第36話「寺田屋騒動」はこちら。
前回の視聴率は16.8%。もうちょっといくかと思ったけれど、「世界の果てまでイッテQ!」でイモトがとんでもない根性を見せたんだから仕方ないか。
さて、今回はひたすら真木よう子をフューチャーしたお話。ついに龍馬とお龍が結婚。「オレには時間がない」と告白する亭主を持つのってしんどいとは思うけれど。
思えば「パッチギ!」はすごい映画だった。すでにメジャーだったオダギリジョーや笹野高史、そして余貴美子の他に、ジュリエット役のキョンジャが沢尻エリカ、その兄アンソンが高岡蒼甫、他にもケンドーコバヤシ、小出恵介、加瀬亮(野口ヒデトの役!)、江口のりこ、「龍馬伝」でも笑わせてくれる桐谷健太、オモニにキムラ緑子……井筒和幸の演出技法に文句がある人はいても、役者を発掘する慧眼は誰もが認めるはず。
でも、この作品は少し哀しい経過をたどっていて、沢尻エリカはご存じのような女王様になってしまい(応援してるけどね)、プロデューサーの李鳳宇(パッチギの多くは彼の経験でもあった)は破産。そして音楽の加藤和彦は自殺してしまった。
それはともかく、まさかガンジャ役の真木よう子がこれだけビッグになると誰が予想しただろう。ふてた顔で子どもたちを引きつれ「よかったねぇ」と声をかける世間に「ほんまに?」とケンカを売っていたあの娘が。まさかこんなに巨乳な人だとも思いませんでしたが。
「オレと、おまんは、ひとつじゃき」日本初のハネムーンを挙行したカップルだけあって、龍馬の発言は思いっきりハリウッドなのが笑えます。
蒼井優と真木よう子にヤキモチ合戦をやらせるなど、展開はラブコメ。こういう回は視聴率がよかったので今度こそ17%台と読みました。
第38話「霧島の誓い」につづく。