第7話「遙かなるヌーヨーカ」はこちら。
またしても不明を恥じます。前回の視聴率は開始以来最低の20.2%。サッカーを蹴散らしたのは当然としても(韓国戦で13.5%という数字に協会とフジテレビは慄然としたはず)、「イッテQ」(日テレ)に負けたとは。まあ、わたしはあの番組好きなんですけどね。
こうなると来週は……やめときましょう、オリンピックもからんでわけわからん。
さて、今週は“能力”をめぐるお話。オレより頭のいいヤツはいない、と豪語する弥太郎以上に自尊心のかたまりである男たち。大義のためには、弥太郎の父親への理不尽な仕打ちなどささいなことでしかないと規定する武市半平太(大森南朋)と吉田東洋(田中泯)。特に「俺は天才だ」という前提で生きる吉田にはちっくと凄みがあります。
よく考えたら明治維新というのはこういうタイプによって切り開かれ、そして愚直な男たちによって実現されたのでしょう。坂本龍馬の不思議なところは、そのどちらでもなかったあたりか。
今回のラブコメは福山雅治と広末涼子。しかしここまではっきりと加尾にプロポーズされると、このあと大変じゃないかなあ。貫地谷しほりの激怒する顔が目に浮かびます。来週はそのあたりが楽しみなので視聴率は……うーん、21%台か。あ、やっぱり予想してしまった。
第9話「命の値段」につづく。