事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「のぼうの城」 和田竜著 小学館

2011-02-18 | 本と雑誌

E0033570_9505179 なぜ、ブームになったのか、わからないではない。大愚と大賢が同じに見えるというシチュエーションは、わたしだって大好きだし。特車二課のカミソリ後藤の例をひくまでもなく、上司としての一種の理想像だから。

ただ、この大愚がなにゆえに領民に愛されたのかをもうちょっとうまく語ってくれると……映画化では彼を誰が演じるのかな。え、野村萬斎?そりゃーちょっと期待しちゃうな。

利英が佐藤浩市でお姫様が榮倉奈々か。いちばんいい役を鈴木保奈美に提供するあたり、興行的にいい感じかも。

監督を犬童一心と樋口真嗣が共同であたるってのは、いったい誰のアイデアなんだろう。和田竜としては映画にするために書いたストーリーなんだから万々歳ではある。

にしてもあの水攻めはどうやんのかなあ。お金だいじょうぶか……そんな心配をさせるあたりが大愚のとりえでしょうか。

「の、のぼう……とか何とかいう映画をいま撮ってるんでしょ?ウチの生徒が原作の大ファンなのよ」

図書専門員のご注進。

「ってことは野村萬斎も鶴岡にいるってこと?」

時代劇だとみんな庄内映画村で撮るわけじゃないですー。

コメント
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