事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「リーガルハイ・スペシャル」(2014 フジテレビ)

2020-09-05 | テレビ番組

半沢直樹の続篇がようやく作られ(なんでこんなに時間がかかったんだろう。大人の事情があったんでしょうね)、ふたたび大ブーム。

わたしはオンエアを毎週見る根性のない男だから、見逃していたリーガルハイのスペシャルをレンタル。

すごいキャストですよ。堺雅人新垣結衣の黄金コンビにナギサさん大森南朋吉瀬美智子がからみ、Nスタのホラン千秋がキャバいお姉ちゃん役で登場。

しかしかたや田口淳之介剛力彩芽東出昌大がそろうという、なんというか微妙なお話でもありました。

大人のおとぎ話として、極上の出来です。

ある事情で某銀行の“偉かった人”と交渉。半沢直樹は毎回楽しみにしているそうだ。

「つらくないですかあれを銀行員として見るのって(笑)」

「スカッとしたいんですよ。ああいうことをわたしら実際には言えませんから

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日本の警察 その119「新宿鮫11 暗約領域」 大沢在昌著 光文社

2020-09-05 | 日本の警察

その118「風間教場」はこちら

シリーズ8年ぶりの新作。信頼する上司、桃井が殉職し、恋人の晶とも別れ、ほとんど孤立無援の鮫島が、次第に別のチームを形成していく過程が静かに描かれる。

そのなかでも、警察の正義を信じ、女性が低く見られる風潮に逆らい続ける女性課長が渋い。

鮫島のセリフも、これまでになく礼儀正しく(まあ、ヤクザ相手だとちょっと違うが)、あるべき公務員像、あるべき社会人像というものを大沢在昌は鮫島を通じて描きたかったのかなと。

義理人情に厚いヤクザが瞬時に豹変するあたりの凄みも同時に。ラストで、チャンドラーの某有名作品が引用されておしゃれな後味も。

その120「地獄の犬たち&煉獄の獅子たち」につづく

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