天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画】「KAPPEI カッペイ」@19作目

2022年03月22日 | 映画感想
「KAPPEI カッペイ」

若杉公徳氏著の同名タイトルコミックの実写映画化。原作コミック未読です。
とりあえず他の映画観に行った時に予告編で本作の事を知って…コレは絶対に自分のツボに入るヤツだ!と確信したので封切り楽しみにしてました~♪^^

あらすじ
「1999年7の月、終末が訪れる」というノストラダムスの予言を信じ、世界滅亡から人類を救うため厳しい修行を重ねてきた終末の戦士たち。強力な殺人拳「無戒殺風拳」をマスターしたものの、2022年になっても世界は滅亡する気配もなく、彼らは師範(古田新太)から解散を告げられる。勝平(伊藤英明)をはじめやることがなくなった戦士たちは、その能力が必要とされない平和な現代の東京に流れ着く。(Yahoo!Movieから丸パク)

先ず、古田新太さん以外の出演役者さん全員に言いたい。「仕事は選べ」とw
古田新太さんはいいの、だって以前どこかの番組で「俺はねー仕事絶対に選ばないの。オファー来たら全部受ける!」って言い切ってたもんねw

それにしても…予告編で観て「こ、コレは…!」と思った通りの「厨二病男子系おバカB級モノ」の王道をガッツリ突っ走ってましたなぁ!良き良き♪
日本のどこかの謎の島で幼少期から男だけの環境でただひたすらに殺人拳の修行に明け暮れて「生ける兵器」として研鑽を重ねた「終末の戦士」達。要するに女子の耐性が全くないヤロー共が「終末の戦士、解散!」って言われていきなり都会に放り出されて、丸くて小さくてフワフワの女子の姿見て一気に「思春期男子」に突入する訳です。
…言うても終末の戦士達どいつもこいつもほぼアラフォー(どーかするとアラフィフ)な訳だが(苦笑)

島で隔離されて修行を重ねていた幼少期のシーンと現代シーンがチョイチョイクロスするんですが、映画冒頭ではまだ割とまともな師匠(だから古田新太さんなw)が、段々キャバ嬢に入れ込んで振られたオッサンの恨み節になって行くのが似合い過ぎて吹くわ、てかキャラがそのまま過ぎて「これただの素ですやん!」って感じでw
んで事ある毎に伊藤英明さん演じる「カッペイ」が「俺は終末の戦士~」って大見得切ってるんだけど、それを聞いた周囲全員が「終末週末の戦士」解釈していてそれがそのまま会話として成立してるトコロがまた上手いんだな。

ジャニーズの「なにわ男子」のメンバー・西畑大吾君が気が弱くて街でカツアゲとかに遭っちゃうような大学生・啓太を演じています。
啓太は大学に入ってようやく女子とも少しずつ会話出来るようになったオドオド系DTというキャラで、最初はカッペイとも恐る恐る…って感じで対応してるんだけど、終末の戦士メンバーが1人また1人と増えて行くにつれて啓太も図太くなって行くのがいいよね。クライマックスではかなりしっかりしたイケメン仕様にまで登り詰めてたよw
そして…ヒロインの上白石萌歌ちゃんが!可愛い!個人的に落ち着いた感じのお姉さんより萌歌ちゃんのプリプリ感の方が好きだなぁーーー♪^^

終末の戦士達について…だから仕事は選べとw
て言うかさー、結構なビッグネーム揃えてるんだけどアナタ達は自分のキャリアに傷が付くとかそういうリスクは考えなかったのかと^^;
主人公のカッペイを演じた伊藤英明さんは言うに及ばず、カッペイよりも身体バッキバキだった「正義」を演じた山本耕史さん、「ルパンの娘」に出演した事で何か吹っ切れてしまったのか!?ダンサー界の貴公子・大貫勇輔さん、そして…その腹筋はCGか!?小澤征悦さん等、どいつもこいつも何もかもヤバ過ぎる!^^;
特に山本耕史さんは突き抜けてたなぁ~。しかも歌も上手いんだよね…いや、でもあの必殺技www

この手の「超B級コメディ」って「わざわざ金払ってまで劇場に足運んで観るような手合いか?」という葛藤が常にある訳ですが(あるのかよw)
いやでもね、こういう馬鹿馬鹿しい映画を大真面目に作れるって素敵な事ですよ。日本って平和だなぁ~って癒されますよ。そしてやっぱり映画館で観るって気分がいい!
世界中で戦争や紛争が絶え間なく続く今、平和な日本で「終末の戦士」の活躍を映画館に観に行ってやって下さい。是非に!
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