事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「龍馬伝」第6話~松陰はどこだ?

2010-02-08 | テレビ番組

Namasevoice02_2  第5話「黒船と剣」はこちら

ついに吉田松陰登場。この、明治維新を思想的にささえた兵学家をどう形容したものであろう(司馬遼太郎調)。

密航を企てて失敗すれば自首し、暗殺を企てて頓挫すればやはり自首。どうにもこうにもファナティックで、たぎる血を制御できなかったというところか。つぼイノリオの「吉田松陰物語」のギャグの世界が、実は現実のものだったのではないかとすら。神妙にしろい。

わたしにとって松陰といえば「花神」の篠田三郎でおなじみ。どう考えても自傷行為としか思えない彼の行動は、長州らしいといえば長州らしい。長州嫌いの司馬遼太郎の「世に棲む日日」が原作のひとつだからそう思えたのだろうか。

今回、そのマゾヒスティックな松陰を演じるのは生瀬勝久。ぴったりだと思います。いずれ吉田東洋(田中泯)と衝突する武市半平太(大森南朋)の悪鬼のような表情、「しょせん下士だ」と吐き捨てる山内容堂(近藤正臣)と、「龍馬伝」はいい役者をそろえている。まあ、いちばんかわいかったのは相変わらずラブコメをやっている貫地谷しほりでしたが。

前回の視聴率は24.4%。予想的中。今回も予想しましょうか。龍馬をめぐるストーリーがほとんど動かず、市井の物語だったのでむしろ高視聴率と読む。25%超もありうる。

第7話「遙かなるヌーヨーカ」につづく。ついにリリー・フランキーと大泉洋登場。どんな大河だっ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする