事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「カッティング・エッジ」The Cutting Edge ジェフリー・ディーヴァー著 文藝春秋

2019-12-11 | ミステリ

リンカーン・ライムのシリーズは全部読んでるぞ!とはいかなくなってきた。前作「ブラック・スクリーム」を読み逃してるから。

今回は原点回帰がうたわれていて、実際に異常な殺人者とライム&サックス(ついに結婚!)の追いかけっこの体裁。

しかし読者を裏切ることに生きがいを感じる(笑)ディーヴァーのことなので、事態は二転三転する……慣れてきたので“真犯人”は途中でわかったんだけど、それからまたひねるひねる。やりすぎでしょさすがに。

読者の知りたい業界を紹介するという、ベストセラー作家としてきわめて正解なディーヴァーのコンセプト。今回はダイヤモンド。採掘、研磨、流通など、確かにまったく知らない世界でした。カットの天才であるインド人の少年が魅力的。カシミール出身という設定が効いている。

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うまい店ピンポイント 2019年忘年会篇その1 また富重。

2019-12-11 | 食・レシピ

「とみ将、琴壱」篇はこちら

さあ忘年会の季節でございますよ。わたしもいろいろと忘れたいことはございます。

で、また富重。予告したとおり、今年はもう1回来ることが確定しております。

おいしい。

とてもおいしい。

それはいいんだけど、常連であるわたしたちにこの店は気を使いすぎている。

「あの……今日は岩海苔のおむすびは出ませんので」

わたしたちもオトナだ。そんなことは気にしませんよ。とか言いながら

「さっきの人、顔真っ赤にしてたわよね」

「怒られると思ったのかなあ」

「いやな客だと思われてるんじゃ?」

おかげで、人数分のハンガーがないことを最後まで言い出せませんでした。

「言えよ」

「言えません(T_T)」

ひとりだけ傍若無人だったのはきっとわたし。他の人たちはまったくアルコールを受け付けないので、つい芋焼酎を一本飲みきってしまいました。ハタハタの炊き込みご飯は絶品でしたよ。

「ほたる」篇につづく

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