ようやくマッコークル&パディロのコンビ初登場の作品までたどりつく。いやはやこれこそが現実のスパイだとストーリーは錯綜しまくり。えーっとこいつはどっち側なんだっけ?と登場人物一覧を何度もチェック。
訳が少し古いので「暗殺のジャムセッション」のときのように名台詞満載、というわけにはいかないのがちょっと残念。
もっとも、第二作との連関はきっちりしているので、続篇を待ち望んだ人たちはいらいらしただろう。それにしてもこれがデビュー作とは……さて、次は「クラシックな殺し屋たち」を……でぇえええええ。古書価格で5250円もするじゃないかっ!誰か復刊してくれーっ。