事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「俺の話は長い」(2019 日本テレビ)

2021-06-14 | テレビ番組

噂は聞いていたの。日テレで土曜の夜にやってるドラマはすごいと。妻も熱狂していたし、ちょっとのぞいて見たら確かに面白そう。でも、例によってドラマをワンクール見通す根性がないわたしはディスカス待ち。

で、拝見させていただきました。

噂以上にすごかった。ホームドラマ(死語?)ってここまで進化していたのか。主役は6年間ニートを続けている満、31才。働く気がないわけではないのだが、自分を肯定する理論武装は完璧。んもう屁理屈をこねさせたら天才。そしてもちろん、彼の話は長い。おそらくは感情移入するのがむずかしい役なのに、生田斗真が絶妙に演じるものだから、誰もが彼を好きになっていく。

そんな息子をどうあつかっていいか常にとまどっている母親に原田美枝子。デビュー作「恋は緑の風の中」や「大地の子守唄」そして「青春の殺人者」からつきあってきた世代なので彼女がいるだけで画面からありがた感が噴き出してます。

微妙なバランスの上に成り立っている二人暮らしの家に、マイホームを新築中の姉夫婦が同居することになった3カ月の物語。姪っ子は不登校だし、元バンドマンの義兄は教材販売の仕事が嫌で仕方がない。姉は年の離れた弟の現状を打破しようとさまざまな策を弄する……

小池栄子安田顕、そしていまや朝ドラヒロインの清原果耶も加えた5人が完璧なアンサンブル。わたしのお気に入りは行きつけのスナックの客である本多力。こんな役者いたんだあ。

特にすばらしかったのが、義兄も満とともにニートになり、ふたりで絶唱した「出世払いの歌」。爆笑しながら、涙がこぼれてきました。

そして最終回、背広姿の満に……この展開って「あまちゃん」で宮本信子が大漁旗を振ったシーンの再来。泣けた泣けた。脚本は金子茂樹。ええ承知していますよ。絶賛オンエア中の彼の「コントが始まる」もすごいんでしょ?はやくディスカスしてくれないかなあ。向田邦子賞受賞作品。

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うまい店ピンポイント ひょっとしてもう夏? 米沢屋篇

2021-06-14 | 食・レシピ

東軒篇はこちら

「え、そうなの?技能士がお休み?」

ふーん。いやちょっと待て。ってことはおれが市役所に行くってことじゃないか。外勤にね。チャリだけど。

早速きょうの献立表をチェック。このあたり、ルーティン化しています。

そうかチキンかあ。残念だなあ、まったく残念だ。

「いらないから、今日は給食」

色んな人から

「それ、あり?」

と指摘されるんだけど、ありです。もう何でもあり。いいんだもう。

そして焼きそばの名店、米沢屋へ。大盛りイカ肉。画像がぶれているのはもちろんわたしがアル中だからではありませんよ。ありません。

続いて入ってきたのはバックパックにベースボールキャップのお兄ちゃん。

「あの……」

いかにも慣れていない。ひょっとしたら手練れのブロガーかもしれない。ひょっとしたらミシュランの狙撃手かもしれなくってよ(笑)

なことはどうでもいいのでした。あいかわらず焼きそばはおいしい。酒田にお出での際にはぜひどうぞ。来いよミシュラン。

哲の冷やし味噌篇につづく

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