事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

ガリレオを全部観る 13 「指標す(しめす)」

2021-06-04 | テレビ番組

その12「幻惑す(まどわす)」はこちら

ものすごく長い間このシリーズをお休みしてました。一度始めたネタは必ず最後までやると大言したわりに、なんでだっけ。どうやら新シリーズと新作映画も動き出したようなので再開します。みんなもう忘れてるだろうなあ。

今回の眼目はダウジング。金属の棒とかを握り、その反応で水源を探し出すというあれです。湯川教授(福山雅治)は肯定も否定もしない。科学的に立証はされないけれども、ダウジングによって水が見つかっているのも確かなのだ。実はわたしも昔つとめていた学校で水道の修理を依頼したら、その業者がいきなりダウジングを始めたのでびっくり。ま、なんの意味もなかったですけれども。

親切な、そして実は金満家のおばあさんが惨殺され、飼い犬が消えている。岸谷刑事(吉高由里子)は例によって湯川に協力を求める。犬の死骸を見つけたのは近所の女子高生であり、彼女は水晶の振り子の示す場所で見つけたと。

科学者である湯川はあらゆることを想定する。風は?異臭は?電線はなかったか?……すべて否定される。

この犯罪のキモは、なぜ犯人は犬の死骸をわざわざ運んで捨てたかだ。そして、女子高生の水晶は本当に謎に答えたのか?

今でもやっている子はいるのかな、こっくりさん。なぜこっくりさんは字を指し示すのかが理系ミステリとして面白いところ。

ドラマとしてみごとなのは、女子高生は水晶に、犬の死骸のありかを訊いていたわけではないあたり。ここはうなりました。

女子高生を演じたのは、「麒麟が来る」で織田信長を手玉にとった帰蝶を演じた川口春奈だったのでびっくり。久しぶりに見ると、実に面白い。

その14「心聴る(きこえる)」につづく

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今月の名言2021年5月号PART5 さざ波

2021-06-04 | ニュース

Ryuichi Sakamoto - The Sheltering Sky

PART4「意図的な放言」はこちら

「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」

高橋洋一・嘉悦大教授の、というより内閣官房参与だった人物のツイート。この人の発言は、正否はともかくいつも極端だった。だからこの程度の発言で驚いたりはしない。

「日本の緊急事態宣言といっても、欧米から見れば戒厳令でもなく『屁みたいな』ものでないのかな」

こんな雑な発言まで追加でかますぐらいなのだから。

わたしがむしろ驚いたのは、彼がこの問題で「謝罪」し、「反省」し、「辞職」したことの方だ。徹底的に居直るだろうと思っていたので。まあ、余計な肩書きもとれたし名前も売れた。これまで以上に極端で雑な発言をかますだろうし、一部マスコミはそれを歓迎するであろうことが予想できる。なんというかねえ笑笑。

本日の1曲は坂本龍一「シェルタリングスカイ」名曲ですわね。

6月号PART1「永遠の一休さん」につづく

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