カラマツ Larix kaempferi は、マツ科カラマツ属の落葉針葉樹で日本の固有種。漢字では「唐松」だが、中国には分布せず、葉の付き方が唐絵の松に似ていることが由来といわれる。 カラマツで構成するカラマツ林の天然分布域は限られ、天然林は本州中部日本アルプス周辺の標高1,500mほどの山岳地帯に限られるが、奥日光周辺や富士山周辺などでも見つかっているだけである。現在の北日本でも見慣れた風景だが、本来は北日本に分布しておらず、ほとんど戦後の植林によって作られたものだ。山地帯や亜高山帯など比較的寒冷な土地や火山灰の痩せ地などスギの植林が困難な地域でも十分に育つため大規模な植林が行われ、人工のカラマツ林が広く分布しているのである。近年、安い外材の輸入によって国産材の需要は低迷し、人工林の管理が十分に行われなくなったため、カラマツの人工林も放置されている場所がほとんどで、良材にまで育つ環境にはないのが現状である。
カラマツは、日本に自生している唯一の落葉針葉樹である。春には鮮やかな新緑が芽吹き、秋には黄金色の黄葉が山いっぱいに拡がり、葉を落とした冬には真っ白な霧氷が付き、訪れる季節に応じて四季折々の色合いの変化を見せてくれる。その美しさをかつて軽井沢に滞在した北原白秋が記した詩「落葉松」で詠んでいる。
カラマツの林を過ぎて
カラマツをしみじみと見き
カラマツはさびしかり
たびゆくはさびしかり
1月も半ばを過ぎたが、前回の記事に記したように、いまだ休日は撮影に出かけてはいない。一日おきの徹夜で朝帰りの繰り返し。ひと月に1~2回は連休があるものの、寝不足の連続で遠征する気分になれないのが現状で、休日は新たな趣味として始めた「自宅の庭作り」に時間を費やしている。庭作りに関しては、後日、記事として書き記したいと思うが、今回は、これまで撮りためた「カラマツ林」の写真を季節ごとにまとめてみた。
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