天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画2023】「仕掛人・藤枝梅安2」@21作目

2023年04月11日 | 映画感想
「仕掛人・藤枝梅安2」

池波正太郎先生ご生誕100年記念作品2部作の2作目。因みに一作目のレビューはコチラをクリック
そもそも一作目を観た理由が「天海祐希さんがご出演されているから」だった訳だが…本作は出てないんだよね…まあでも二部作で一作目しか観ないって有り得ないしな💦

あらすじ
江戸の鍼医者で仕掛人の藤枝梅安(豊川悦司)は、相棒の彦次郎(片岡愛之助)と京都に向かう。彦次郎は道中、妻と子を死に追いやった浪人・井坂惣市(椎名桔平)を見かける。京都に到着した梅安は元締に彦次郎の敵の殺しを頼まれるが、そのとき梅安は自身と因縁のある浪人・井上半十郎(佐藤浩市)とすれ違う。(Yahoo!Movieから丸パク)

前作の最後(スタッフロールの後)におまけ映像として椎名桔平さん演じる井坂惣市と彦次郎との因縁が少し描かれていましたが、本作はそのおまけ映像から始まっていました。
妻子を死に追いやった井坂に復讐する為に後を追う彦次郎とそれに着いていく梅安、でも彦次郎から聞いていた井坂の様子と今目の前にいる井坂がとても同一人物とは思えない位印象が違うので大いに戸惑う梅安だったが…という展開。まあ何となく予想の付いたオチでしたが椎名桔平さんの演じ分けがこれまた上手かったですね。
前作でも大絶賛でしたが、本シリーズに出演されている役者さんが誰も彼も本当に上手いんですわ。まーでもやっぱり豊川悦司さんと片岡愛之助さんのお二方は本当に凄い!

本作江戸から京都に舞台が移っていて旅籠に居住まいしているせいで前作程「お料理」が際立つ演出はされていませんでした。それがちょっと残念。まあでも江戸の屋敷に戻ってきてからはやっぱり素朴なお魚の焚き物やまさかのTKGも登場して…本作観ると「家帰ったらお昼ご飯(晩ご飯)にTKG食べないなー」と思う。かなりの確率でw

それから前作も「過去の因縁」がキーになっていましたが、本作もやっぱり過去絡みネタでしたね。今回は彦次郎の過去が赤裸々に描かれているんだけど、彦次郎の因縁を晴らす為に滞在した京都で奇しくも梅安を恨んで命を狙っている男(佐藤浩市さん)とバッタリ出会してしまい、2つの復讐案件が錯綜するという展開。
個人的にこの件の梅安の殺しは何ともしっくり来ないというか…そりゃー井上に命狙われたって仕方ないわなぁ、としか思えなかったんだけどな。と言うか、この一件で京都に居られなくなった梅安は江戸に逃げた訳だけど、あんな大々的に鍼灸院開業してたら本気で井上が探そうと思えば直ぐに見つかりそうなもんじゃね?なんか違和感あるわー。

という訳で、個人的には本作はちょーっと消化不良というか納得出来ない展開だった訳ですが、まあ殺陣もカッコ良かったし…佐藤浩市さんと常に一緒に居るエゲツないイケメン浪人さんが殺陣の動きめっちゃ良かったわねー…と思って家に帰ってからググったら「一ノ瀬颯さん」とおっしゃるのね。ごめんなさい存じ上げませんでしたがやたらイケメンなのでコレを機会にお名前ちゃんと覚えておきますハイ^^;

それと、まあコレは前作からずっと本シリーズの流れなんですが、結局「仕掛人」になる人ってなにがしか表の世界で生きていけない事情を抱えた人なんだよね。梅安は一応鍼医者という表の顔を持ってはいるものの、それだけで心の安寧は得られないしそこに留まってもいられない訳で。彦次郎然り井上半十郎もまた然り。
「清濁併せ呑む」という言葉がありますが人の心には表模様と裏模様がある。梅安や彦次郎はそういう「人の業」というのを分かり易くデフォルメした存在なのかなーと。池波正太郎先生らしい人間臭い会話とちょっぴりのユーモアと大人の色香で描いた作品だと思いました。

ところで…前作ラストのスタッフロールの後でおまけ映像があったのでもしかして本作も?いやでもコレ二部作だからおまけ映像って言ってもね…と思ってたら、なんとおまけ映像があってしかも意外な人物が登場して、更に梅安のあの台詞…まさかまさか、本作今後もシリーズ化するという匂わせですか?期待しちゃうじゃないですかぁー♪^^
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【映画2023】「AIR エア」@20作目

2023年04月07日 | 映画感想
「AIR エア」

マット・デイモン×ベン・アフレックの仲良しコンビお久しぶりの共同制作作品。ベンベンは監督も兼任してます。
ナイキの顔とも言える「エア・ジョーダン」誕生秘話を描いた作品。まあ簡単に言っちゃうと「米国版プロジェクトX」みたいなヤツ。ベンベン好きそうよねこーいうの♪^^

あらすじ
1984年。経営難に陥ったナイキで、ソニー・ヴァッカロ(マット・デイモン)はCEOのフィル・ナイト(ベン・アフレック)にバスケットボール部門の立て直しを命じられる。マイケル・ジョーダンというまだNBAデビュー前の新人選手に目を付けたソニーは、周りに反対されながらも彼に社運を賭けた依頼をする。(Yahoo!Movieから丸パク)

先ずさ、80年代にナイキがそんな経営難に陥っていたっていうイメージが全くないんだけど。劇中でも「ランニングシューズで結構な売上出してんだろーよ」みたいな会話があるんだけどその一方で「従業員1/4リストラした」とか語ってるシーンもあったし、結構ヤバい状況ではあったんだろうなーと。知らなかったな。
そんな中、他の競技はいざ知らずバスケットシューズ部門は明らかに他メーカーとはシェアを水開けられている状態で、当時はコンバースが圧倒的シェアだったそうだ。今思い返しても自分が中~高校の頃一時期アホみたいにコンバースの赤のハイカットオールスターが流行ってて猫も杓子も皆赤いコンバース履いてたなぁと。

まーそんな訳でナイキのバスケットシューズ部門をなんとしても立て直さなければならない!と梃子入れで招聘されたのがマット・デイモン演じるソニー。ソニーは高校バスケットの大会を仕切ったりして高校~大学バスケの選手に造詣が深く、選手の特徴~将来性に対する視野も広い。
先ずNBAでのナイキのシェアを上げて行こうとすると、目を付けた何人かの新人選手とスポンサー契約を取り付けて履いてもらう…というのが王道で、映画の冒頭ではどの選手に声を掛けるかで色んな選手の名前を挙げてあーでもないこーでもないと会議しているシーンが出て来ます。他のメーカーも似たり寄ったりの事をしているんだけど、そこはどれくらい予算が掛けられるかとか企業の体力なんかの差が出て来る部分で、落ち目のバスケットシューズ部門は余り予算を割いて貰えていないので最初っから勝負にならない状態な訳です。

そこでソニーが考え出した一発逆転の大勝負が「複数人と契約するのではなく、コレだ!という選手に全予算ぶっ込む」というもの。
それと、それこそ今では当たり前だけど「履いて貰いたい選手の名前を冠に付けた、その選手の為だけのオリジナルシューズ」というのを新規開発する、という事。当時は既存のデザインのシューズの中から選手が好みの物をチョイスするというのが主流だったようで、コレも「へーそーだったんだぁー」ってなりましたね。
劇中でエア・ジョーダンのデザインを皆で考えてるシーンがあるんだけど、なんかこういうのってワクワクするね。それで「白の分量が多過ぎる!」って話になってNBAの規則でバスケットシューズは51%以上白色でなければならない、違反すると1試合につき5000ドルの罰金が取られる、というルールがあるそうで(今もあるの?よく知らないけど)そんなルールがあるの本作観るまで全く知らんかったわ。なんで靴の色までそんなルールがあんの?色でなんか試合に不利益な事ってあるんか???

当時の(今もか?)ナイキの社則が掲げられていて、劇中でその社則が1つ1つ取り上げられながら話が進んでいくんだけど、ナイキのスローガン「Just do it.」が死刑囚の最期の言葉から取り上げられているというのは知らなかった。なかなか面白いエピソードだし、本作のソニーの掟破りの破天荒エピソードとも相まって「ナイキらしいな」と思わされます。

マイケル・ジョーダンに辿り着くまで、エア・ジョーダンを生み出していく過程などサスペンスちっくに見せていて実にエネルギッシュで面白かった。
ナイキのCEOフィル・ナイトをベンベンが演じているんだけど、やっぱマット・デイモンとベンベンの組み合わせって観てるコッチがサイコーにテンション上がる!何度も何度も2人がギャンギャンやり合うんだけど、でも最後の最後はソニーの「成功するにはリスクも負わなければならない」という信念を後押ししてくれる。こんな素敵な上司と会社だったら誰だって頑張りたいと思っちゃうよー!って思わされるよね。ここら辺りの丁々発止は正に「プロジェクトX」っぽいなーとw
それから「靴はただの靴。その靴を誰が履くのか」というセリフが何度も登場します。そのバスケットシューズはただの靴に過ぎない。でもそれをマイケル・ジョーダンが履く事でまるで違う意味を持つのだ、というプレゼンをソニーがするんだけどあのプレゼンのシーンはシビれた。

後、きっとコレも世界初の事だったんだろう?けど、マイケル・ジョーダンのおかんがエア・ジョーダンの売上の一部をマージンとしてよこせと言ってくるんだけど、このルールもきっとマイケル・ジョーダン以降当たり前になっているんだろうな、そしてこの手の契約もエア・ジョーダンが事始めなんだろうなと。でもプロスポーツ選手の現役時代ってそんなに長い訳じゃない。現役引退以降も元プロスポーツ選手が長く栄光を手にしようと思ったら、こういう形でメーカーと契約して自分の名前を残した商品が売れ続けていくというのはいい事なんじゃないか(企業にとっても選手にとっても)と思いましたね。

実際にあった話の映画化だから映画最後にその後の彼らの事についても言及していて、「ああ凄い人達がいてアメリカってやっぱ最強なんだなぁー」って思わされましたね。
日本人でこんな豪胆な事出来るリーマンっているのかなあ?って。アメリカってチョイチョイ破天荒キャラが出て来て引っかき回して大成功しますよねw

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ところで。
本作とは全く関係ない話なんですが…本作を観に行った時にディズニーの最新作「リトル・マーメイド」の予告編が流れたんですわね。



いやぁ~マジか。
て言うか、実は数ヶ月前に某サイトで「リトル・マーメイド最新画像」つってマーメイドの姿だけ切り取った画像がUPされてたんですよね。
ソレ見た時はてっきり誰かがコラ画像作って面白フェイクネタとして上げてるんだとばっかり思ってたんだけど…マジだったのか、と。
画像見た時も某サイト内で「ディズニーのポリコレ極まれりw」とか「コwレwはwなwいw」とか散々な書かれようだったけど…自分も流石にコレはねーなーと思ったな^^;
このマーメイド、違和感しかないんだけど流石に。海の中…なんなら紫外線の届かない深海に生きてるんだろーお前ら!って脳内ツッコミまくりだったわなぁ(苦笑)
正直…コレさ、黒人の皆さんは見てどんな気持ちなん?「やったー遂に我らの同胞がリトル・マーメイドに抜擢されたぞ!」って喜んでるの?例えばだけどディズニーがもしリトル・マーメイドの主人公にガッチガチのアジア人(西洋人が思い描くような細い一重まぶたの目、のっぺりした鼻と口で漆黒の髪のアジア顔ね)を配役したら自分だったら全然嬉しくないしやっぱり違和感しか感じないと思うんだけど。少なくとも金払って映画館に観に行きたいとは思えないよなーって。

こういうのって差別じゃないと思うんだよなー。適材適所って言葉もあるしさ、お伽話なんだから白くて輝くような金髪のスタイルのいいおねーちゃんで全然よくない?
今後も特にハリウッドで制作される映画はポリコレにまみれてこういう事例がどんどん増えていくのかな?って。ちょっと心配になってしまいました。
因みに…リトル・マーメイド、公開されても観に行くかはかなり微妙…よっぽどヒマで観たい映画がなければもしかしたら観るかも?程度の期待値ですね今のトコロ。
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【映画2023】「ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り」@19作目

2023年04月04日 | 映画感想
「ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り」

世界初のPRGと言われている(らしい?)同タイトルゲームの実写映画化。自分、RPGはドラクエとFFしかやってないのよね~だから元ネタゲームの内容全く知らない。
ゲームの映画化って結構されてるけど、世界観を早めに理解出来るかが楽しめるかの勝負の分かれ目みたいなトコロあるよね…^^;

あらすじ
さまざまな種族やモンスターが共存する世界、フォーゴトン・レルム。盗賊のエドガン(クリス・パイン)は相棒の戦士ホルガ(ミシェル・ロドリゲス)と共に、ある目的のための旅を始める。魔法使いのサイモン(ジャスティス・スミス)らも加わり、世界を脅かす悪の勢力を倒すべく、彼らは立ち上がる。(Yahoo!Movieから丸パク)

先ずね、脚本がなかなか上手いと思ったわ。
話の冒頭が…盗賊としてとっ捕まった主人公のエドガンとホルガの2人が2年服役した段階で恩赦を受けられるかの査問会に掛けられていて、エドガンが恩赦を受けるべく今までの生い立ちや盗賊になってとっ捕まるまでの経緯を説明しているんだけど、それがそのままスクリーンで観てる観客に対して「こういう下敷きがあってこれから物語が始まるんですよー」という説明になっているんですよね。だから脱獄してから(←恩赦じゃなくて脱獄かーいw)の経緯も割とすんなり受け入れられる。
RPGを一度もやった事のない人、ファンタジー系映画等を観慣れていない人には若干ゲーム用語というかRPG用語というかファンタジー系あるあるな専門用語に戸惑う可能性はありますが、それもスクリーン観ている内に段々「あーだいたいこういう意味ね」くらいには理解が出来るだろうと思われ。ぶっちゃけ子供でも見易い仕様だと思いますね。

で、大きな柱ネタとして「裏切った盗賊メンバー(しかもエドガンが投獄中にエドガンの娘を洗脳してエドガンを悪者にしている!)をやっつけて娘を取り返す」というのがあり、更に投獄される前にやっていた盗みで手に入れた石版(←死者を1人だけ生き返らせられる)を使って自分のせいで死んでしまった妻を生き返らせる、という副ミッションもある。
ところで本作の悪玉・フォージをヒュー・グラントが演じていたわ。若い頃は甘いマスクでニヒルな女タラシを演じる事が多かったヒューも、悪玉やるようになったのね。

元ネタのRPG的な要素もふんだんに盛り込まれていて、仲間を集めてパーティーを組む、難攻不落なダンジョン攻略、アイテムゲット、レベル上げ等が自然に話の流れの中で展開されていたと思いますね。特にレベル上げ要素としては魔法使いのサイモンが分かり易く成長していたなーと。
あと「ハイサンゲーム」というダンジョン攻略ゲームなんて思いっきりRPGのソレですよね。ダンジョン内で宝箱を見つけて開けると武器が手に入るとかたまにダミー宝箱があって開けるとモンスターだったりするのもドラクエ等でお馴染みの展開でRPG経験者だったらワクワクする場面だったと思います。

どぎつくない程度の恋愛ネタがフンワリあったり随所でクスッと笑える要素も盛り込んでいたり、そして友情と親子愛と勇気と冒険の成長物語…と、文科省が泣きながらお子様達にも推奨してくれるネタてんこ盛りで、しかも大人が観てもちゃんと楽しめる仕様になっていましたね!
ぶっちゃけ…そんな感動するとか「人生に影響を与えた映画ベスト10」とかに数え上げられるような類いじゃないんだけど(ヲイ)誰でも過不足なくちゃんと楽しめる作品です!
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スキー2023・23日目@白馬八方尾根スキー場

2023年04月02日 | スキー


ホテルをチェックアウトして、駐車場に車を置かせて貰ったままで(荷物は車の中)ホテルの無料送迎で八方尾根まで連れて来て貰いました。
何故自分の車で来ないで敢えてホテルの送迎を使ったのかというと…八方尾根って絶望的に駐車場少なくないですか?一般運営の駐車場がチラホラありますが、とてもじゃないけど来場者数のキャパを補える数ではないと思います。もしも自分の車で行ってゲレ近の駐車場が全て満車になっていたら八方で滑れなくなっちゃうでしょ?だから絶対に滑れるように敢えて宿の送迎をお願いしておいた、という訳です。因みに八方ではなく五竜だったら白馬村が運営している送迎バスがまだ運行していました。

名木山は流石に雪が無くなっていたので先ずはゴンドラで兎平まで登って、兎から上とリーゼンの一部がまだ滑走可能なようでした。



ゴンドラ降りたトコロから兎平ゲレを撮影
こーして見るとサ、兎平って結構な斜度あんのな…トップシーズン中で吹雪いてゴリッゴリの時は逆にそこまで斜度感じないんだけど。←自分が鈍感過ぎるだけか?^^;



リフト上から兎ゲレを撮影
自分のBLOGの過去ログ探ったら…八方尾根、最後に来たのが2012年でした。実に11年振り!超~久し振り!!
何故八方尾根に頑なに来なかったのかというと(実は敢えて八方は避けていました)最後に来た時に旦那に無理矢理新雪激盛りの頂上ゲレに連れて行かれて酷い目に遭った上にヘロヘロでスッ転んだ際に板のエッジで指を盛大に切って4針縫う大怪我をしたのがトラウマになってしまったからです。



兎平の上段から見える風景が余りにも美しい!
4月の景色と思えない位の雪景色…とは言うものの、やはり例年と比べると雪が圧倒的に少ないですね。コレ八方もGWまで営業するの難しいかもしんないね(薄涙)



兎平中段からゴンドラ駅を見下ろすと↑こんな感じ
画像で見ると大した事ない感じに写ってますが、実際は結構~な斜度ありますよココ💦
お上手なコブラーさん達はリフトに近い(=ギャラリーの多い)更に高斜度のゴリッゴリに掘れてるルートを滑り降りますが、自分にはとてもとても…恐れ多いので端っこの方のそれほど酷くは掘れてないルートを探しつつ恐る恐る滑ってみました。まあでも兎平は自然コブなのでコブのピッチも揃っていないしきちんとしたルートにはなっていない。



黒菱ゲレに来てみました…コッチもゴリッゴリに掘れてる~
旦那がスマホをチラチラ見てて「兎と黒菱、八方の公式サイトでゲレ案内見ると上級コースじゃなくて【超上級コース】って書いてあるぞw」と笑いながら言う。
スキー場に「超上級」コースなんてあるんすね…初めて見たかもしれん(滝汗)



黒菱の上段に上がるリフトから撮影↑
当然ですが兎すら端っこをヒョロヒョロ入ってる自分に黒菱は流石にムリな訳で。でも皆さんの邪魔にならないように迂回路の近くの割と緩そうなコブを選んで滑ってみる。
まーなんて言うかね、端っこでもコブが1つ1つ「崖落ち」みたいな感じよね。でも少しだけだけど自分もちゃんと滑ったよ!もう黒菱レベルになると本当にめっっっちゃお上手な人が「お前自殺する気か!?」レベルのノンストップ縦切りでぶっ込んで行くか、私のよーに崖落ちをズルドンで1つ1つコツコツ滑るかの二択になりますね💦



ところで、黒菱の下段に↑画像のようなちょうど練習にお誂え向きな管理コブが10本位並んで作られていました!(画像は黒菱のカフェからガラス越しに撮影)
それぞれコブのピッチが違っているので自分の好みのコブを選んで滑る事が出来るので本当に練習するのに丁度いい感じでした♪^^
…とは言うものの、兎や黒菱上段のエゲツないコブ滑った後なので「いやぁー滑り易くていいねーココ♪」なんて言って滑ってましたが、冷静に考えると普段練習してるめいほうのコブと比べると斜度がかなりありますよね…なんか周辺全部がエグい斜度だから感覚バグっちゃうんだなーあははははー!

という訳で、4月の春雪シーズンに八方尾根に来たのは実は生まれて初めてでしたが、自分達にはトップシーズン中より春雪の八方の方が断然向いていると確信しました!
来シーズンからはもっと積極的に春雪になったら白馬方面にスキーに行きたいと思います😊
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スキー2023・22日目@エイブル白馬五竜スキー場

2023年04月01日 | スキー


4月になってもまだスキーだよー!
という訳で、この週末は旦那が「いい宿見つけたから泊まりで白馬行こう!」と提案して来たのでとりあえず五竜に来ました。メンバーはいつも通りのA嬢加えた3人体制です。
ところで…前回のめいほうに行った際に「来週はいよいよコブ選手権!云々…」と書いたのですが、当日天気予報が思いっきり雨で(実際当日も雨でした)旦那が「流石に雨の中スキーするのはイヤだから今年はスルーしよう(←自分指の靱帯痛めてるしなw)」と言うので今年はコブ選手権自主棄権しました。来年またご縁があれば~^^;

さて、という訳で朝イチで五竜にやって来たんですが、下段はとおみゲレだけギリ運営していてゴンドラ上からとおみゲレまでの繋ぎルートは既にクローズしていました。
なので実質ゴンドラで上行ったら1日ずーっと上だけで滑って、んで帰りはまたゴンドラに乗って降りる、という事になります。さて、ゴンドラに乗って上のゲレに行くと…



いきなりゴンドラ駅出たトコロにこんな不穏な立て看が(滝汗)
今年やっぱ雪少ないよね…今シーズンいつまでスキー行けるんだろう。超不安💦

 

で、実際ゲレ出てみると案外まだ雪あるよーてか景色もキレイ~✨
さて問題の「春雪で思いっきりコブ練しよう!」な訳ですが、どーなってるかと言うと…



うほほほほ♪掘れてる掘れてる~
コレは昨シーズンと同じでいい感じいい感じ😊
ここだけでなく、リフト乗り場近くの下段にも何本かあきらかに皆で育てたルートコブが出来ていました。
そんなこんなでコブ練やったるでー!と勢い付いたものの、今年の五竜には不満もある!



それは…本来ならゲレを挟むように2本リフトがあるのですが、その内の1本が運休していて1本しか稼働していない!だからめっっっちゃリフトが並ぶ!💢
昨シーズンはちゃんと2本共稼働していたんですよ。なんで今年は1本にしちゃったのよーやっぱ今年は雪が少ないからゲレ運営縮小方向って事なんすか?



午後になると益々コブが掘れて来て、更に朝イチ圧雪してあったゲレ部分も至る所にコブルートが出来て春雪ってやっぱコブ滑るのに向いてるしサイコー✨
さて、個人的な事ですが…去年は怖くてほぼスルーしていた上段のコブですが、今年は頑張って端っこの割とヌルめのコブルートに突っ込んで行きました。と言うか去年は絶対にムリだから旦那にも止められて(つーか自分も怖くて行く気にすらならなかった)のに、今年はヘッポコながらトライする勇気が出て来ました。一歩前進…かな?

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【ホテル白馬】
  長野県北安曇郡白馬村北城5470-1 TEL:0261-72-4444

今回利用したホテル。面倒臭いからスキーネタと一緒にUPしちゃう!
入口がお花いっぱいになってて可愛い感じ♪今回旦那がネットで検索してHITしたらしくて旦那任せで予約しました。



部屋はツインのトリプルユース。元々ソファーの場所がそのままエキストラベッド仕様になってる感じ。
思ったよりも部屋は広いなーという印象。ちょっと変わった作りなんだけど、クローゼットと洗面+ユニットバスも完備。
それと…この宿長期滞在向けなの?部屋に簡易キッチンと電子レンジも備え付けてありました。(勿論冷蔵庫もあります)コレ、ちょっとした料理なら部屋で作れますよ。
今回自分達は「一泊二食付プラン」で予約しましたが、それこそ一週間とか滞在するなら素泊まりにして部屋で簡易調理するのも全然出来そうです。

 

食事は朝夕共にバイキングでした。が、この宿バイキングのクオリティがかーなーりー高いです!(上画像は夕飯と朝食並べてます)
志賀高原のクソ宿で身体がすっかり慣らされたのか(ヲイコラ)バイキングと聞くとかなりテンション下がっていたんですが、この宿のバイキングのクオリティマジかなり高い!
和洋中一通り揃ってて、どれもかなり美味しかった。デザートやノンアルコール飲料の品揃えもかなりいい。アルコールメニューも豊富で価格も割と良心的♪

あと、このホテル天然温泉引いていて(白馬姫川温泉)、大浴場の温泉がかなりいい!泉質が超~自分好みでした♪^^
ただ…コレはホテルの規模に相対なので評価し辛いですが「大浴場」という程のスケールではなかったかな。ただそんなギッチギチになる事はなかったので問題ないかと。
ちゃんと露天風呂もありました。自分内風呂と両方入りましたがどちらも満足度は高かったです。それから大浴場のアメニティのクオリティがすんごく良かった!

部屋の広さも問題なくご飯は美味しくてレパートリーも豊富で、お風呂も満足度が高い。だったら何も文句のない最高の宿ぢゃねーか!
…という事で、この宿の唯一にして最大のネックを一応発表しておこうかと思います。それは…どのスキー場からも微妙に距離があるという事。
白馬北城地区にあるものの、八方尾根まで板担いで歩くには余りにも距離がある。だから「ゲレ中・ゲレ脇・ゲレ傍希望」なタイプの人には向かないと思います。
ただ、スキーシーズン中は各スキー場への無料送迎はありますので、多少時間に縛られてしまうのは否めませんが送迎バスを利用すれば問題なく楽しめる宿だと思います。
因みにチェックインする為にフロントで並んで待っていた時、先にチェックインするゲストさんが全員リピーターでした。自分達も多分今後この宿リピートすると思います!
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