天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】「愛なのに」@14作目

2022年03月01日 | 映画感想
「愛なのに」

城定秀夫監督と今泉力哉監督がお互いに脚本を提供し合ってR15+指定のラブストーリーを製作するという企画「L/R15」というプロジェクトの1作目で、本作は今泉監督が脚本を提供して城定監督がメガホンを取っています。ちな今月中旬に今度は城定監督が脚本提供→今泉監督がメガホンを取った第二弾も公開予定。

あらすじ
古本屋の店主・多田(瀬戸康史)は店に通う女子高生の岬(河合優実)からプロポーズされるが、多田はかつてのアルバイト仲間である一花(さとうほなみ)という女性を忘れられずにいた。一方、一花は自身の結婚式の準備に追われ多忙な毎日を送っていたが、婚約者の亮介(中島歩)はウェディングプランナーの美樹(向里祐香)と浮気しており、彼女はその裏切りを知らずにいた。(Yahoo!Movieから丸パク)

出てる役者さんが…主人公の多田を演じた瀬戸康史さんと多田の昔のバイト仲間役の毎熊克哉さんの2人しか確実に知った顔がなかった。
でも、多田の片思い人「一花」を演じている女優さんがどっかで見た顔なんだよなぁ~名前は?「さとうほなみ」さん?うーん聞き覚えないんだけどなぁ~と思いながらプロフィール調べたら…この人「ほな・いこか」さんなんですか!(ゲスの極み乙女。のドラマー)、言われてみれば…うわー判らないもんだなぁ!
そんでさっき「知った顔がなかった」って書いておきながら更に調べていくと、多田に求婚する女子高生・岬役の河合優実さんは先日鑑賞した「ちょっと思い出しただけ」にも主人公の照生の所属していたダンススタジオの後輩役で出てましたね^^;

で、本作「R15+指定」という事で…要するに「R18程ガチガチにソレばっか見せる訳じゃないけどちょっぴり性的描写ありますんで♪」な感じの微エロ系。
という訳で、さとうほなみさんも気前良く脱ぎ散らかしてますわなー。他にもウェディングプランナー役の女優さんもモロ出ししてますし。最近ってこういうの女優さんもあんまり気にしないで役柄的に脱ぐの自然だしー位の気持ちなんすか?まあ皆さんスタイルいいから見てるコッチは「眼福ぅ~」って気分ですけどね。

それでー先ずね、瀬戸康史さんが古書店の店主ですよ、無精髭生やしてる眼鏡男子ですよ(萌)
もうこの出で立ちだけで白飯3杯はイケますよねぇ~(←もはやイミフ過ぎるだろw)うんー瀬戸康史さん好きさんだったらこのシチュたまんないっすよねぇ~♪
という訳で女子高生の「岬」が勝手に片思いしてある日いきなりプロポーズしに来るトコロから話が始まるんですが…瀬戸さんは可愛いけど多田は30歳という設定w
まーぶっちゃけて「16歳女子高生?話にならんわw…けど、ここまで熱心に言い寄られて(しかもこんな可愛いJKに!)悪い気はしないわなぁ~」程度の感じか。

本作、登場人物が片思い状態で既に振られてるけど諦めが付かない状態だったり、結婚が決まってるのにレス気味な上に若干マリッジブルー(よくあるあるな結婚式関連で男が協力的じゃ無くてヒスってる系)なオンナVS結婚を目前にして初めての浮気を楽しんじゃってるオトコだったり、という…誰も彼もが誰とも向き合ってない一方通行な感じの人間関係になっているのが面白いし実際にありそうで怖いというのか笑えるというのか。

そう、本作もっとシリアス且つドロドロ風味になってもよさそうな展開なのになんとなーくずーっとクスクス笑えるのなw
それは本作に登場するキャラクターの空気感と間合いって言うのかな。それが役者の演技と凄くマッチしてたからなのかな?と思いましたね。配役が凄くハマってた。

で、本作みたいなエピソードって…あ、30オトコがJKから言い寄られるはそうそうないだろうけど、結婚直前に浮気されて云々の辺りの展開ね…割とありそうな話だなって。
それでオンナが主導権握って過去自分に言い寄ってきた(とっくに振ってるけど)オトコ使って~みたいなのも「うん、うん、ありそうありそう!」って思いながら観てたw
んで、もしこんな事が実際に起こったら~やっぱり現実でもオトコの反応って本作みたいな展開が多いのかも?(と言うかこういう反応であって欲しい、みたいなw)
めっちゃ大喜びで「上げ膳来ましたーいっただっきまーす♪」ってガッ付かれるよりやっぱこの押し問答欲しいよね、って殆どの女子思うよねー(薄笑)

あと、ウェディングプランナーと彼の…××シーンな。
最初から「ん?」と思って、何度か似たシーン出て来る度に、と言うか重ねて似たシーン出て来たから「もしかして…逆マグロ系?コレは…」と思って観てたんだけど、まさか本当にコレがあのオチの伏線になっていたとは!もうね、あのウェディングプランナーの彼女の告白シーンはマジで笑った!「やっぱそーだったか!」って声出そうだったw
まあ同じ流れだけど…一花が結婚式場のチャペルで神父さんに告解するくだりからの多田の自宅に押し掛ける展開もねw
て言うか、「御(み)心」と「お心」!ヲイ~!!

全部展開がちゃんとコメディとして上手く機能してるんだけど、実はこんな話は世の中にごまんと溢れていそうなエピソードで(ひとまず30男×JKは置いといてw)
そう考えると実際の我々の恋愛やそれに伴う苦悩も、なんと笑いに満ちているのだろうかと思わずにいられない^^;
そして…ひとまず置いといた「30男×JK」の展開がまたね…JKママの「気持ち悪いんですけどぉー!」がツボったw
いや実際この組み合わせ、多くの自治体で犯罪ですし現実的に考えて気持ち悪いですわなぁ~瀬戸康史さんの絵ヅラだから許されるギリですよコレはw

という訳で、本作想像以上に楽しい作品でしたね。コレは今月中旬公開の第二弾が楽しみで仕方ないですなぁ!
コメント
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