第37話「龍馬の妻」はこちら。
前回の視聴率は17.6%。的中。やっぱりラブコメ強し。
夕べの飲みで、このブログをいつも見てくれている読者といっしょになる。
「毎週ネタにするなんて、よっぽど大河ドラマが好きなのねえ」
ここまでくれば意地ですから(笑)。
同じテーブルのみんなが大河ドラマで盛り上がる。
「なんだかんだ言っていちばん好きだったのは『太平記』かなあ」
「あー、あれはよかったですね。後醍醐天皇ってのがいかにもあぶなそうで」
「南北朝がらみなんでドラマ化できるとは思わなかったけどね」
なにしろこの飲みには、北畠顕家の子孫まで参加していたので強い。
「オレは『翔ぶが如く』かな」
「それって誰の話?」
「西郷隆盛と大久保利通。大久保がもう十年長生きしてたら日本は変わってたかも。形としてニッポンをつくったのって実はあの人じゃないか?」
「うーん、それはどうかな。でも殺されたときに財産がほとんど無かったらしいんだよね。清廉な人ではあったみたい」
その大久保利通を「龍馬伝」ではベッシー及川光博が演じるらしいので楽しみです。オクタヴィアヌスと大久保という、怜悧な行政執行者好みなわたしとしては特に。
さて、今回は龍馬(福山雅治)とお龍(真木よう子)がその薩摩に到着。女人禁制の霧島に登るためにお龍は男装。お好きな方にはたまらないシーンです。山頂で龍馬は天逆鉾を引っこ抜いて(よい子はマネをしてはいけません)、日本を導いていく決心を語る。ナビゲイター篇のラストらしい展開。
視聴率的に低迷した第三部だけれど、最終章は“予告された悲劇”である龍馬暗殺と、大河ドラマらしい“偉い人たちの激突”が描かれるので率としては上昇するだろう。徳川慶喜(田中哲司)をマンガチックに演出していたあたりがちょっと不安だけどね。
第39話「馬関の奇跡」につづく。今回の視聴率は、ドラマとしてほとんどうねりがなかったので16%台と読みました。