本作レビュー書くと絶対にオチバレになってしまうので、本作を未見の方でオチを知りたくない方は以下スルーして下さい!!
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
という訳で、本作のあらすじ…
宇宙が誕生した時に生まれた6つのインフィニティ・ストーンはそれぞれ「空間」「力」「精神」「現実」「時間」「魂」という異なる能力を持ち、
6つ全てのストーンを手に入れた者は宇宙を支配する事が出来る。サノスはこの6つのストーンを集めて宇宙の全ての人類を半分の数に減らそうと企んでいた。
宇宙中に散らばった6つのストーンの内「時間」の石をドクター・ストレンジが持ち、そして「精神」の石はヴィジョンの額に埋められており、2つも地球にある。
そこでサノスは手下を地球に向かわせてインフィニティ・ストーンを奪取しようとするのだが…
先ず本作を観るに当たって…最低でも「マイティ・ソー/バトルロイヤル」と「ブラックパンサー」の2本だけは事前に観ておいた方がいい。
そーしないとかなり置いてきぼり感満載になってしまうのではないか…特にブラックパンサーの方はチェックしておいて欲しいですね。
(クライマックス以降の舞台がブラックパンサーを観ておかないとどういう設定なのか分かり難いと思うので)
何しろ、本作はいきなりソー達が乗った宇宙船(アスガルド人達が移住する為に乗り込んだヤツな)がサノスに襲われたトコロから始まります。
だからバトルロイヤル観てない人は「なんでこんなトコロでソーは民間船に乗り込んでたんだ???」って感じになっちゃうんじゃないかと。
…それにしても恐ろしい事に映画冒頭でいともアッサリとロキがヌッ殺されてしまいます!えーロキってこんなショボキャラ扱いなのー!?
あ、でもロキって前にも1度死んだんだっけ?だったらまたサラッと生き返るのかな?と思いきや、サノスが「今度はもう復活しないよー」みたいな
ダメ押しのセリフまで吐いてますから…コレはもうココまでの命、という事なんだろうなぁ
と、いきなりとてつもなくダーク展開なんですが、本作とにかく延々バトルの連続で息つく暇すらありゃしない(滝汗)
インフィニティ・ストーンを巡って同時進行でいくつかのグループの話に分かれていて、先ずはトニー・スターク(アイアンマン)とドクター・ストレンジと
スパイダーマン、更に後にそこにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーの一部が合流してサノスと対決するグループ。
それからソーを助けたガーディアンズが二手に分かれて一部がソーと合流して「最強の武器」を求めて行くグループ。
サノスの手下に襲われて瀕死の重傷を負ったヴィジョンと彼の恋人・ワンダを助けたキャプテン・アメリカと、ブラック・ウィドゥ、ハルクらが
ヴィジョンの額に埋め込まれたストーンを取り外そうとブラックパンサーに助けを求めに行くグループ。
最後にサノス側のドラマ(サノスとその娘とのやりとり等)がここに織り込まれて行きます。
要するに物凄くめまぐるしく話が進んでいく。それがどの話も結構内容が濃いですからうたた寝するどころか瞬きするのも躊躇われるレベルのめまぐるしさですw
で、サノスは1つずつ着実にストーンを獲得していき、獲得したストーンのパワーを得て操る事が出来るようになるのでサノスがどんどん最強化する訳です。
そして自分はこの時思った…「だったらドクター・ストレンジが一気に時を戻してサノスが最初の1つ目を獲得する前に戻ればいいんちゃう?」と^^;
そーゆーのは禁じ手なんでしょうか?いや禁じ手ではないですよね?何しろサノスは最後の石を手に入れる為に正に時間を戻しているんですから。
時間が巻き戻せるなら何度でもチャレンジ出来る訳で…あ、だったらどうしてトニー・スタークがやられた時にドクター・ストレンジは「石と交換」ではなく
その石のパワーを使って時間を巻き戻さなかったんだろう?成功するまで何度でも時間を巻き戻せば良かったのに。
ま、ここらの事情はよく分からないので置いといてw
全人類の半分を抹殺していく、という恐ろしい計画を立てているサノスですが、実はサノスにはサノスの「正義」があっての行動なのが面白い。
要するにゾブリスト(←インフェルノという作品に登場する科学者の名前。マーヴェルじゃないけどコチラも良かった観てみてね♪)と同じ考え方ね。
人口爆発による食糧難問題に対する解決法として「全人類を半分に減らそう」という提案な訳です。まあ提案じゃなくてサノスは実行し続けている訳ですがw
サノスの言い訳「半分に減らすに当たってただ殺し易い貧困層のヤツらだけを狙ってる訳じゃない。そこは平等に富裕層も老いも若きもちゃんと殺してる!(ドヤァ」
…ま、真面目に宇宙の平和を願っているんでしょうねぇ…結果的にただのキ○ガイジェノサイド野郎な訳ですが(滝汗)
そんな訳で、「結果は分かってる(トニー・スタークが活躍して宇宙の平和を守って大団円)。どうやってそのオチに持って行くのか」を楽しむのが
「アベンジャーズの基本仕様」だと思っていたんですが…映画のラストシーンのサノスの「夕陽を眺めて満足感に浸るオレ」の穏やかなドヤ顔が物凄いインパクトでした^^;
なかなか衝撃的な結末で…あ、まだ結末じゃないんだっけ?スタッフロールの後のおまけ映像の更に最後に「サノスまた戻って来るヨ!」って書いてあったもんね。
まーそだよね。サノスが出て来てくれないとストーン取り戻せないし。ストーン取り戻せないと色んなマーヴェルキャラのシリーズが一気に終了しちゃうしねぇw
言わずと知れたマーベルレーベルの集大成シリーズ。
前作「エイジ・オブ・ウルトロン」の後、アベンジャーズの間ではどういう事が起こっていたかと言うと、先ずは「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」で
キャプテン・アメリカとトニー・スタークが決定的に仲違いしてアベンジャーズは解体し、その後「マイティ・ソー/バトルロイヤル」で
ソーの故郷「アスガルド」が崩壊してアスガルド人達は宇宙船に乗って星を脱出して安全な移住先を求めて宇宙に旅立って行き、
自分は未見なんだけどほぼ同時期にスパイダーマンがトニー・スタークとどうやらお近付きになったり、「ドクター・ストレンジ」という魔法使い系の
新キャラが登場したり、そしてもう1人本作でも重要な位置取りをしている新キャラ「ブラックパンサー」も登場しています。
時系列を考えると「エイジ・オブ・ウルトロン」の後が「シビル・ウォー」、その後ソーとスパイダーマンとドクター・ストレンジとブラックパンサーは
ほぼ同時進行で起こった出来事のような感じでしょうか。
さてー、本作レビュー書くと絶対にオチバレになってしまうので、本作を未見の方でオチを知りたくない方は以下スルーして下さい!!
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という訳で、本作のあらすじ…
宇宙が誕生した時に生まれた6つのインフィニティ・ストーンはそれぞれ「空間」「力」「精神」「現実」「時間」「魂」という異なる能力を持ち、
6つ全てのストーンを手に入れた者は宇宙を支配する事が出来る。サノスはこの6つのストーンを集めて宇宙の全ての人類を半分の数に減らそうと企んでいた。
宇宙中に散らばった6つのストーンの内「時間」の石をドクター・ストレンジが持ち、そして「精神」の石はヴィジョンの額に埋められており、2つも地球にある。
そこでサノスは手下を地球に向かわせてインフィニティ・ストーンを奪取しようとするのだが…
先ず本作を観るに当たって…最低でも「マイティ・ソー/バトルロイヤル」と「ブラックパンサー」の2本だけは事前に観ておいた方がいい。
そーしないとかなり置いてきぼり感満載になってしまうのではないか…特にブラックパンサーの方はチェックしておいて欲しいですね。
(クライマックス以降の舞台がブラックパンサーを観ておかないとどういう設定なのか分かり難いと思うので)
何しろ、本作はいきなりソー達が乗った宇宙船(アスガルド人達が移住する為に乗り込んだヤツな)がサノスに襲われたトコロから始まります。
だからバトルロイヤル観てない人は「なんでこんなトコロでソーは民間船に乗り込んでたんだ???」って感じになっちゃうんじゃないかと。
…それにしても恐ろしい事に映画冒頭でいともアッサリとロキがヌッ殺されてしまいます!えーロキってこんなショボキャラ扱いなのー!?
あ、でもロキって前にも1度死んだんだっけ?だったらまたサラッと生き返るのかな?と思いきや、サノスが「今度はもう復活しないよー」みたいな
ダメ押しのセリフまで吐いてますから…コレはもうココまでの命、という事なんだろうなぁ
と、いきなりとてつもなくダーク展開なんですが、本作とにかく延々バトルの連続で息つく暇すらありゃしない(滝汗)
インフィニティ・ストーンを巡って同時進行でいくつかのグループの話に分かれていて、先ずはトニー・スターク(アイアンマン)とドクター・ストレンジと
スパイダーマン、更に後にそこにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーの一部が合流してサノスと対決するグループ。
それからソーを助けたガーディアンズが二手に分かれて一部がソーと合流して「最強の武器」を求めて行くグループ。
サノスの手下に襲われて瀕死の重傷を負ったヴィジョンと彼の恋人・ワンダを助けたキャプテン・アメリカと、ブラック・ウィドゥ、ハルクらが
ヴィジョンの額に埋め込まれたストーンを取り外そうとブラックパンサーに助けを求めに行くグループ。
最後にサノス側のドラマ(サノスとその娘とのやりとり等)がここに織り込まれて行きます。
要するに物凄くめまぐるしく話が進んでいく。それがどの話も結構内容が濃いですからうたた寝するどころか瞬きするのも躊躇われるレベルのめまぐるしさですw
で、サノスは1つずつ着実にストーンを獲得していき、獲得したストーンのパワーを得て操る事が出来るようになるのでサノスがどんどん最強化する訳です。
そして自分はこの時思った…「だったらドクター・ストレンジが一気に時を戻してサノスが最初の1つ目を獲得する前に戻ればいいんちゃう?」と^^;
そーゆーのは禁じ手なんでしょうか?いや禁じ手ではないですよね?何しろサノスは最後の石を手に入れる為に正に時間を戻しているんですから。
時間が巻き戻せるなら何度でもチャレンジ出来る訳で…あ、だったらどうしてトニー・スタークがやられた時にドクター・ストレンジは「石と交換」ではなく
その石のパワーを使って時間を巻き戻さなかったんだろう?成功するまで何度でも時間を巻き戻せば良かったのに。
ま、ここらの事情はよく分からないので置いといてw
全人類の半分を抹殺していく、という恐ろしい計画を立てているサノスですが、実はサノスにはサノスの「正義」があっての行動なのが面白い。
要するにゾブリスト(←インフェルノという作品に登場する科学者の名前。マーヴェルじゃないけどコチラも良かった観てみてね♪)と同じ考え方ね。
人口爆発による食糧難問題に対する解決法として「全人類を半分に減らそう」という提案な訳です。まあ提案じゃなくてサノスは実行し続けている訳ですがw
サノスの言い訳「半分に減らすに当たってただ殺し易い貧困層のヤツらだけを狙ってる訳じゃない。そこは平等に富裕層も老いも若きもちゃんと殺してる!(ドヤァ」
…ま、真面目に宇宙の平和を願っているんでしょうねぇ…結果的にただのキ○ガイジェノサイド野郎な訳ですが(滝汗)
そんな訳で、「結果は分かってる(トニー・スタークが活躍して宇宙の平和を守って大団円)。どうやってそのオチに持って行くのか」を楽しむのが
「アベンジャーズの基本仕様」だと思っていたんですが…映画のラストシーンのサノスの「夕陽を眺めて満足感に浸るオレ」の穏やかなドヤ顔が物凄いインパクトでした^^;
なかなか衝撃的な結末で…あ、まだ結末じゃないんだっけ?スタッフロールの後のおまけ映像の更に最後に「サノスまた戻って来るヨ!」って書いてあったもんね。
まーそだよね。サノスが出て来てくれないとストーン取り戻せないし。ストーン取り戻せないと色んなマーヴェルキャラのシリーズが一気に終了しちゃうしねぇw