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「静かなる男」
(1952)
監督:ジョン・フォード
出演:ジョン・ウェイン モーリン・オハラ
試合中に相手を死なせてしまったボクサーが、自らの誇りと愛をとりもどすお話。緑豊かなアイルランドの風景と、武骨でありながら優しさを感じさせるジョン・ウェインが泣かせます。これぞ、映画。村上春樹は、嫌なことがあるとこの映画を観ることにしているそうですよ。
……上映は11月20日(金)19:00大劇場にて。
ジョン・フォードとジョン・ウェインの作品は港座初登場。
アイルランドという存在について、日本人はあまり意識しないでいるけれど、ジョン・フォードが自らのアイリッシュの血をかなり意識していたように、彼らの愛国心は強い。
赤毛(モーリン・オハラはみごとな赤毛)、ジャガイモ飢饉、ウィスキー、U2(笑)あたりがパブリックイメージかな。ミステリ好きには、アメリカの警官にはアイルランド系が多いことでおなじみ(警察官→鹿児島人ってのとは違う構図だけど)。
でもどの人がアイリッシュだかわからない?だいじょうぶ。耳元で「ダニー・ボーイ」を歌ってごらんなさい。その人が泣き出したらまちがいなくアイルランド系です。
次回は「百萬両の壷」!
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