事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

龍馬伝~第36話「寺田屋騒動」

2010-09-05 | テレビ番組

Makiyoko04 第35話「薩長同盟ぜよ」はこちら

前回の視聴率は15.4%。24時間テレビ(日テレ)の裏になったわりには健闘。「鉄腕DASH!」の“あきおさん”が武道館に登場したシーンはうれしかった。そうか奥さんが病気だったのかー。彼が健在なうちはDASH村は続けてほしいな。縁起でもないけど、彼に何かあったらTOKIOは泣くだろうなあ。わたしも泣くかも。

24時間テレビが始まったのは日本テレビの開局25周年記念で、地方局との連携強化などもねらった単発の企画。でも社長が「来年もやる!」とエンディングでかましてしまったので今でも続いている。企画したのは井原高忠と都築忠彦という伝説のプロデューサーたち。わたしも一回目は見てたけど、まさかこんなでかいプロジェクトになるとは。

さて「龍馬伝」。かの有名な寺田屋事件。お龍(真木よう子)が捕り方の前に素っ裸で立ちはだかるって展開はやっぱりないですね。でも、女性に庇護される龍馬(福山雅治)ってコンセプトは今回が最高潮かな。全力疾走するお龍がけなげ。

負傷した龍馬は、西郷や木戸への謝罪をつぶやき、お龍、兄、そして父母へ「ごめんちゃ」とうつっていく過程は、死に行く人間として正直なところだろう。

にしても、大勢の捕り方に囲まれながら、剣で斬り殺すというチャンバラを行わないというのは、北辰一刀流の使い手としてもったいない。いや、逆にだからこそ殺さないんだろうか。史実はどうなんでしょう。

わたしは寺田屋が船宿だということすら知らなかった日本史オンチなので(高校じゃ未履修です。いいのかウチの出身校)、誰か教えてください(笑)

歴史上のクライマックスシーンだし、真木よう子のヌードが拝めるかもしれないという不届き者(わたしわたし)もいたでしょうから、今回の視聴率は17%台と読みました。まあ、最大のライバルは「イッテQ」のイモトがとんでもないチャレンジをしているらしいことなんですが。

第37話「龍馬の妻」につづく

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日本の警察~その35「リンゴォ・キッドの休日」矢作俊彦著 角川文庫

2010-09-05 | 日本の警察

Longtimenoseeringokid その34「同期」はこちら

横須賀の朝、高台の洋館で高級クラブに勤める女の死体が発見された。そして米軍基地内の桟橋沖に沈んだワーゲンからは男の死体が引き揚げられた。無関係に思える二人だが、同じ拳銃で射殺されていたことがわかり、非番だった神奈川県警捜査一課の二村永爾は、署長からの電話で捜査にかりだされることに。所轄と公安、そしてマスコミの目を欺きながら、二村は事件の真相を追うが…。二村永爾シリーズ第1弾。

二村永爾シリーズの輝ける第一作(78年)。第二弾は「真夜中へもう一歩」(85年)、そしてあの「THE WRONG GOODBYE」(04年)につづく。

米軍に凌辱され、しかしそれゆえに愛される街、横須賀を二村はワイズクラックをふりまきながら歩行する。「日本の警察」シリーズとしてとりあげたけれど、二村ほど日本の警察にそぐわない存在もめずらしい。だいたい、アイヴィーを着崩している刑事というのは(笑)

刊行当時、これほど警察内部の事情に通暁した作品はあったのだろうか。そんなバックボーンがあるからこそ、日活ムードアクションへのあからさまなオマージュが絵空事になっていない。傑作、というより既に古典。ぜひ。

次回は「夕暴雨」(今野敏)

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