ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

美しき日本の自然風景(2012-2015)

2015-12-30 20:06:08 | 自己ベスト/風景、昆虫

お世話になった方々、ブログにご訪問いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2016年が皆様にとってよい年でありますよう、お祈り申し上げます。

2015年の最後として、過去に撮影した全ての自然風景の写真から33点を選んで、スライドショーにまとめてみました。
「美しき日本の自然風景」をご覧頂ければ、幸甚でございます。

東京ゲンジボタル研究所 古河義仁

※スライドショーはPCのみでご覧頂けます。
写真は、1920×1080 Pixelsで表示できますので、画面の右下にあるフルスクリーンモードをクリックして、大画面でご覧ください。
スビード設定(画面の右下のマーク、右から2番目で変更可能)は、「10」が最適だと思います。画像が表示されない場合は、しばらく時間をおいてから再度ご覧ください。

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2015年の自己ベスト(風景編)

2015-12-29 22:37:16 | 自己ベスト/風景、昆虫

 「自然風景写真への想い」については、先日、当ブログで述べた通りであるが、昆虫写真は「図鑑写真」「生態写真」がコンセプトであるのに対し、自然風景写真は、美しい光景を目の前にした時に、美しいという抽象的で漠然とした感覚を1枚の写真というものに具体化することであり、「芸術作品」を目指したい。それゆえ、撮る度に行き詰まり思慮しているが、なかなか納得がいかない。

 それでも、いくらかは自己満足の範疇に収まる作品を残せている。本年も、自分への反省と戒めのために10の作品を選んで掲載した。
 ここに掲載した写真についての詳細は、写真下の表題に各々、過去の記事へのリンクを貼っているので参照いただきたい。

 本年の愛車の走行距離は、昆虫の撮影も含めて、およそ21,000km。昨年が約19,000km、一昨年が27,000km。結果の善し悪しは別にして、1枚の写真を撮影するにかかる時間と経費は膨大である。それだけに、自身の単なる趣味であっても価値あるものを残したいと思っている。
 来年も引き続き、以下のコンセプトで、心の目で見て感じた自然風景を作品として残していきたいと思う。

  1. 「美しい場所を、より美しく」撮ること。
  2. 見る人に感動を与える作品であること。
  3. 芸術的写真であること。
  4. オンリーワンの写真であること。

参考:昨年までの自己ベストは、下記を参照いたさきたい。尚、2011年以前は、記事としてまとめていない。これで自己ベストが40になったが、この中から厳選すれば、それなりの写真集になるだろうか?

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

蒲生の棚田

蒲生の棚田
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F10 1/30秒 ISO 100 +1EV(撮影地:新潟県十日町市 2015.4.25)

中綱湖の桜

中綱湖の桜
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 0.4秒 ISO 100 -1/3EV CPLフィルター使用(撮影地:長野県白馬村 2015.5.3)

まいめの池(紅葉)

まいめの池(紅葉)
Canon EOS 5D MarkⅡ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 0.3秒 ISO 100(撮影地:長野県松本市/乗鞍高原 2015.10.18)

まいめの池の紅葉

まいめの池(紅葉)
Canon EOS 5D MarkⅡ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 0.4秒 ISO 100 CPLフィルター使用(撮影地:長野県松本市/乗鞍高原 2015.10.18)

白樺湖(霧氷)

白樺湖(霧氷)
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県茅野市/白樺湖 2015.1.24)

ヤマザクラとミツバツツジ

ヤマザクラとミツバツツジ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/6秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:東京都八王子市/今熊神社 2015.4.12)

ゲンジボタルの乱舞

ゲンジボタル
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
バルブ撮影 F1.4(9秒×88 多重露光) ISO 400 (撮影地:千葉県袖ケ浦市 2015.5.23)

満月と桜

満月と桜
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.0 6秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県白馬村/貞鱗寺 2015.5.2)

美人林

美人林
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F10 1/5秒 ISO 100 +1EV(撮影地:新潟県十日町市 2015.4.25)

朝靄のダム湖

朝靄のダム湖
Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
絞り優先AE F11 1/400秒 ISO 200 +1EV(撮影地:千葉県君津市/片倉ダム 2015.11.29)

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2015年の自己ベスト(昆虫編)

2015-12-28 16:21:08 | 自己ベスト/風景、昆虫

 例年のように、一年を振り返って自己満足ベスト10を選んでみた。前編は昆虫、後編は風景をまとめた。

 今年の昆虫写真も、「ゼフィルス」「絶滅危惧種」「未撮影種」「撮り直し」を目標にし、全国にその姿を追った。 予定した昆虫には全て出会うことができたが、思うような写真が撮れなかった種もあり、計画達成率は90%に終わった。ちなみに、本年、初撮影が叶った昆虫は10種類になる。

 今年の1位は、富山県に4回通い、合計8日かかって撮影できたヒサマツミドリシジミである。全25種類のゼフィルスの中でも かつて珍蝶、幻の蝶とも言われ、現在でもその生態は不明な部分が多い。撮影も難しく、秋にようやくメスの吸水シーンを撮影できたが、来年はオスの開翅を撮りたい。
 2位は、オオミドリシジミ。普通種であるが、テリトリーを見張る様子をこの角度で撮影できた「ベストショット」の意味で選定した。
 3位は、ヤブヤンマ。今年、撮り直しとして計画した唯一のトンボである。毎年、何種類か撮っているが、今年はゼフィルスに時間を 割いたためトンボは一種のみ。
 ここに掲載した10種についての詳細は、写真下の種名に各々、過去の記事へのリンクを貼っているので参照いただきたい。

 昆虫を撮るためには、まず、それぞれの種の生態を知ることが大切だ。どんな環境に生息し、何を食べ、いつ発生するのか。そして、何時にどのような行動をするのか。基本的なことを学んだ上で生息地に行き、後は探索と待機である。
 そして以下のことをコンセプトに撮影し、まとめている。

  1. チョウ、トンボ、甲虫類等の絶滅危惧種や美しい種の生態を観察し撮影すること。
  2. 特徴が分かる図鑑写真であること。
  3. 生態写真であること。
  4. 保全への啓蒙となる記事内容であること。
  5. 以上を達成するまでは何度でも撮り直すこと。

 出会いに苦労することがあっても、撮影さえ出来れば、その結果に対しての満足度は高いが、やはり「何とか撮りました」というような証拠程度の写真も多い。それではコンセプト的に満たされたものではない。しかしながら、翅が擦れていたり、思うような写真が撮れていなければ、また来年に挑戦すればいい。それが楽しいし、次への原動力にもなる。
 来年も「未撮影種」「撮り直し」を目標に、日本各地に出かけて来ようと思う。(既に4月~8月はスケジュールで埋めている。)

参考:昨年までの自己ベストは、下記を参照いたさきたい。尚、2011年以前は、記事としてまとめていない。

ヒサマツミドリシジミ

ヒサマツミドリシジミ(メス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/800秒 ISO 1250(撮影地:富山県 2015.9.23)

オオミドリシジミ

オオミドリシジミ
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 + Kenko TELEPLUS 2X
絞り優先AE F9.0 1/1000秒 ISO 1600 -2/3EV(撮影地:東京都八王子市 2015.6.13)

ヤブヤンマ

ヤブヤンマ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/8秒 ISO 400 +2/3EV ストロボ使用(撮影地:東京都内 2015.7.21)

ヒロオビミドリシジミ

ヒロオビミドリシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/320秒 ISO 1600(撮影地:大阪府豊能郡能勢町 2015.6.6)

ウラミスジシジミ

ウラミスジシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/320秒 ISO 400 +1EV(撮影地:福島県会津若松市 2015.6.29)

ウラジロミドリシジミ

ウラジロミドリシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 1600 +2/3EV(撮影地:長野県白馬村 2015.7.5)

オオイチモンジ

オオイチモンジ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/80秒 ISO 400 +1 2/3EV(撮影地:長野県松本市/上高地 2015.7.19)

ルーミスシジミ

ルーミスシジミ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F10 1/250秒 ISO 400(撮影地:千葉県鴨川市 2015.11.29)

フジミドリシジミ

フジミドリシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 2000 +1EV(撮影地:岐阜県高山市 2015.7.12)

ミカドアゲハ

ミカドアゲハ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 400 +2/3EV(撮影地:三重県伊勢市 2015.5.17)

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昆虫リストと撮影機材

2015-12-27 16:12:59 | 撮影済み昆虫リストと撮影機材

撮影済の昆虫リストと所持している撮影機材のリスト(2018.1.1現在)を掲載しておきたい。
 尚、撮影済の昆虫リストは、チョウとトンボだけの記載とした。各々の詳細については、本ブログ、およびPartⅠの「ホタルの独り言」において、検索窓に種名を入れて検索結果を参照いただきたい。

昆虫リスト(撮影しブログに掲載した種名)

鱗翅目(149種)

  1. アゲハチョウ科(Family Papilionidae)
    • アオスジアゲハ
    • ウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)
    • オナガアゲハ
    • カラスアゲハ
    • キアゲハ
    • ギフチョウ
    • クロアゲハ
    • クロアゲハ 沖縄・八重山亜種
    • シロオビアゲハ
    • ジャコウアゲハ
    • ナガサキアゲハ
    • ナミアゲハ
    • ヒメギフチョウ
    • ベニモンアゲハ
    • ホソオチョウ
    • ミカドアゲハ
    • ミヤマカラスアゲハ
    • モンキアゲハ
    • ヤエヤマカラスアゲハ
  2. シジミチョウ科(Family Lycaenidae)
    • アサマシジミ
    • ウラギンシジミ
    • ウラナミシジミ
    • オオゴマシジミ
    • オオルリシジミ
    • カラスシジミ
    • キマダラルリツバメ
    • クロシジミ
    • クロツバメシジミ
    • クロマダラソテツシジミ
    • ゴイシシジミ
    • コツバメ
    • ゴマシジミ
    • サツマシジミ
    • シルビアシジミ
    • スギタニルリシジミ
    • ツバメシジミ
    • トラフシジミ
    • ヒメシジミ
    • ベニシジミ
    • ミヤマカラスシジミ
    • ミヤマシジミ
    • ムラサキシジミ
    • ムラサキツバメ
    • ヤクシマルリシジミ
    • ヤマトシジミ
    • ヤマトシジミ南西諸島亜種
    • ルリシジミ
    • ルーミスシジミ
  3. シジミチョウ科ミドリシジミ族(ゼフィルス Subfamily Theclinae)
    • アイノミドリシジミ
    • アカシジミ
    • ウスイロオナガシジミ
    • ウラキンシジミ
    • ウラクロシジミ
    • ウラゴマダラシジミ
    • ウラジロミドリシジミ
    • ウラナミアカシジミ
    • ウラミスジシジミ
    • エゾミドリシジミ
    • オオミドリシジミ
    • オナガシジミ
    • キリシマミドリシジミ
    • クロミドリシジミ
    • ジョウザンミドリシジミ
    • チョウセンアカシジミ
    • ハヤシミドリシジミ
    • ヒサマツミドリシジミ
    • ヒロオビミドリシジミ
    • フジミドリシジミ
    • ミズイロオナガシジミ
    • ミドリシジミ
    • ムモンアカシジミ
    • メスアカミドリシジミ
  4. シロチョウ科(Family Pieridae)
    • ウスキシロチョウ
    • キタキチョウ
    • クモマツマキチョウ
    • スジボソヤマキチョウ
    • ツマキチョウ
    • ツマグロキチョウ
    • ヒメシロチョウ
    • モンキチョウ
    • モンシロチョウ
    • ミヤマシロチョウ
    • ミヤマモンキチョウ
    • ヤマキチョウ
    • ヤマトスジグロシロチョウ
  5. タテハチョウ科(Family Nymphalidae)
    • アオタテハモドキ
    • アカタテハ
    • アカボシゴマダラ
    • アサギマダラ
    • アサマイチモンジ
    • イシガケチョウ
    • イチモンジチョウ
    • イワサキタテハモドキ
    • ウラギンヒョウモン
    • エルタテハ
    • オオイチモンジ
    • オオウラギンスジヒョウモン
    • オオゴマダラ
    • オオミスジ
    • オオムラサキ
    • キタテハ
    • キベリタテハ
    • クジャクチョウ
    • クロコノマチョウ
    • クロヒカゲ
    • ゴマダラチョウ
    • コノハチョウ
    • コミスジ
    • コヒョウモン
    • コヒョウモンモドキ
    • コムラサキ
    • サカハチチョウ
    • シータテハ
    • ジャノメチョウ
    • スジグロカバマダラ
    • スミナガシ
    • タイワンクロボシシジミ
    • ツマグロヒョウモン
    • ツマジロウラジャノメ
    • ツマムラサキマダラ
    • テングチョウ
    • ナミヒカゲ
    • ヒオドシチョウ
    • ヒメアカタテハ
    • ヒメウラナミジャノメ
    • ヒメキマダラヒカゲ
    • ヒメジャノメ
    • フタスジチョウ
    • ベニヒカゲ
    • ホシミスジ
    • ミスジチョウ
    • ミドリヒョウモン
    • メスグロヒョウモン
    • ヤマキマダラヒカゲ
    • リュウキュウムラサキ
    • ルリタテハ
  6. セセリチョウ科(Family Hesperiidae)
    • アオバセセリ
    • イチモンジセセリ
    • キバネセセリ
    • キマダラセセリ
    • ギンイチモンジセセリ
    • コキマダラセセリ
    • コチャバネセセリ
    • スジグロチャバネセセリ
    • ダイミョウセセリ
    • チャバネセセリ
    • ヘリグロチャバネセセリ
    • ホソバセセリ
    • ミヤマセセリ

蜻蛉目(118種)

  1. イトトンボ科(Family Coenagrionidae)
    • アオモンイトトンボ
    • アカナガイトトンボ
    • アジアイトトンボ
    • エゾイトトンボ
    • オオイトトンボ
    • オオセスジイトトンボ
    • オゼイトトンボ
    • カラカネイトトンボ
    • キイトトンボ
    • クロイトトンボ
    • コフキヒメイトトンボ
    • セスジイトトンボ
    • ヒメイトトンボ
    • ヒヌマイトトンボ
    • ベニイトトンボ
    • ホソミイトトンボ
    • ムスジイトトンボ
    • モートンイトトンボ
    • リュウキュウベニイトトンボ
    • ルリイトトンボ
  2. モノサシトンボ科(Family Platycnemididae)
    • アマゴイルリトンボ
    • グンバイトンボ
    • オオモノサシトンボ
    • モノサシトンボ
    • リュウキュウルリモントンボ
  3. アオイトトンボ科(Family Lestidae)
    • アオイトトンボ
    • オオアオイトトンボ
    • オツネントンボ
    • コバネアオイトトンボ
    • ホソミオツネントンボ
  4. カワトンボ科(Family Calopterygidae)
    • アオハダトンボ
    • アサヒナカワトンボ
    • ニホンカワトンボ
    • ハグロトンボ
    • ミヤマカワトンボ
    • リュウキュウハグロトンボ
  5. ムカシトンボ科(Family Epiophlebiidae)
    • ムカシトンボ
  6. ムカシヤンマ科(Family Petaluridae)
    • ムカシヤンマ
  7. サナエトンボ科(Family Gomphidae)
    • アオサナエ
    • オキナワオジロサナエ
    • ウチワヤンマ
    • オナガサナエ
    • クロサナエ
    • コオニヤンマ
    • コサナエ
    • タイワンウチワヤンマ
    • ダビドサナエ
    • ミヤマサナエ
    • ヤマサナエ
  8. オニヤンマ科(Family Cordulegastridae)
    • オニヤンマ
  9. ヤンマ科(Family Aeshnidae)
    • アオヤンマ
    • オオギンヤンマ
    • オオルリボシヤンマ
    • カトリヤンマ
    • カラスヤンマ
    • ギンヤンマ
    • クロスジギンヤンマ
    • コシボソヤンマ
    • サラサヤンマ
    • トビイロヤンマ
    • ネアカヨシヤンマ
    • マダラヤンマ
    • マルタンヤンマ
    • ミルンヤンマ
    • ヤブヤンマ
    • リュウキュウギンヤンマ
    • ルリボシヤンマ
  10. エゾトンボ科(Family Corduliidae)
    • エゾトンボ
    • オオトラフトンボ
    • カラカネトンボ
    • タカネトンボ
    • トラフトンボ
    • ハネビロエゾトンボ
    • ホソミモリトンボ
  11. ヤマトンボ科(Family Macromiidae)
    • オオヤマトンボ
    • コヤマトンボ
  12. トンボ科(Family Libellulidae)
    • アオビタイトンボ
    • アカスジベッコウトンボ
    • ウスバキトンボ
    • オオキイロトンボ
    • オオシオカラトンボ
    • オキナワチョウトンボ
    • カオジロトンボ
    • コシアキトンボ
    • コシブトトンボ
    • コフキトンボ
    • シオカラトンボ
    • シオヤトンボ
    • ショウジョウトンボ
    • タイリクショウジョウトンボ
    • チョウトンボ
    • ハッチョウトンボ
    • ハネビロトンボ
    • ハラビロトンボ
    • ハラボソトンボ
    • ヒメトンボ
    • ベッコウトンボ
    • ベニトンボ
    • ヨツボシトンボ
  13. トンボ科アカネ属(Genus Sympetrum)
    • アキアカネ
    • オオキトンボ
    • キトンボ
    • コノシメトンボ
    • スナアカネ
    • タイリクアカネ
    • ナツアカネ
    • ナニワトンボ
    • ノシメトンボ
    • ネキトンボ
    • ヒメアカネ
    • マイコアカネ
    • マダラナニワトンボ
    • マユタテアカネ
    • ミヤマアカネ
    • ムツアカネ
    • リスアカネ
  14. トゲオトンボ(Family Rhipidolestidae)
    • オキナワトゲオトンボ
    • ヤンバルトゲオトンボ

撮影機材

  1. フィルムカメラ
    • OLYMPUS OM-2
    • Canon EOS 3
  2. デジタルカメラ
    • Canon EOS 5D MarkⅡ
    • Canon EOS 7D
  3. レンズ
    • OLYMPUS ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8
    • OLYMPUS E.ZUIKO AUTO-T 135mm F3.5
    • OLYMPUS ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm F3.5
    • Canon EF 17-35/2.8L USM
    • Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
    • TAMRON TELE-MACRO 28-70mm F3.5-4.5
    • TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
    • TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO Model A001
    • SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
    • Tokina AT-X 304AF 300mm F4
  4. ストロボ
    • Canon Speedlite 550EX
    • OLYMPUS Electronic Flash T20
    • OLYMPUS Electronic Flash T20 マクロ撮影用(改造)
  5. その他
    • OLYMPUS EXTENSION TUBE 14&25
    • OLYMPUS AUTO-BELLOWS M-System
    • Canon EXTENSION TUBE EF25II
    • Canon ANGLE FINDER C
    • Kenko TELEPLUS PRO300 2X DGX

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霧氷の魅力

2015-12-23 14:47:44 | 風景写真/霧氷

 霧氷とは、着氷現象の一種で、氷点下の環境で樹木に付着して発達する、白色や半透明で結晶構造が顕著な氷層の総称である。蔵王や北八ヶ岳等で見られる、樹木が完全に樹氷や雪によって覆われた樹氷(アイスモンスター、または、海老の尻尾)とは違って、過冷却にある霧や雲、空気中の水蒸気の昇華によって樹木に付着するものを言う。(Wikipedia より)

 夏に「昆虫」を撮っている方々の中には、冬になると「野鳥」に移行する方も多いが、私は自然風景、中でも凍てつく冬にしか 見ることができない「霧氷」を撮り続けている。
 私にとっての霧氷の魅力は、白く輝く繊細な美しさにあるが、特にカラマツ霧氷の整列しているようでも微妙な自然の揺らぎを感じる幾何学的光景に魅かれる。霧氷の定義は冒頭に述べたが、簡単に見られるものではない。気象条件もさることながら、休日にしか動けない私には、シーズン中に一度、出会えるかどうかという光景である。それも魅力の一つかもしれない。
 霧氷の撮影においては、以下の項目を1枚に写し込むことを目標にしている。

  • 清楚で繊細
  • 冷たさと柔らかさ
  • 光と影の演出によるドラマチックな展開
 これに、今シーズンは

  • 果てしのない広大さ
を付け加えたいと思っており、ポイントになる場所に通ってはいるが、なかなか霧氷が付いてくれない。しかし、諦めずに気長に待とうと思う。

 本記事の「霧氷」写真は、過去に撮影したものだが、未公開画像の中から「クリスマスの時期」を考えて選んでみた。

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

霧氷

霧氷
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F16 5秒 ISO 400 +1EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰 2013.1.27)

霧氷

霧氷
Canon EOS 5D MarkⅡ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F16 2.5秒 ISO 400 +1EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰 2013.1.27)

霧氷

霧氷
Canon EOS 5D MarkⅡ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F13 1/60秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰 2014.12.07)

霧氷

霧氷
Canon EOS 5D MarkⅡ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F16 10秒 ISO 400 +2EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰 2013.1.27)

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サン=サーンス 交響曲第3番(玉川大学管弦楽団)

2015-12-21 22:46:30 | 音楽

シリーズ:自演クラシック音楽4.~玉川大学管弦楽団

サン=サーンス 交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」

 掲載するクラシック音楽が、段々とマニアックな曲になってきたが、自演のアーカイブも少なくなり、聞くに堪えないものばかりになりつつあるが、今回は、フランスのサン=サーンスが作曲した交響曲第3番「オルガン付き」。玉川大学管弦楽団の演奏で首席フルートは私である。
 サン=サーンスと言えば、チェロが奏でる「白鳥」が有名で、クラシック好きでなくてもメロディーは聴いたことがあるのではないだろうか。サン=サーンスは、3つの交響曲を書いているが、最後の第3番は、副題に「オルガン付き」とあるようにパイプオルガンが用いられており、響きも荘厳で壮大だ。ブラームスやベートーヴェンのようなドイツ音楽とは違って、たいへん煌びやかな曲である。サン=サーンス自身、「この曲には、私が注ぎ込める全てを注ぎ込んだ」と言っている。
 静かな出だしだが次第に盛り上がり、私的には「かっこいい!」と思う曲である。

サン=サーンス交響曲第3番の楽譜

サン=サーンス交響曲第3番の楽譜

 写真も音楽も芸術である。写真は、「感動をもとに心に描いた絵を写真として表現した芸術作品」であり、 音楽は、「"音"(メロディー・ハーモニー・リズム)によって表現する芸術作品」である。「音」でしか伝えることができない。
 それゆえ、首席フルートであった当時は、フランス風に柔らかく響かせるように吹くことにしていたことを思い出す。在学中に多くの曲を演奏したが、このサン=サーンス 交響曲第3番が一番良い出来ではなかったかと自己満足している。(実は、家内も同楽団でチェロを弾いており、この曲ではピアノを弾いていた。)
 また本記事では、当日アンコール曲として演奏した「サムソンとデリラ」よりバッカナール も掲載した。是非とも、当時、一緒に奏でていた玉川大学管弦楽団OBは勿論のこと、現役の学生諸君にも聴いてほしい。

サン=サーンス 交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」(1985年10月6日 町田市民ホール ライブ録音/デジタルリマスター)

サン=サーンス 歌劇「サムソンとデリラ」よりバッカナール(1985年10月6日 町田市民ホール ライブ録音/デジタルリマスター)

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星峠(冬景色)

2015-12-20 18:45:12 | 風景写真

 星峠は、「にほんの里100選」に選ばれた新潟県十日町市松之山・松代にあり、2009年のNHK大河ドラマ「天地人」のオープニング映像にも使用されたことで広く知られるようになった。2013年の5月に一度訪れて撮影している。(写真2枚目)

 松之山・松代の棚田へは、雪が積もったら行きたいと思い、ずっと天候の様子を伺っていると、12月17日(木)にようやく初雪。30cmくらい積もったようである。しかしながら、ただ雪が積もれば良いというわけでもない。
 この地域の棚田は、秋の収穫が終わると水を張るので、それが水鏡になる。初雪は畔だけを白くする。晴れで冷え込んだ朝には霧も発生し、そこに朝日が当たれば幻想的な光景になるのだ。週間予報では、20日のみに晴れマーク。迷わず決行である。
 片道260kmほどだが、4時間半はかかる。月~金の疲れが残る19日(土)の15時に自宅を出発。関東地方は冬晴れであったが、 関越自動車道の関越トンネルを向けると湯沢は雪。川端康成「雪国」の冒頭の文章「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」そのものである。塩沢・石打SAで夕食をとり、六日町ICで降りて十日町市へ向かった。
 目的地は、星峠ではなく蒲生。蒲生の棚田には、今年の4月に訪れ「蒲生の棚田(春) 」として掲載しているが、たいへん美しい景観に感動し、初雪の後に再訪したいと思っていたのである。
 蒲生の駐車場に19時半に到着し、車内で熟睡。翌20日、夜明けとともに棚田を望むが、朝日が出ない!しかも、水が張られた田んぼが 少なすぎて絵にならない。仕方なく、星峠へ移動。
 蒲生の棚田での撮影者は、私を含めて4人だったが、さすがに星峠の棚田は多い。20人くらいはいたのではないだろうか。ただ、雪が多すぎるし、田んぼの水は凍っている。しかも、雲の切れ間から青空は見えるものの朝陽は拝めず、したがって「光と色」の演出はないモノトーンの世界。感動が薄ければ、作品にもならず。単なる「行ってきました。」的な証拠写真を撮って終了。イメージの写真が撮れるのは、何年先になるのだろうか?

お願い:写真は、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、 画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

星峠の棚田

星峠の棚田(冬景色)
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1/10秒 ISO 100(撮影地:新潟県十日町市 2015.12.20)

星峠の棚田

星峠の棚田(春)
Canon 5D Mark2 / EF17-35mm f/2.8L USM
絞り優先AE F18 3.2秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:新潟県十日町市 2013.05.18)

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自然風景写真への想い

2015-12-15 20:54:52 | 風景写真

 ホタルの研究は、私にとっておそらく生涯のライフ・ワークであるが、フルート演奏や昆虫と自然風景の写真撮影は、あくまでも趣味である。しかしながら、好きなものはトコトン追及し極めようとする性格なので、色々と悩みながら上達しようと努力している。多くの方々もそうだと思うが、自己満足の世界に終始するのであれば、非公開で自分自身だけで楽しめば良いと思うが、音楽演奏は、多くの方々に聴いて欲しいと思うし、撮った写真はできれば多くの方々に見て頂きたいと思うのである。
 写真に関して言えば、昆虫写真は多くの方々にその昆虫を知って頂きたいという思いから、特徴がよく分かる「図鑑写真」、生態を克明に記録した「生態写真」をコンセプトに撮影して公開している。一方、自然風景写真は、その美しさと感動を分かち合いたいという思いから、目前の「美しい」という抽象的で漠然とした感覚を「写真」というものに具体化し「作品」として成り立つよう、日々勉強を重ねている。

 昆虫写真は、出会いに苦労することがあっても、撮影さえ出来れば、その結果に対しての満足度は高い。しかしながら、自然風景写真はなかなか初心者の域を脱しない。前記事「朝靄のダム湖」においては、「あまりにもスナップ的な撮影に後悔の念が残る。」ものであった。
 自然風景の撮影が主流となるこれからの季節、ここで今一度初心に戻って、私自身のために、自然風景写真に対する考えを整理し、 まとめておきたいと思う。

 有名な景勝地で見る光景は、誰しもが「美しい」と感じるだろう。自然という芸術に触れた瞬間なのかも知れない。しかし、その時の美しさは、その場所の「最上の美しさ」だろうか?その場所、その風景の最も美しい季節、時間、そして瞬間を撮りたい。その光景に出会うために、何度も通い詰めようと思う。
 景勝地ではなくても、自身が決めた「テーマ」に基づいてロケハンをし、イメージトレーニングして、その場所の「最上の美しい光景」との出会いを求めたい。
 そして「最上の美しい光景」を目の前にしたら、その中で自分は一体、何に感動し、何を美しいと感じているのかを明確に認識しなければならない。そして、それをどう表現すれば良いのかを考え、構図、露出を決定して、シャッター・チャンスを狙って撮ることが必要で、また、他人の真似ではないオンリー・ワンのものでなければならないだろう。
 技術的な面では、カメラとレンズを三脚に固定し、構図を決めて水平をとり、モニターで拡大してマニュアルでピントを正確に合わせる。露出を決めたら、カメラブレを防ぐためにミラーアップしてレリーズでシャッターを切る。段階露出で何枚も撮ることが基本だ。
 自然風景写真は、「豊かな感性云々と言っているよりも、とにかく撮ることが大事」という意見もあるが、自然という芸術に対して、 ただ闇雲に感覚だけに頼って手持ちでシャッターを切っていたのでは、結果である「写真」は、皆が美しいと感じ、それぞれ色々な思いを馳せて頂ける「作品」にはならず、単なるスナップ的な「記録」で終わってしまう。

 この記事は、あくまでも「独り言」であり、私自身への戒めであり、他人に対する強制でもないし、そうしない方への批判でもない。写真の「評価」は、見る人が決めるもので、自己満足で終わってしまっては次につながらない。もっと自分の感性を磨き、現場では自然と対峙し、 芸術的な作品づくりと写真技術の向上を目指さなければらならいと思う昨今なのである。
 今年もまだ半月あるので、チャンスを待って撮りたい風景に挑戦したい。年末には「本年の自己ベスト10」を選んで掲載したいと思うが、まずは、昨年までに撮影した「写真」の中から「自己のベスト5」を選んだので掲載しようと思う。厳しいご意見、ご教示を賜り、ご指導頂けたら幸甚である。それぞれの撮影の経緯については、 ここでは省くが、興味のある方は、下記にリンクをはったのでブログ「ホタルの独り言」を参照いただきたい。

  1. 田代池の霧氷
  2. 駒つなぎの桜
  3. ゆらぎ(水草と鯉)
  4. サンピラー
  5. 山桜

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田代池の霧氷

田代池の霧氷
Canon EOS 5D Mark2 / EF17-35mm f/2.8L USM
絞り優先AE F18 1/8秒 ISO 50 +2/3EV(撮影地:長野県松本市/上高地 2013.1.5)

駒つなぎの桜

駒つなぎの桜
Canon EOS 5D Mark2 / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE
絞り優先AE F1.4 1/1600秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県下伊那郡阿智村 2014.4.19)

ゆらぎ(水草と鯉)

ゆらぎ(水草と鯉)
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.5 1/5秒 ISO 100 -1EV(撮影地:山梨県南都留郡忍野村 2014.1.3)

サンピラー

サンピラー
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 1/250秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰高原 2013.1.27)

山桜

山桜
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1/25秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:東京都西多摩郡奥多摩町 2014.4.19)

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朝靄のダム湖

2015-12-13 11:12:46 | 風景写真/湖沼

 12月12日(土)新潟の棚田撮影を予定していたが、天気は良くても雪がないためにキャンセル。代わりに信州白樺高原、霧ヶ峰に 霧氷を求めた。
 前日(11日)は、大荒れの関東甲信越。こんな翌日は霧氷が期待できる。午前2時に起床して2時半出発。現地に到着すると、気温が高い。蓼科山麓の一部に綺麗な霧氷が付いていたものの、撮りたい場所に霧氷はなし。霧ヶ峰に移動してみたが、やはり一部に薄らと付いていただけで、撮影するまでには至らなかった。400km弱の早朝ドライブだけで終了。また、次週に期待しよう。

 今回の掲載写真は、先月、ルーミスシジミを撮りに行った際に撮影した朝靄のダム湖である。
 アクアラインを通り千葉県へ向かう。海底トンネルを抜け、東京湾の橋の上から千葉県の大地を望むと朝靄が掛かっていた。初冬や春先の無風で天気の良い日には、放射冷却のためによく見られる光景だ。
 君津ICで降りて房総スカイラインを進む。途中、「道の駅」で休憩すると、ダム湖には朝霧がかかり、さらに逆光の朝陽が当たってキラキラと輝いていた。目的は別にあり、まだ距離もあって留まる時間がないが、撮らずにはいられない。
 これまで、自身の自然風景写真には、一切、人物や人工物を入れたことがない。また、入れないことをモットーとしていたが、今回は、どうしても釣り人が入ってしまう。それならばと、釣り人を点景(アクセント)になる位置にしてシャッターを切り、本来の目的地へ急いだ。

 私は、自然風景写真を撮る時、目標を決め、ロケハンをしてイメージ・トレーニングをし、スケジュールを組んで天候と相談しながら、機材を揃えて撮影に臨むようにしているが、時として、今回のように通りすがりに偶然に出会う美しい光景もある。
 これが、自然風景写真を撮る目的で出掛けていた最中ならば、時間も機材もあるが、今回は、昆虫撮影が目的で、時間はないし機材も違う。
 本来ならば、フルサイズのカメラとレンズを三脚に固定し、構図を決めて水平をとり、モニターで拡大してマニュアルでピントを正確に合わせる。露出を決めたら、ミラーアップしてレリーズでシャッターを切ることを基本としているが、今回は、仕方なく昆虫撮影の専用機にしている Canon EOS 7D にレンズは単焦点のSIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM で手持ち撮影である。
 一期一会の光景に感謝しつつ、あまりにもスナップ的な撮影に後悔の念が残る。

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朝靄のダム湖
Canon EOS 7D / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
絞り優先AE F11 1/400秒 ISO 200 +1EV(撮影地:千葉県君津市 2015.11.29 8:10)

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昆虫なのに脚4本?

2015-12-10 22:45:06 | チョウ/タテハチョウ科

 昆虫の脚は6本である。昆虫とは「体が頭部・胸部・腹部からなり、胸部には節のある脚が3対6本もつ生きもの」と定義できる。しかしながら、下写真のタテハチョウの写真では、脚は4本しか見えない。
 実は、タテハチョウ科(Family Nymphalidae Rafinesque, 1815)は、前脚が萎縮していて小さくなっているのである。 よく見ると、前脚は頭部と中脚の間に小さく折り畳まれている。この前脚は歩行や掴まるためには役立たないが、先端に生えた感覚毛で味を感じることができ、感覚器官としての働きに特化していると言われている。また、前脚は食事や産卵の直前には、餌や幼虫の食草・食樹の表面に前脚を伸ばし触れる動作をおこなうとも言われている。
 タテハチョウ科の他にも、マダラチョウ科、ジャノメチョウ科、テングチョウ科なども4本脚のチョウである。

キタテハ

キタテハ
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F3.2 1/100秒 ISO 160(撮影地:千葉県夷隅郡大多喜町 2013.03.20)

シータテハ

シータテハ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/200秒 ISO 200(撮影地:群馬県吾妻郡嬬恋村 2012.08.25)

ヒオドシチョウ

ヒオドシチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F6.3 1/160秒 ISO 1600(撮影地:山梨県韮崎市 2013.06.23)

キベリタテハ

キベリタテハ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/160秒 ISO 200(撮影地:群馬県吾妻郡嬬恋村 2012.08.25)

 タテハチョウ属(Nymphalis属)の中でも美しい2種について、簡単に記しておきたい。

 ヒオドシチョウ(Nymphalis xanthomelas)は、6月に羽化しそのまま冬を越して翌年の5月頃まで生きる長命な チョウだが、7月頃から翌春までその姿を見ることはほとんどない。詳しい生態は分かっていないが、低地で発生したヒオドシチョウは、発生後、しばらくすると標高の高いところに移動して夏眠・冬眠して降りてくるからだと言われている。

 キベリタテハ(Nymphalis antiopa )は、和名にあるように翅表外縁に黄色の太い縁取りがある。翅全体は小豆色でベルベットのような光沢があり、黄色の縁取りの内側には、青色の斑紋が一列に並ぶ。そのシックな色合いから「高原の貴婦人」とも呼ばれている。
 ヨーロッパから中央アジア、シベリア、北アメリカ、メキシコまで、北半球の温帯~寒帯に広く分布しており、アメリカでは、Mourning Cloak(喪服のマント)と呼ばれ、イギリスでは、Camberwell Beauty(キャンバーウェルの美人)と呼ばれている。

ヒオドシチョウ

ヒオドシチョウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/200秒 ISO 500(撮影地:山梨県北杜市 2013.06.08)

キベリタテハ

キベリタテハ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1/160秒 ISO 200(撮影地:群馬県吾妻郡嬬恋村 2012.08.25)

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モルゲンロート

2015-12-07 20:25:08 | 風景写真/山岳

 モルゲンロートは、登山用語(ドイツ語)で、モルゲン(Morgen)「朝」とロート(rot)「赤い」というそれぞれの意味を掛け合わせたモルゲンロート(Morgenrot)「朝焼け」という意味で、朝日で山がバラ色に美しく染まることを言う。
 朝焼けが山肌に当たり赤く染まることにより、燃え上がるようにも見えるので「アルペングリューエン」とも言われ、山がもっとも美しく見えるときの一つである。夕陽に染まることは、アーベントロート(Abendrot)「夕焼け」と言われている。
 しかしながら、身近な低い山に朝日が当たっても、或いは富士山に朝日が当たっても「モルゲンロート」とは言わない。冬のアルプスが赤く染まってこその言葉である。(ちなみに、富士が朝日に赤く染まるの様は、「紅富士」と言われている。)

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北アルプスの夜明け

北アルプスの夜明け
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F18 1/8秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰高原 2011.2.19)

北アルプスの夜明け

北アルプスの夜明け
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F4.5 30秒 ISO 100(撮影地:長野県松本市/美ヶ原高原 2012.11.25)

北アルプスの夜明け

北アルプスの夜明け
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F11 1秒 ISO 100(撮影地:長野県塩尻市/高ボッチ高原 2012.12.02)

南アルプスの夜明け

南アルプスの夜明け
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F18 1/8秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰高原 2011.2.19)

穂高連峰の夜明け

穂高連峰の夜明け
Canon EOS 5D Mark2 / EF17-35mm f/2.8L USM
絞り優先AE F18 1.6秒 ISO 50 -2EV(撮影地:長野県松本市/上高地 2013.1.5)

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玉川大学「第九」演奏会/指揮 山田一雄

2015-12-04 21:08:57 | 音楽

シリーズ:自演クラシック音楽3.~玉川大学管弦楽団

ベートーヴェン 交響曲第9番 二短調 作品126「合唱付き」 山田 一雄 指揮 玉川大学管弦楽団

ベートーヴェン 序曲「コリオラン」 作品62 山田 一雄 指揮 玉川大学管弦楽団

 「第九」として、日本では年末になると恒例行事のように演奏されているベートーヴェン作曲 交響曲第9番「合唱付き」。私も学生時代に11月から12月にかけて何回も演奏してきたので、かつての演奏から第一楽章の冒頭部分と第四楽章(抜粋)を編集してみた。演奏風景や指揮者等の写真を色々と使いたいところだが、著作権上1枚のみの固定で動画ではない。今回は「音」だけに耳を傾けていただきたい。

 「第九」において、多くの方が知っているメロディーは、第4楽章の「歓喜の歌」で、これはシラーの詩「歓喜に寄す」(An die Freude)の「抱き合おう、もろびとよ!この口づけを全世界に!」( Seid umschlungen, Millionen! Diesen Kus der ganzen Welt!)をもとにベートーヴェンが曲を付けたものだが、「第九」は全部で4つの楽章から構成されており、演奏時間はおよそ90分になる。(第4楽章だけでも約30分)クラシック好きでなければ、全楽章を聞く機会は少ないかもしれないが、聞いたことのない方は、是非とも全楽章を聞いていただきたい。
 簡単に解説すると、第1楽章は「音楽は情熱だ!」第2楽章は「音楽はリズムだ!」第3楽章は「音楽は愛だ!」このようなことを表現していて、聞きながら、それを感じて頂ければ良いだろう。
 そして第4楽章。初めの方に第1~3楽章のさわりのフレーズが少しだけ出てくる。そして、その後にコントラバスのフレーズ。このフレーズは、否定を表わしていると言われている。つまり、音楽は、情熱?いや違う。リズム?いや、それだけだけではない。愛?でも足りない・・・では何なのか?
 これらの否定のフレーズの後、静かに「歓喜の歌」のメロディーが出てくるのである。そして、大合唱へと続いていく。これら全楽章を聞いて初めてベートーヴェン作曲 交響曲第9番「合唱付き」の意味が分かり、感動できるのだ。
 大晦日、または前日にNHK交響楽団の演奏がテレビで放映されるが、その時期その時間に見ることは難しいだろう。CDで聞く場合は、 日本コロンビアから発売されているオトマール・スウィトナー指揮 ベルリン・シュターツカペレの「第九」がお薦め。ありきたりな演奏だが、ドイツらしい風格がある。何と言っても、B&K社の録音用マイクを使用し、合唱付きの大オーケストラの幅や奥行きが的確に捉えられた名録音で、音の素晴らしさは類を見ない。

 さて、今回の演奏は、1985年11月に東京厚生年金会館大ホールにて行った玉川大学「第九」演奏会のライブ録音を編集したもの。第九交響曲は、全曲で65分を超えるが、以下の演奏は第一楽章から第四楽章までをおよそ28分にまとめたダイジェスト版である。指揮は、山田一雄(1912年~1991年)先生である。
 山田一雄先生は、日本のクラシック音楽界を支えた指揮者の一人で、学生時代に2度、先生の指揮でフルート(首席)を吹いた経験がある。この演奏が最初で、翌年のベートーヴェン作曲 序曲「コリオラン」が二度目であった。ちなみに、山田一雄先生の前年は、山田先生の弟子である石丸寛(1922年~1998年)先生の指揮でベートーヴェン作曲 序曲「レオノーレ」第3番と「第九」を首席として吹いている。
 石丸寛先生は厳しかったが、山田一雄先生は、更に厳しかった。一番最初の練習のことは、今でも忘れられない。皆、物凄い緊張感の中で待っていると、扉が開いて先生が指揮台に立った。挨拶もそこそこに、すぐに練習が始まった。小柄で銀髪、メガネの奥に光る眼差し。そして独特のスタイル。はっきり言って、指揮がよく分からない。しかし、その時に奏でていたオーケストラの音は素晴らしかった。先生もおっしゃっておられた。「時々、プロの音がするね。」
 迎えた本番。先生は、指揮をしながら唸る。皆も、その気迫にどんどん付いていく。私も4人のソリストにオブリガートで張り合ってしまった。全体的に荒削りの感じで、乱れた音や外れた音だらけだが、指揮者と演奏者、観客が1つになり、ホールの空間に響く「第九」に感動したことを覚えている。
 演奏終了後に舞台裏で、楽譜にサインをしていただいた。その時、おっしゃった。「笛さん、大きな音が出てたね。」と。

 また以下には、翌年の第九演奏会の時に演奏したベートーヴェン 序曲「コリオラン」も掲載した。この時まで「アルルの女」「モルダウ」「サン=サーンス 交響曲第3番」「ベートーヴェン 第9」の主席フルートを務め、山田先生とは2度目の演奏。そして、この「コリオラン」が学生時代最後の演奏でもあった。(第九は、下級生に譲って降り番)フルート・パートは難しいパッセージがなく、ソロもない。しかしながら、気合を入れて演奏したことを覚えている。これまでの「玉川大学管弦楽団」の演奏の中で一番の名演かもしれない。絶対に忘れてはいけない思い出として大切にしたい。

参照(Youtube動画では、山田一雄先生をご覧頂けます。)

  1. 玉川の「第九」
  2. モーツァルト作曲 交響曲第41番 山田一雄 指揮 NHK交響楽団(Youtube動画)
  3. マーラー作曲 交響曲第一番「巨人」第四楽章 最終部分 山田一雄 指揮 NHK交響楽団(Youtube動画)

Youtubeの再生は、設定をHDに

ベートーヴェン交響曲第9番「合唱付き」/山田一雄 指揮 玉川大学管弦楽団(1985年11月15日 東京厚生年金会館大ホール ライブ録音)

ベートーヴェン 序曲コリオラン 作品62/山田一雄 指揮 玉川大学管弦楽団(1986年11月21日 東京厚生年金会館大ホール ライブ録音)

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ムラサキシジミ属

2015-12-02 18:33:27 | チョウ/シジミチョウ科

 ムラサキシジミ属(Arhopala Boisduval, 1832)は、世界に約200種類生息するグループで、日本には現在3種が知られている。尚、本記事では、離島において採集されたラマムラサキシジミ Arhopala rama ssp.は含めていない。また、ムラサキシジミ属は、研究者による分類が定まっておらず、 Narathura属という別の属に扱われることもあるが、ここでは Arhopala属として表記している。

  1. ムラサキシジミ Arhopala japonica (Murray, 1875)
  2. ムラサキツバメ Arhopala bazalus turbata (Butler, [1882])
  3. ルーミスシジミ Arhopala ganesa loomisi (H. Pryer, 1886)

 いずれも成虫で越冬し、6月頃から翌年3月頃まで見ることができるが、夏は翅を開くことがなく、翅表を撮影できるのは、秋、もしくは春である。綺麗に撮ろうと思えば、比較的、翅が傷んでいない晩秋から初冬にかけての暖かく穏やかな晴天、いわゆる小春日和の日中が狙い目だろう。
 以下に、3種の解説と写真をまとめてみた。

ムラサキシジミ

 ムラサキシジミ(Arhopala japonica)は、雌雄とも黒色の広い帯で縁どられた濃い紫藍色の美しいシジミチョウ。
 幼虫は、蜜を分泌して数種のアリを誘引することで知られているが、この分泌物を口にしたアリの脳内では、ドーパミンレベルが低下することを神戸大学の北條賢博士らが発見した。脳のドーパミンシグナルを改変することで、アリは幼虫に夢中になり、幼虫が触覚を引っ込める等の危険信号を発した時は、幼虫に危害を加えようとする外敵に対して攻撃を加えるようになるという。
 これまで、守ってもらう代わりに報酬を与えているという互恵的関係と考えられていたが、実際はそうではなく、幼虫が一方的にボディーガードとして操っていることが分かった。

ムラサキツバメ

 ムラサキツバメ(Arhopala bazalus)は、ムラサキシジミに似ているが、本種がわずかに大型であること、後翅に尾状突起があることで区別できる。
 もともとは西南日本でしか見ることができなかったが、1990年代頃から生息域が北上し、関東でも普通に見られるようになってきた。これは、温暖化の原因の他に、食草であるマテバシイが街路樹や庭木として盛んに植樹されていることが関係していると考えられる。本来は照葉樹林に生息するものだが、関東では、マテバシイが植えてある都市公園でも見ることができる。
 翅の裏面は、オスメスとも薄い褐色で、色の濃い斑紋が数個並ぶが、オスの翅の表側は、見る角度によっては翅全体が暗紫色に見え、 メスは鮮やかな紫藍色の模様があり、周囲を黒褐色で縁取られている美しいシジミチョウである。
 ムラサキツバメは、集団越冬することでも知られている。何匹ものムラサキツバメが葉の上に集まり越冬するのだが、寒さが厳しくなると散らばって個々に越冬するようである。
 (2018年11月21日、東京都国分寺市の自宅庭で1頭のムラサキツバメのオスを発見。)

ルーミスシジミ

 ルーミスシジミ(Arhopala ganesa loomisi)は、1877年アメリカの宣教師ヘンリー・ルーミスが千葉県君津市鹿野山で最初に発見したシジミチョウ科のチョウで、和名は発見者の名前に由来している。
 ムラサキシジミに似るが、より小型で翅の輝きが強い。前・後翅とも外縁に沿って幅広い黒褐色部があり、その内方は美しい青色である。
 ルーミスシジミは、開発などによる生息に適した照葉樹林の減少や採集者による乱獲のため絶滅のおそれがあり、環境省レッドリストおよび撮影した千葉県のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に選定されている。かつて多産し、1932年(昭和7)に国の天然記念物に指定された奈良県の春日山では昭和40年代に絶滅している。
 尚、本種に関する解説は、前ページ「ルーミスシジミ」を参照いただきたい。

ムラサキシジミ

ムラサキシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.0 1/800秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2010.11.03)

ムラサキシジミ

ムラサキシジミ(オス)
Canon EOS 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/400秒 ISO 200 -1EV(撮影地:東京都多摩市 2010.12.04)

ムラサキシジミ

ムラサキシジミ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F5.0 1/500秒 ISO 200(撮影地:東京都あきる野市 2010.11.03)

ムラサキツバメ

ムラサキツバメ(集団越冬)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 3200(撮影地:千葉県習志野市 2010.11.13)

ムラサキツバメ

ムラサキツバメ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 1000(撮影地:千葉県習志野市 2010.12.11)

ムラサキツバメ

ムラサキツバメ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 200 -2/3EV(撮影地:千葉県習志野市 2010.12.11)

ルーミスシジミ

ルーミスシジミ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F7.1 1/200秒 ISO 200(撮影地:千葉県夷隅郡 2013.03.09)

ルーミスシジミ

ルーミスシジミ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 3200(撮影地:千葉県鴨川市 2015.11.29)

ルーミスシジミ

ルーミスシジミ(メス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F7.1 1/320秒 ISO 200(撮影地:千葉県夷隅郡 2013.03.09)

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