天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画2023】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3」@28作目

2023年05月10日 | 映画感想
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3」

MCU、アベンジャーズメンバーの「ガーディアンズ」シリーズ第三弾にして最終章(だと思う。個人的に)
少なくとも本シリーズを引っ張って来たジェームズ・ガン監督は本作を持ってMCUから撤退が決定しているらしいので(DCに完全に移ったよね…まあそれはそれで楽しみだけど)一応映画ラストのスタッフロール後のおまけ映像の最後の最後で「スター・ロードは戻ってくる」とか何とかホザいてますが(←ヲイいきなりオチバレかよ!ってMCUのおまけ映像の最後っていつも同じパターンだからこんなんオチバレしても構わないだろーよ💢)それはもうジェームズ・ガン監督のエスプリは完全になくなったモノになっているハズで。そんなガーディアンズ、おもんないだろ!って思っちゃう訳です。
…って!なにいきなりオチバレ+レビューの〆語っちゃってんだよ自分!バカなのか!ああバカなのさ!!💦

という訳で、いつもどーり盛大にオチバレしてますので本作未見の方は以降スルー推奨で!^^;

あらすじ
かつてアベンジャーズの一員として世界を救ったものの、愛するガモーラ(ゾーイ・サルダナ)を亡くして失意に暮れるスター・ロードことピーター・クイル(クリス・プラット)。そんな彼が率いるガーディアンズの前に、銀河を完璧な世界に作り変えようとたくらむ敵「ハイ・エボリューショナリー」が出現し、アライグマのロケットに命の危機が迫る。ガーディアンズは大切な仲間、そして銀河を救うため、壮絶な戦いに挑む。(Yahoo!Movieから丸パク)

実は自分さー、ガーディアンズシリーズの前作(Vol.2)を観てないんだなぁ~。更に言うと一作目はモロッコ行った時に観た機内上映の吹替版だったりするし。
いや1作目のポスター初見で「なんじゃこりゃ(スルーでいっか)」って思っちゃったんだよーこんな面白いシリーズだと思ってなかったんだよぉー。当時の自分は「アベンジャーズとは、トニー・スターク様のご活躍をMCUの他のキャラと絡める事で大風呂敷を広げて楽しむシリーズなのDeath✨」という認識でしかなかったから、ガーディアンズの風貌がとてもじゃないけどトニー・スターク様と絡むとは想像もつかなかったんだよー自分の当時の浅慮さをぶん殴ってやりたい!><

さて。
失ったと思っていたガモーラが別の時間軸からやって来てシレッと復活している訳ですが(←でもこのパターン許しちゃうとホントに今後全員不死身仕様になるよなw)このガモーラはピーターと出会っていないので(記憶が全くない)まるで違うキャラになっている訳です。ガモーラの姿を見て喜んだのも束の間…って感じですね💦
で、本作は柱ネタが「ロケットの過去」、映画冒頭で突然現われた火の玉兄ちゃんにぶっ飛ばされて瀕死の重傷を負ったロケットを助ける為にピーター達が奮闘するという話なんですが、それと平行して意識不明状態のロケットの過去が少しずつ明かされて行く…という展開。元々ロケットには身体に手術痕のような傷があったので「過去何かあったんだろうね」位には思っていたものの、まさかこういう事だったとは!みたいな驚きの過去が明るみになります。

もうね、このロケットの過去が…涙なしには見られない!
今回のヴィランはこのロケットを作り出した「ハイ・エボリューショナリー」というマッド・サイエンティスト。完璧生物を作り上げる事に血道を上げるオタンコナスで(ヲイ)ロケットはその実験動物の1匹だった訳ですが、彼と友情を深めて行く同じ実験動物仲間のライラ達が…うわーん!ちくしょーこんなの思い出しただけで泣けるわー😭
そして…ちょっと思ったのが洋の東西問わず「人の生死観」って言うのかな?あの…人が死ぬ時は明るい光に満ちた場所に云々とか、先に逝ってしまった家族や大切な人が迎えに来て云々とか、生死を彷徨っている時に大切な人に「まだコッチに来たらダメだよ」みたいに諭されてこの世に舞い戻って来たとか、そういう感覚って宗教観とか関係なく同じなんだなぁと思わされましたね。

アクションシーンも本作シビれた!
ピーターとグルートが組んで大立ち回りするシーンのカッコ良さと言ったらどーよ!?て言うか、グルートがどんどん最強になって行ってる気がするんだけど!
それからクライマックスでガーディアンズ全員がバトるシーンも最高カッコ良かった!本作さー、先に書いたけどガモーラは記憶が無くなっていてまるでガーディアンズメンバーと噛み合わないし、相変わらずマヌケな凸凹コンビのドラックス&マンティスに対してイラついたネビュラが噛み付いてマンティスと口論になるシーン等、アチラコチラで不協和音がある中で、「ロケットを助ける」という一点でドタバタしまくって紆余曲折しながらちょこっとずつお互いを認め合い理解し合い、そして「ファミリー」になっていくという…話が進んでいく内に心が1つになって昇華されていくこの感覚がー!有り難うジェームズ・ガン監督ぅー!!

そうそう、本作が気に入ったもう1つの点として「MCUの他キャラ絡みなし&マルチバース展開なし、ガーディアンズだけで最後まで締めている」という部分。
もう本当にマルチバースはいいのよやめて欲しいのよー。カーンとか出て来たらぶち切れてやろーと思ったけどそれもなかったから本当に良かったわ。

そして…最後のグルートのあの「I love you guys.」でまた涙腺崩壊したわチクショーガーディアンズ最高ぢゃねーかーーー!(絶叫)
なんかね、本作のネタバレ解説みたいな記事読んだらこのグルートの最後の一言は本来「I am Groot.」と言っているけどファミリーになった仲間にはグルートが何を言っているか理解出来ている→観客もガーディアンズのファミリーになったのでグルートが「I am Groot.」と言っていても「I love you gyus.」と聞こえている、という演出だそうで。
チクショー最後まで泣かせやがってー!…おっと、それから本シリーズの音楽、毎度シビれるよね。コレもジェームズ・ガン監督だからこそ!の演出だった。泣く。マジ泣く。

エンドクレジットのおまけ映像で「ガーディアンズ・その後」みたいなの出て来たけど…今後アベンジャーズとまた合流するのかなぁ?
少なくとも今んとこ地球に戻ったピーターに出番なさそうなんだけど。ピーター居なかったらそれこそガーディアンズ観る価値半減ドコロかほぼ価値なしじゃん!💦
はぁぁぁぁ。マジでージェームズ・ガン監督またMCUに戻って来てくれぇーDCで活躍すんの分かってるけどでもやっぱ戻って来て欲しいよぉぉぉぉ(号泣)
コメント
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