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ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

夢氷(むひょう)

2024-11-04 21:54:15 | 風景写真/霧氷

 最近、夢をよく見る。というより、見た夢を覚えていると言った方が正しいだろう。その内容は様々で、決して悪夢ではないのだが、行ったこともないような場所に、かつての知り合いたちとともに出かけているような夢が多く、ストーリー性があるものだ。

 夢は「今まで見聞きした情報を整理し、記憶として定着するため」に見ているのだと言われている。最新の研究では「レム睡眠、ノンレム睡眠にかかわらず、夢を見ている」と言われ、「私たちは眠っているかぎりつねに夢の世界にいる」と言い、レム睡眠中は「実体験に近い夢」「ストーリーのある夢」、ノンレム睡眠中は「抽象的で辻褄が合わない夢」を見ていることが多いらしい。
 私のように夢をはっきり覚えているという事は、起きる直前に見た夢を覚えているとのことだが、眠りが浅く脳がしっかり休めていないことを表しているとの意見もある。また、夢には記憶の定着の役割以外にも、本人が気づいていない心身の不調を訴える役割もあると考えられているから不安になる。特にストーリー性がある夢の場合は、今の精神状態を反映している場合があると言う。
 この4月に28年間勤めてきた会社を定年退職し、のんびり過ごした間は見た夢すら覚えていないことが多かったが、9月から新たな世界に飛び込み、仕事に必要な資格の取得や研修で、大学受験以来の勉強の毎日。休日も10時間以上も勉強をした。資格は取得したが、今でも勉強が続いており、夢の中でも問題を解いていることもある。
  精神的に窮地に追い込まれているわけでもなく、寝覚めも悪くはない。還暦を過ぎて、久しぶりに脳細胞をフル活用してシナプスが新たなネットワークを広げようとしているのだと思うが、日々のストレスを感じていないわけではない。ストレス解消に自然の中に身を置いて写真を撮るのが良いのかもしれないが、それすらも気が進まない。ならば、重症なのか?

 あっという間に11月となり、行きたかった信州の紅葉は終わりに近い。もう少しすれば、霧氷の季節になる。ちなみに、氷は夢占いでは人間関係のトラブルや、体調不良を暗示すると言われているらしい。氷の塊が出てくる夢は対人関係のトラブルを暗示。氷像が出てくる夢は恋愛運の低下を意味し、溶けた氷が出てくる夢はトラブルが解決する事を暗示で、氷を砕く夢は自分の力で乗り越えるという意味だという。
 幸い、私の夢には「氷」は一切登場しないが、冷たい霧氷の森の中を一人さまよう夢は見たくない気がする。日頃から考えていることや就寝前に考えていることがその日の夢に影響を与えるそうだから、仕事が忙しくて大変という日でも、楽しく物事を考えて前向きに過ごすことで、夜は良い夢を見たいものである。
 写真は、かつて軽井沢で撮影した霧氷の森で、今回初めて現像し掲載した。今しばらくは、精神的に遠征ができないと思うが、東京都内では12月上旬頃までは紅葉が見られるし、信州では霧氷の季節となるので、今後、現場に出て、仕事のペースをつかみ落ち着いたら出かけようと思う。
  動画は、これまでに各地で撮影した「霧氷」の写真をスライドショーにしてまとめたので、ご覧いただければ幸甚である。

以下の掲載写真は、1920×1280ピクセルおよび1920×1080ピクセルで投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。

霧氷の写真
霧氷
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F22 20秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:長野県軽井沢町 2012.1.15 6:45)
霧氷の写真
霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/3秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:長野県軽井沢町 2012.1.15 6:54)
霧氷/Spectacular and Artistic Winter view "Freezing fog and Frost covered trees" in Japan / https://youtu.be/X-j4QBBmtm8
(動画の再生ボタンをクリックした後、設定設定をクリックした後、画質から1080p60 HDをお選び頂きフルスクリーンに しますと高画質でご覧いただけます)
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温暖化で消える風景

2022-11-23 14:35:35 | 風景写真/霧氷

 11月23日勤労感謝の日。今年最後の祭日は冷たい雨である。かつて、この時期には信州・美ヶ原高原によく出掛けていた。ビーナスラインが冬期通行止めになる前に霧氷を撮るためである。霧氷が付くには様々な自然の条件が重なる必要があり、その条件と私の休日が合致しなければ撮影は叶わない。今年は11月16日と19日に薄っすらと霧氷が付いたようだが、肝心の私の休日とは合わなかった。
 美ヶ原高原では、2011年、2012年、2013年、そして2017年に霧氷を撮影しているが、例年11月後半から見られた霧氷が年々見られなくなってきたように思う。前述のように様々な条件の合致が必要だが、条件の1つが気温である。氷点下になることが減ってきているのである。気象庁が発表している過去の気象データから美ヶ原高原の11月における「マイナス5℃以下の日数」「平均気温の推移」「最低気温の推移」をグラフ化してみた。グラフは、クリックすると拡大表示される。
 以下3つのグラフから共通して言えることは、年々暖かくなっているということである。これは、温暖化の影響と言って良いのではないだろうか。

マイナス5℃以下の日数のグラフ 平均気温の推移のグラフ 最低気温の推移のグラフ

 干ばつによる森林火災や豪雨による洪水と土石流。近年こうした観測記録を更新する異常気象が世界中で相次いでいる。背景にあると指摘されるのが気候変動である。 ここ数十年の気候変動は、氷河の融解や海面水位の変化、洪水や干ばつなどの影響、陸上や海の生態系への影響、食料生産や健康など人間への影響も観測され始めており、その気候変動の原因は地球温暖化と言われている。様々な災害には社会的な要因や偶然性も大きく関わっているが、イベント・アトリビューション(Event Attribution)という新しい技術によって、地球温暖化と異常気象や災害の因果関係が具体的に示されつつある。
 大気中のCO2濃度は、産業革命前に比べて40%も増加し、陸域と海上を合わせた世界平均地上気温は、1880年から2012年の期間に0.85℃上昇している。有効な温暖化対策をとらなかった場合、21世紀末の世界の平均気温は、2.6~4.8℃上昇すると予測されている。東京では、現在の真夏日は年間約46日だが、21世紀末には年間約103日、1年の3割近くが真夏日となると言われている。また平均海面水位は、最大82cm上昇する可能性が高いと予測されており、標高の最も高いところでも海抜4.6メートルしかない南太平洋の島国ツバルは、海面が上昇した場合、水没する危険性があると言われている。
 今年も11月6日からエジプトで、国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)が開催された。COPは「Conference of the Parties」の略で今回が27回目である。温暖化対策の国際ルールによって、世界は温室効果ガスの排出を実質ゼロにする“脱炭素”へ動きだし、社会は構造変革が迫られている。ホスト国のエジプトのシシ大統領は「将来世代のことを考えると、躊躇している暇はない」と具体的行動を呼び掛ける。温暖化対策は待ったなしの状況である。

 美ヶ原高原も12月になれば気温が下がり雪も降り、霧氷が付く条件も増える。麓から歩いて登るか、王ヶ頭ホテルに宿泊し送迎してもらえば撮影も叶うが、11月ならではの晩秋と初冬における霧氷光景を撮ることは出来ない。
 以下に掲載した写真は、美ヶ原高原で11月に撮影した霧氷の風景である。温暖化で消える風景ならば私自身の行動も原因の1つである。撮影に出掛ける時も、日々の生活の中でも改めるべきことが沢山ある。温暖化は、災害という大きなインパクトで我々に言ってみれば仕返しをしているが、温暖化で消える風景も地球からの叫びと捉えるべきである。11月の霧氷が貴重な記録とならないよう温暖化防止の為に行動しようと思う。

参考

以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。

美ヶ原高原の霧氷の写真
美ヶ原高原の霧氷
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/40秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:長野県/美ヶ原高原 2012.11.25 7:14)
美ヶ原高原の霧氷の写真
美ヶ原高原の霧氷
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F22 4秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県/美ヶ原高原 2011.11.23 6:41)
美ヶ原高原の霧氷の写真
美ヶ原高原の霧氷
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F14 0.8秒 ISO 100 +1 2/3EV(撮影地:長野県/美ヶ原高原 2012.11.18 7:58)
美ヶ原高原の霧氷の写真
美ヶ原高原の霧氷
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 0.4秒 ISO 100(撮影地:長野県/美ヶ原高原 2011.11.23 6:49)
美ヶ原高原の霧氷の写真
美ヶ原高原の霧氷
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県/美ヶ原高原 2017.11.19 7:29)
美ヶ原高原の霧氷の写真
美ヶ原高原の霧氷
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県/美ヶ原高原 2017.11.19 7:59)
美ヶ原高原の霧氷の写真
美ヶ原高原の霧氷
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県/美ヶ原高原 2017.11.19 8:16)
美ヶ原高原の雪景色の写真
美ヶ原高原の雪景色
Canon 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 20秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県/美ヶ原高原 2017.11.19 6:03)

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気になる絶景story

2021-12-26 10:11:44 | 風景写真/霧氷

 じゃらん 関東東北 2月号 ~写真家さんに直撃~「気になる絶景story」に、私が長野県の霧ケ峰で撮影した霧氷の写真と私の紹介が掲載。2021年12月28日発売 690円

以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと拡大表示されます。

じゃらん 関東東北 2月号の写真

じゃらん 関東東北 2月号「気になる絶景story」

霧氷の写真

霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F16 5秒 ISO 400 +1EV(撮影地:長野県 2013.1.27)

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カラマツ霧氷(霧ケ峰~蓼科)

2021-01-02 16:47:01 | 風景写真/霧氷

皆様、新年明けましておめでとうございます。

 昨年の様々な出来事は、大切な経験として学ぶべきことは学び、多くの反省を2021年に活かさなければならないと思っております。新型コロナウイルスは、今尚、感染が拡大し、今年に延期された東京オリンピックの開催は不確実であり「おもてなし」ができるかどうか分かりません。しかしながら、実現するならば、世界に向けて日本の自然と文化の魅力をアピールする大きなチャンスです。多くの工夫を凝らし、私は私の出来ることを全力で行って参ります。
 ホタルに関しては、その生態を一から調べ直し、未解明な部分については最新の知見と違う視点から仮説を検証していきたいと思います。保全指導や講演会の講師については、これまで通りに行いますので、無理のない範囲でご依頼いただきたく存じます。趣味の昆虫写真と自然風景写真においては「美しい光景を 一番美しい時に 美しく残す。」をモットーに、より一層の努力を重ねて参ります。
 里山環境の象徴であり、文化昆虫とも言える「ホタル」そして「写真」を通じて、日本、特に東京の自然の素晴らしさ、美しさ、大切さ、そして日本人の自然観を世界に発信し、感動と癒しで「おもてなし」する2021年にしたいと思います。
 何卒、本年もご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。

2021年1月1日 東京ゲンジボタル研究所 古河義仁

紅富士の写真

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 さて、本年最初のブログ記事は、カラマツ霧氷(霧ケ峰~蓼科)を掲載したいと思う。ただし、撮影日は昨年12月31日である。

 2020年12月30日夕方から2021年元日にかけて、日本列島の上空に数年に一度クラスの強い寒気が流れ込むという予報を聞き、写友S氏を誘って信州の霧ケ峰に出かけることにした。狙いは、勿論カラマツ霧氷とダイヤモンドダスト、そしてサンピラーである。私はいずれも過去に撮影しているが、別の構図で撮りたいことと、その素晴らしい光景を写友S氏に見せたい、写真に撮って頂きたいという思いからであった。以下の写真は、2013年1月に撮影したものである。

ダイヤモンドダストの写真

ダイヤモンドとサンピラー
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/250秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰高原 2013.1.27 7:31)

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 12月30日。朝方雨が降った東京を午後12時半に出発し、中央道で諏訪を目指す。韮崎までは晴れていたが、小淵沢を過ぎると雨が降っており、風も強かったが、諏訪ICを降りると雲時々晴れという天気であった。
 まず諏訪湖に立ち寄り、今後の撮影目標の一つである「寄せ氷」の様子を見てみたが、連日の冷え込みが弱いのだろう、まだ氷はなかった。こちらは、次の三連休にリベンジしたいと思う。氷があれば2時間ほど撮影する予定であったが、時間が空いたため、メインである翌日の撮影場所やその後のルートを一度走って、道路状況等の様子をみることにした。上諏訪から県道40号線で霧ケ峰、車山、白樺湖を通り、その後は県道192号線で蓼科高原へ向かい茅野市街へ降りるというコースである。
 天気は雲時々晴れで、道路に雪はほとんどなかったが、所々に溶けた雪がアイスバーンになっており、かなり慎重な運転が要求された。撮影ポイントの確認をしながら茅野市街まで降りてくると、雪が降ってきた。午前中は雨、夕方から深夜までが雪で翌朝はマイナス15℃という予報。予報通りならば、霧氷とダイヤモンドダスト、そしてサンピラーが見られる確率は高い。
 「ハルピン味噌らーめん 雷蔵」で食事。「地元の信州味噌で作ったラーメンを食べていただきたい」という思いから、白味噌をベースに、信州を代表する6つの味噌蔵の上質な味噌を配合したオリジナルブレンド味噌と、ハルピン自慢の寝かせダレのマリアージュ。 上品で繊細なスープと、旨味を凝縮させた寝かせダレが生み出すハルピン流“たれ味噌らーめん”が売りである。トップメニューになっている「一本角煮たれ味噌ラーメン」と餃子を注文した。濃厚で深い味わいの味噌のスープ、とろける豚の角煮、美味しさに感激しながら完食。
 その後はコンビニで買い物をし、再び上諏訪から県道40号線で霧ケ峰へ向かった。3時間前とは違って真っ白な雪道の方が走りやすい。トイレのある駐車場に止め、長い夜が始まるが、外の気温はマイナス11℃まで下がり、横殴りの雪が半端なく降り続いていた。
 翌日午前1時半。車を走らせダイヤモンドダストの撮影ポイントに移動し、三脚をセットし車内で待機することにした。朝5時。気温はマイナス15℃。日の出まで期待をしながら谷を見つめて待った。

 午前7時半。谷に朝陽が当たり始める。残念ながらダイヤモンドダストはごくわずか。前日の雨、深夜の雪、翌朝は快晴無風で気温はマイナス15℃。これら条件と私の休日が合致したのだが、湿度が低かった!80%以上は欲しいところ気象庁予報は湿度50%。分かってはいたが、やはりそれを越えた数値にはならなかったようである。
 8時に撮影を切り上げ、蓼科高原へ移動。車山から見える立科辺りには、広大な霧氷林が広がっていた。慎重に、かつ急いで車を走らせると、美しいカラマツ霧氷の連立。過冷却の雲が幾度もカラマツの林を撫でて行ったのだろう。枝の隅々まで真っ白な氷が付いたカラマツが斜光や逆向で、さらに白く輝く。この地区は何度も訪れているが、これだけの霧氷は十年に一度あるかないかではないだろうか。まさに奇跡の絶景である。

 2020年の大みそか。美しいカラマツ霧氷の撮影で締めくくることができた。この奇跡の絶景を2021年最初の記事にしたいと思う。動画も撮影しているので、Youtubeに掲載した。この動画では、ほんの少しの輝きではあるがダイヤモンドダストも写っているのでご覧頂ければ幸いである。
 ダイヤモンドダストは、再度チャンスを待って撮りたいと思うが、「毛嵐と霧氷の川」や「星景」、これまで撮ったことがない「冬の光景」を求めて出かけたいと思う。

お願い:なるべくクオリティの高い写真をご覧頂きたく、1024*683 Pixels で掲載しています。ウェブブラウザの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorer等ウェブブラウザの画面サイズを大きくしてご覧ください。また動画においては、Youtubeで表示いただき、HD設定でフルスクリーンにしますと高画質でご覧いただけます。

カラマツ霧氷の写真

カラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/13秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰高原 2020.12.31 7:35)

カラマツ霧氷の写真

カラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/320秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰高原 2020.12.31 7:41)

カラマツ霧氷の写真

カラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県茅野市/蓼科高原 2020.12.31 9:09)

カラマツ霧氷の写真

カラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/50秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県北佐久郡立科町 2020.12.31 8:43)

カラマツ霧氷の写真

カラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10 1/25秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県北佐久郡立科町 2020.12.31 8:52)

カラマツ霧氷の写真

カラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F5.0 1/200秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:長野県北佐久郡立科町 2020.12.31 8:54)

カラマツ霧氷の写真

カラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F5.0 1/125秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:長野県北佐久郡立科町 2020.12.31 8:56)

カラマツ霧氷の写真

カラマツ霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F5.0 1/125秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:長野県北佐久郡立科町 2020.12.31 8:57)

冬の霧ケ峰~蓼科

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冬の煌めき-ダイヤモンドダスト

2020-12-20 16:55:59 | 風景写真/霧氷

 冬の煌めき-ダイヤモンドダスト。気温が氷点下15度以下で湿度が高く晴天無風の時に、空気中の水蒸気が細氷となって降る現象である。
 夜明けとともにダイヤモンドダストは薄らと見え始めるが、輝きはない。しかしながら、向かいの尾根から朝日が見えそうになった瞬間、ほんの数秒だけダイヤモンドダストは黄金色に輝き始める。まるで「金粉」が舞っているようだ。太陽の光が谷を照らし始めると、ダイヤモンドダストは一斉にキラキラと煌めき始めるのである。その煌めきは、周囲の霧氷まで輝かせる。
 今回掲載したダイヤモンドダストの写真と動画は、クリスマス週間に合わせ、2013年と2014年に撮影したものの中から、未掲載のカットを中心に現像した。厳しい冬の季節に煌めき周囲を輝かせるダイヤモンドダストのように、コロナ渦であっても、自らが煌めくことによって周囲も輝くような存在になりたいものである。

 この冬は一段と寒いようで、日本海側、特に群馬や新潟では一日で2m近くも積もる大雪である。長野県の霧ヶ峰高原ではもうダイヤモンドダストも見られたようであり、この週末は、霧氷が湖面の水鏡に映る光景を撮ろうと思っていたのだが、目的地の湖面はすでに凍り付き、雪が積もって真っ白な状態と知り、諦めざるを得なかった。
 新型コロナウイルスの感染者は日々増えるばかり。撮影に行く場所は山の中。前日の夜から車中泊ではあるが、有名な撮影ポイントでは狭い所に撮影者が多く集まり密になる。これは避けるべきだろう。遠征の自粛をしようとは思っていないが、誰も来ない自分だけの冬の絶景を見つけるまで、特に今週は、家で静かな夜を過ごし、天上の静けさの中で眠りたいと思う。そして次の週末には、今年の自己ベスト10(昆虫編・自然風景編)をまとめ一年を振り返えろうと思う。

お願い:なるべくクオリティの高い写真をご覧頂きたく、1024*683 Pixels で掲載しています。ウェブブラウザの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorer等ウェブブラウザの画面サイズを大きくしてご覧ください。また動画においては、Youtubeで表示いただき、HD設定でフルスクリーンにしますと高画質でご覧いただけます。チャンネル登録をお願い致します。

冬の夜明けの写真

冬の夜明け(彩雲)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F16 1/125秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:長野県諏訪市 204.3.15 6:30)

ダイヤモンドダストの写真

黄金のダイヤモンドダスト
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/640秒 ISO 400(撮影地:長野県諏訪市 2013.1.27 7:12)

ダイヤモンドダストの写真

ダイヤモンドダスト
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F4.5 1/320秒 ISO 100(撮影地:長野県諏訪市 2014.3.15 6:50)

ダイヤモンドダストの写真

ダイヤモンドダスト
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/640秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県諏訪市 2014.3.15 6:54)

ダイヤモンドダストの写真

ダイヤモンドダスト
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/1250秒 ISO 100(撮影地:長野県諏訪市 2014.3.15 6:55)

ダイヤモンドダスト
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO(撮影地:長野県諏訪市 2014.3.15)

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霧氷に魅せられて

2020-11-23 18:39:20 | 風景写真/霧氷

 霧氷に魅せられて、この11年の間、様々な場所で何百枚と霧氷の写真を撮ってきた。撮影地を思い起こして列挙してみると以下になる。

  • 山梨県山中湖村
  • 山梨県北杜市/清里
  • 静岡県裾野市
  • 栃木県日光市/小田代ヶ原
  • 長野県軽井沢町
  • 長野県松本市/上高地
  • 長野県松本市/美ヶ原高原
  • 長野県塩尻市/高ボッチ高原
  • 長野県茅野市/蓼科高原
  • 長野県諏訪市/霧ヶ峰高原

 霧氷は、着氷現象の一種で、氷点下の環境で樹木に付着して発達する白色や半透明の結晶構造が顕著な氷層の総称である。蔵王や北八ヶ岳等で見られる樹木が完全に氷や雪によって覆われた樹氷とは異なる。
 霧氷は、場所によって付く条件が異なっている。例えば、小田代ヶ原では、湿度が高く、夜半から快晴無風で、夜明けは放射冷却で氷点下になることが条件になる。天気図では、西高東低が崩れた後、高気圧に広く覆われることが必要である。開田高原や上高地も同様の条件であり、上高地の田代池の霧氷を撮影した時は、マイナス23℃にもなった。一方、美ヶ原高原や霧ヶ峰高原では、気温が氷点下で、夜半に上空を低気圧が通過し天気が荒れることが条件になる。或いは、気温が氷点下で、湿度が高く霧が発生した時、霧が風によってカラマツ等の木々に吹き付けられれば霧氷が付く。文字通り「霧氷」である。朝には晴れていれば撮影的には最も良い。
 霧氷が見られる期間は、おおむね11月上旬頃から3月中旬頃までで、乾燥する2月にはあまり見ることができない。この霧氷が付く条件と私の休日が合致しなければ撮ることができないが、昨年から今年にかけては、稀に見る暖冬でチャンスが一回も訪れなかった。
 この冬はどうであろうか?昨年に比べれば寒い冬という予報に期待したいところだが、2017年は11月19日に霧氷を撮影した美ヶ原高原。アクセスするビーナスラインは、今年は11月25日で冬期通行止めになるため、21日~23日の連休が自家用車で行けるラストチャンスであったが、気温と天候条件が合わない。王ヶ頭ホテルのブログを拝見しても、霧氷が付いた朝はない。
 他の撮影地へは、上高地を除けばポイントまで自家用車で行けるので、これからが本番になるが、今季は今までとは違った霧氷の光景を撮りたい。「水鏡に映るカラマツ霧氷」と「毛嵐と霧氷」この2枚である。水鏡と霧氷は、池が凍ってしまう前に霧氷が付かねば撮ることができない。毛嵐は、無風快晴、放射冷却で氷点下15℃以下という条件。前述は、池が凍った時には撮っており、後述は撮ったもののCFカードの不具合で保存されていなかった。どちらもリベンジである。勿論、ダイヤモンドダストとサンピラーが見られるならば、これまでとは違った構図で撮りたいと思っている。
 霧氷の季節は始まったばかりである。運よくチャンスが訪れることを天に祈りながら待ちたいと思う。

 以下に掲載した霧氷の写真は、2011年1月3日に山中湖の別荘地において初めて霧氷を撮影した思い出深い写真と2012年12月2日に塩尻市の高ボッチ高原に前日入り、車中泊で早朝から撮影した中からの蔵出し写真である。この日、もし霧氷が付いていなければ、午前8時頃に起こった中央道の笹子トンネル崩落に巻き込まれて死んでいたかもしれない。今でも「奇跡の絶景」に感謝している。(高ボッチでの他の写真は、ブログ検索窓に「高ボッチ」と入れて頂くと見ることができる。)

お願い:なるべくクオリティの高い写真をご覧頂きたく、1024*683 Pixels で掲載しています。ウェブブラウザの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorer等ウェブブラウザの画面サイズを大きくしてご覧ください。

霧氷(山中湖村にて)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/5秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:山梨県山中湖村 2011.1.03)

霧氷の写真

霧氷(高ボッチ高原)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/15秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県塩尻市/高ボッチ高原 2012.12.02 7:22)

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霧氷という芸術

2019-11-26 22:48:58 | 風景写真/霧氷

 霧氷という芸術を、自己の中に受け入れ、深く味わう。

 「秋山明浄にして粧うが如く」季節が終わり、「冬山惨淡として睡るが如し」季節の到来である。彩り豊かな光景からモノトーンの世界へと一変するが「霧氷」という芸術作品が作り出される季節でもある。
 霧氷とは、着氷現象の一種で、氷点下の環境で樹木に付着して発達する白色や半透明の結晶構造が顕著な氷層の総称である。蔵王や北八ヶ岳等で見られる樹木が完全に氷や雪によって覆われた樹氷とは違って、過冷却にある霧や雲、空気中の水蒸気が昇華によって樹木に付着した小さな氷のことであり、自然が作り出す芸術品である。
 霧氷は、冬の早朝、気温、湿度、天候、地形等の様々な条件が一致した日だけに現れ、色々な表情を見せる。霧の中では絵画的でもあり、光の中では白銀の世界をひときわ美しく輝かせる。広大な霧氷林は将に絶景であり、カラマツ霧氷林の清楚でジオメトリックな美が私の心を惹きつけてやまない。

 以下に、霧ケ峰と美ヶ原、そして蓼科で撮影した霧氷の写真(未公開を含む)の中から8点を選んで掲載した。この冬は、霧氷という芸術から具現化された美的なものを更に見出し、写真と言うもので深く味わうことができるよう研鑽したいと思う。

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霧氷の写真

霧氷(霧ケ峰)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/200秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県諏訪市 2014.12.07 8:06)

霧氷の写真

霧氷(霧ケ峰)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県諏訪市 2018.2.11 7:02)

霧氷の写真

霧氷(美ヶ原)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/6秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:長野県松本市 2017.11.19 6:35)

霧氷の写真

霧氷(美ヶ原)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/50秒 ISO 100(撮影地:長野県松本市 2017.11.19 6:48)

霧氷の写真

霧氷(霧ケ峰)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F13 1/50秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:長野県諏訪市 2014.12.07 8:45)

霧氷の写真

霧氷(霧ケ峰)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F13 1/60秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:長野県諏訪市 2014.12.07 8:45)

霧氷の写真

霧氷(蓼科)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県茅野市 2015.3.2 8:28)

霧氷の写真

霧氷(蓼科)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/200秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県茅野市 2015.3.2 8:28)

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霧氷と星空

2019-02-11 14:54:29 | 風景写真/霧氷

 今年2度目の撮影遠征。社会復帰後では初。今回は、時折一緒に出掛けている会社の仲間二人を連れて、自身の快気祝いを兼ねての遠征。昨年は、2月11日に一緒に出掛けた時、霧ケ峰で霧氷を撮ることができた。「霧氷(霧ヶ峰)」さて、今年はどこに行こうか?被写体と遠征先の候補は、予めいくつも挙げているため、天候によって変えることができる。その気になる天候は、三連休初日が雪。二日目が晴れ。となれば「霧氷」が期待できるが、雪は関東南部が中心で、霧氷撮影先の長野県霧ケ峰は候補外。そこで本遠征では、富士山を一周しながら田貫湖での「富士と天の川」をメインに撮影することにした。
 JR中央線国立駅に9日14時に集合。千葉県では、かなりの降雪があったようだが、国立市はチラチラと舞う程度。道路も濡れていない。予定時刻通り私の車で出発。中央道も降雪なし。まず向かったのは「山中湖」。河口湖IC付近では、何となく富士山が見えた。予報では天気が回復傾向なので夕焼けを期待して向かう。しかしながら、山中湖に到着すると雪が舞っていた。富士山の存在すら分からない。また、驚いたのは昨年1月に訪れた時「富士山(山中湖、忍野)」は岸に近い部分が凍っていたが、今年はまったく凍っていない。諏訪湖もそうで、今年は暖冬なのだと実感する。しばらく周辺を散策した後、御殿場市内へ移動し、食べ放題の焼肉で腹を満たした。

 次の目的地は田貫湖であるが、このまま国道469号線で向かうのは味気ない。そこで「富士山スカイライン」経由で走ることにした。途中には、やはり昨年の1月に「富士山と星空(日周運動)」を撮影した標高約1500mの水ヶ塚がある。天気は曇りで富士山はまったく見えない。水ヶ塚に寄るつもりはなく車を走らせた。
 自衛隊の演習場を過ぎると若干の積雪。さらに標高を上げると何と濃霧。10m先も真っ白で見えない。慎重に運転していると目前をタヌキが横断中。危うく轢くところであった。しばらくすると水ヶ塚の駐車場。そのまま通過してスカイラインを下り始めるが、何となく周囲の木々が白い。路肩に止めてライトを照らすと、すべての草木が霧氷で真っ白である。気温はマイナス3℃。この霧で霧氷が付いたのであろう。急遽、予定を変更してUターン。水ヶ塚に引き返して駐車場に車を止めた。
 まだ富士山は見えないが、ありとあらゆる草木が霧氷で真っ白である。車の中で待機しながら、天候が回復するのを待った。23時を過ぎると雲に切れ間が生じて星が見え始める。そして富士山も見え始めた。一年前とはまったく違う光景である。アイスバーンの路面に注意しながらあちこち歩きまわり、霧氷が美しく見える場所から「霧氷と星空」を撮影。このシーンは、密かに思い描いていたので、思わぬプレゼントに心が弾む。落ち着いて観察しながらシャッターを切った。そして、富士山も加えてのカット。いずれも、これまでに撮ったことがない一コマになった。

 夜半を過ぎると、再び霧に覆われ、星も富士も見えなくなったため、車に戻って就寝。朝の光景が楽しみである・・・つづく。

以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。

霧氷と星空の写真
霧氷と星空
Canon 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F2.8 30秒 ISO 400(撮影地:静岡県裾野市/水ヶ塚 2019.2.09 23:34)
霧氷と星空の写真
霧氷と星空
Canon 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F2.8 30秒 ISO 400(撮影地:静岡県裾野市/水ヶ塚 2019.2.09 23:36)
霧氷と星空の写真
霧氷と星空
Canon 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F2.8 30秒 ISO 400(撮影地:静岡県裾野市/水ヶ塚 2019.2.09 23:42)
霧氷と星空の写真
霧氷と星空
Canon 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F2.8 20秒 ISO 640(撮影地:静岡県裾野市/水ヶ塚 2019.2.09 23:56)
富士山と霧氷と星空の写真
富士山と霧氷と星空
Canon 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F2.8 30秒 ISO 640(撮影地:静岡県裾野市/水ヶ塚 2019.2.09 23:45)
富士山と霧氷と星空の写真
富士山と霧氷と星空
Canon 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F2.8 30秒 ISO 640(撮影地:静岡県裾野市/水ヶ塚 2019.2.09 23:52)

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この冬を振り返って

2018-03-14 17:34:51 | 風景写真/霧氷

 3月頃から11月頃までは、主としてチョウやトンボなどの昆虫を、その時期以外は自然風景写真を撮影しているが、晩秋から早春という季節柄、霧氷風景を追いかけることが多い。とは言っても、出かければ撮影できるものでもないから、年によっては、2~3ヶ月出掛けないこともある。2016年の11月から2017年3月を思い起こすと、その間で7回しか出かけておらず、しかも、結果である写真は駄作ばかりであった。寒さに負けて、自分自身で適当な言い訳をしたのだから当然かも知れない。
 今季はどうかと言えば、13回の遠征で、霧氷、星空、水没林・・・その結果も、ある程度自己満足できるものであった。振り返れば、例年、一人で出かけることが多いが、今季は半分以上の遠征に写友S氏に同行頂いたことが成果に結び付いているように思う。例えば、先週末の「小田代ヶ原の霧氷」は、暗い時間から林道を3.7km歩かなければならない。一人では、無理だったかも知れない。この場を借りて御礼申し上げたい。

 本時期に掲載した写真は、今季に撮ったものではなく、過去に撮影した「冬の光景」から未掲載の写真を選んで載せたが、これらの写真をもって今季を締めくくりたいと思う。今週末からは、梅林、桜・・・春の景色を求めて出掛けようと思う。そして2018年の撮影目標を達成すべく楽しみたいと思う。

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富士と霧氷の写真

富士と霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/10秒 ISO 100 +2EV(撮影地:長野県塩尻市 2012.12.02 7:29)

霧氷の写真

霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/5秒 ISO 100 +1 2/3EV(撮影地:長野県塩尻市 2012.12.02 8:02)

霧氷と北アルプスの写真

霧氷と北アルプス
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 2秒 ISO 100 +1EV(撮影地:長野県塩尻市 2012.12.02 6:43)

霧氷と北アルプスの写真 Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 0.5秒 ISO 100(撮影地:長野県塩尻市 2012.12.02 6:41)

霧氷の写真 Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1秒 ISO 100(撮影地:長野県茅野市 2016.1.31 9:52)

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小田代ヶ原の霧氷

2018-03-12 20:25:57 | 風景写真/霧氷

 小田代ヶ原の霧氷を撮るために、2010年から通うこと7回目。ようやく撮影することができた。(11月の霧氷はこちら”小田代ヶ原/幻の湖「小田代湖」と貴婦人”)

 小田代ヶ原は、栃木県日光市の日光国立公園内にある標高およそ1,400mの湿原で、面積は隣接する戦場ヶ原の約4分の1ほど。自然豊かでラムサール条約にも登録され、多くの野鳥や花々を見ることができるだけでなく景観も美しい。小田代ヶ原は四季折々に美しい表情を見せるが、霧氷の光景は特に幻想的であり、筆者は、その光景を撮るために2010年から毎年のように通った。2011年には、幻の湖「小田代湖」が出現。霧氷と水鏡の光景を求めて行ったが、叶わなかった。その後も、タイミングが合わず霧氷には出会えていなかった。
 小田代ヶ原のような湿原の霧氷は、霧ヶ峰などの高原霧氷とは、付くための条件が異なり「高い湿度と放射冷却」が大きなポイントになる。空気中の水分が、強い冷え込みによって木々に氷の結晶として付着するが、気象状況としては、雨が降った後日、西高東低が崩れて移動性高気圧に広く覆われることが必要だ。湿度が高く快晴無風の状態が夕方から翌朝まで続けば、放射冷却状態となり強い冷え込みとなって霧氷が付く。ただし、これは経験上の推測で、霧氷が付くという確証はない。今回、この条件が筆者の休日と重なったため、またとないチャンスに恵まれた。

 今月、8日と9日にかなりまとまった雨が降った。気温が高く、奥日光も雨である。10日は天気が回復するが、西高東低の気圧配置で平均風速6m。予想天気図を見ると11日は移動性高気圧に広く覆われ、奥日光の最低気温も氷点下の予報。将に絶好のチャンスである。
 戦場ヶ原に20時過ぎに到着すると快晴無風。気温はマイナス1℃であったが、快晴無風の状態が翌朝も続き、4時でマイナス7℃まで下がった。準備をして出発。この時期、小田代ヶ原までは、片道およそ3.7kmを歩いて行かなければならない。冷えた体も温まる距離である。懐中電灯を照らしながら歩いていくと、多くの木々に細かい氷の結晶が付いているのが分かった。50cmほど雪の積もった遊歩道で夜明けを待つ。撮影者は、一緒に行った写友のS氏と二人だけ。気温は、マイナス10℃。眉毛が白くなった。
 周囲が白々してくると、気温は更に下がりマイナス14℃。湿原の中央に生えている「小田代原の貴婦人」と呼ばれ人気を集めている1本のシラカンバの木とその周囲のカラマツが霧氷で何となく白く見える。推測は的中したようだ。朝日が差し始めると木々は白く輝き始め、より一層美しさを増した。
 訪問時は、霧の発生がなく、また朝日が男体山の右肩から顔を出すため、霧氷の列を幻想的に浮かび上がらせることはなかったが、これまでの苦労が報われる瞬間に違いはない。一期一会の光景に出会えたことに感謝したい。
 今回は、3月という時期であったが、小田代ヶ原の霧氷が一番美しい秋に、また挑戦したい。

関連投稿記事:小田代ヶ原/幻の湖「小田代湖」と貴婦人

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小田代ヶ原の霧氷写真
小田代ヶ原の霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/25秒 ISO 100(撮影地:栃木県日光市 2018.3.11 6:18)
小田代ヶ原の霧氷写真
小田代ヶ原の霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 100(撮影地:栃木県日光市 2018.3.11 6:52)
小田代ヶ原の霧氷写真
小田代ヶ原の霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/160秒 ISO 100(撮影地:栃木県日光市 2018.3.11 6:52)
小田代ヶ原の霧氷写真
白樺霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10 1/100秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:栃木県日光市 2018.3.11 7:12)
小田代ヶ原の霧氷写真
霧氷(小田代ヶ原)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10 1/80秒 ISO 100 +2/3EV (撮影地:栃木県日光市 2018.3.11 7:44)
氷の結晶をまとった枝の写真
氷の結晶をまとった枝
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/200秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:栃木県日光市 2018.3.11 4:49)

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霧氷(湖・湿原)

2018-02-18 18:27:16 | 風景写真/霧氷

 霧氷は、過冷却にある霧や雲、空気中の水蒸気が昇華によって樹木に付着した小さな氷である。北海道等、冬の寒さが厳しい所では平地でも見られるが、本州等では、標高の高い高原や湖、湿原、河川で見ることができる。本ブログで掲載した霧ヶ峰や美ヶ原などは高原霧氷であり、上高地は湖、湿原、河川霧氷になる。白く輝く様はたいへん美しいが、いつ行ってもみられるものではなく、霧氷が付くには条件がある。
 高原では、氷点下で天候が荒れると、過冷却の霧や雲が高原の木々を流れて霧氷が付着するが、湖や湿原、河川では、湿った空気が昇華によって樹木に付着し霧氷となるため、氷点下で天候が荒れても見られない。西高東低の冬型の気圧配置が崩れて移動性高気圧に広く覆われなければならない。湿度が高く夕方から快晴無風ならば、翌朝は放射冷却によって冷え込んで霧氷が付くのである。

 この冬は、霧ヶ峰美ヶ原においては撮影することができ、新たに開田高原の末川の霧氷撮影に挑んだ。1月28日の朝は、上述の条件が当てはまり、気温マイナス15℃で川からは「けあらし」がもうもうと立ち昇っていた。「けあらし」は、気象用語では「蒸気霧」と言い、夜間の気温が放射冷却によって冷やされ、翌朝の天気が快晴であること。気温はマイナス15℃前後、水温との温度差は15℃以上で発生する。末川の両岸の木々は、霧氷で真っ白になっており50カット余り撮影したが、1月28日付けのブログ記事にも書いたようにデバイス異常によりPCに取り込めず、すべて失ってしまったのである。その後2回ほど訪れたが、条件が合わず、来冬に持ち越しという結果になってしまった。RAWデータを失った悔しさは、悔やんでも悔やみきれない。
(どの場所でいつも思うが、地元の方が羨ましい。毎日、出勤前に撮れるのだから・・・)

 本記事では、過去に撮影した写真ではあるが、湖・湿原の霧氷として長野県松本市の上高地にある田代池と長野県茅野市の白樺湖、諏訪市霧ヶ峰高原にある踊場湿原(池のくるみ)を、また河川の霧氷として長野県小海町の千曲川の光景から未掲載のカットを再現像したので紹介したい。いずれも、天候が荒れた翌々日で移動性高気圧に広く覆われ、放射冷却によってかなり冷え込んだ、快晴無風の朝でなければ見ることができない光景である。(ちなみに、撮影日に霧ヶ峰高原や八千穂高原では霧氷は見られなかった。)
 今季は、とある場所の湿原霧氷にも挑戦しているが、こちらも未達。ただし、河川の霧氷と違って、気温がマイナス5℃ほどでも霧が発生すれば霧氷がつくので、掲載の霧氷写真を験担ぎとして、湿度が高くなる3月に賭けようと思う。( → 小田代ヶ原の霧氷

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上高地田代池の霧氷写真

霧氷(上高地田代池)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F18 1/6秒 ISO 50 +1EV(撮影地:長野県松本市/上高地 2013.01.05 10:19)

白樺湖の霧氷写真

霧氷(白樺湖)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F3.5 1/50秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:長野県茅野市 2015.1.24 6:55)

白樺湖の霧氷写真

霧氷(白樺湖)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F18 1/25秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:長野県茅野市 2015.1.24 7:47)

白樺湖の霧氷写真

霧氷(白樺湖)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:長野県茅野市/白樺湖 2015.1.24 7:38)

白樺湖の霧氷写真

霧氷(白樺湖)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県茅野市/白樺湖 2015.1.24 7:52)

踊場湿原の霧氷写真

霧氷(踊場湿原)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/160秒 ISO 400(撮影地:長野県諏訪市 2013.12.22 7:38)

千曲川の霧氷写真

千曲川/霧氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F18 1/20秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:長野県南佐久郡小海町 2011.2.13)

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霧氷(霧ヶ峰)

2018-02-14 22:12:26 | 風景写真/霧氷

 霧氷の魅力を最大限に表現できる撮影場所の一つが霧ヶ峰である。霧ヶ峰ではダイヤモンドダストとサンピラーも見ることができる。そのポイントからは、過去に2回ずつ撮影しているが、来たからには寄っておきたい。ダイヤモンドダストとサンピラーが見られる条件の日は、多くのカメラマンが並ぶが、 この日の霧ヶ峰の気温はマイナス3℃で強風。湿度は十分でもダイヤモンドダストとサンピラーは期待できない。到着すると、先客は7名ほど。やはり少ない。それでもカラマツ霧氷は付いていた。
 朝日を浴びてオレンジ色に染まった雲が斜面を撫でるように流れていくと、次には真っ白なカラマツ霧氷が現れる。そして霧氷も逆光の朝日で淡いオレンジ色に輝く。このポイントからのカラマツ霧氷は何度も撮影しているが、刻々と変化する色彩を見るのは初めてである。風景は、まさに一期一会。この光景も二度と見ることはできないだろう。

 この冬は、綿密に計画を立て、気象データを日々チェックしながら、天候に応じて被写体を変えて遠征している。マイナス15℃の中で撮影した「開田高原の霧氷」のRAWデータを現像前にすべて失うと言うアクシデントもあったが、それ以外は条件の良さと積極的な遠征が相まって、この冬は、例年になく充実しており、年末に掲載している「自己ベスト」の上位になるような写真が撮影できているように思う。今回の「車山高原/霧ヶ峰の霧氷」も過去の霧氷写真とは一味違った作品になった。そろそろ昆虫が恋しくなってきたが、もうしばらくは、自然風景写真を楽しみたいと思う。

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霧ヶ峰の霧氷写真

霧氷(霧ヶ峰)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/100秒 ISO 100 -1EV(撮影地:長野県諏訪市 2018.2.11 7:19)

霧ヶ峰の霧氷写真

霧氷(霧ヶ峰)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/50秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県諏訪市 2018.2.11 7:22)

霧ヶ峰の霧氷写真

霧氷(霧ヶ峰)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/250秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県諏訪市 2018.2.11 7:25)

霧ヶ峰の霧氷写真

霧氷(霧ヶ峰)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/20秒 ISO 100 +1 2/3EV(撮影地:長野県諏訪市 2018.2.11 7:25)

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霧氷(車山高原)

2018-02-13 16:14:45 | 風景写真/霧氷

 霧氷の撮影で車山高原へ。車山は、長野県茅野市と諏訪市の境目に位置する山。霧ヶ峰の最高峰で標高は1925m。 車山一帯は車山高原と呼ばれており、12月から3月までは、信州ビーナスライン沿いで霧氷を見ることができる。ただし、霧氷は、いつ行っても見られる訳ではない。高原では、前線を伴った低気圧が通過した翌朝が良い。天候が荒れた日は、過冷却の霧や雲が高原の木々を流れて霧氷が付着するからである。(参照:霧氷を撮る
 私が霧氷を撮るには、霧氷の付く条件と休日である土日が合致しなければならないが、ようやく、そのチャンスに恵まれた。この地での霧氷撮影は、過去に何度も行っているが、今回は2014年12月以来となる。

 2月10日は、18時頃から雪が降り始め、20時を過ぎると大雪になった。中央道上りの諏訪SAで待機していると、SA内の街路樹は真っ白に雪化粧し、頻繁に除雪車が走り回って積もった雪を履けていく。雪は11日の午前3時頃に止み、その後は濃霧に包まれた。気温は、マイナス1℃。期待しながら午前4時に諏訪SAを後にした。
 諏訪ICで降り、まずは白樺湖を目指す。道路は、最初はシャーベット状であったが、標高が上がるにつれて雪道。白樺湖畔ではアイスバーン状態であった。車山高原へ向かうためビーナスラインを左折したが、スタッドレスタイヤがスリップ。一抹の不安を覚え、車を広い路肩に止めて、周囲が明るくなるまで待つことにした。
 6時。意を決して出発。道路は除雪されてはいるものの、ほぼアイスバーン。慎重に運転しながら「富士見台駐車場」へ到着。今回の一番の目的は、車山高原の「白い霧氷と朝日でオレンジ色に染まる富士」である。上空は雲一つないのだが、肝心の富士の方向には雲。八ヶ岳も確認できない。その状況は日の出時刻の6時半を過ぎても解消しなかった。その代わり、カラマツ霧氷の背後に流れる雲のグラデーションが美しい。これも一期一会の光景。二度と見ることはできない。強風に耐えながらシャッターを切り続けた。

 「霧氷と富士」をあきらめ、次に向かったのは、霧ヶ峰で唯一ダイヤモンドダストとサンピラーを見ることができるポイントである。

お願い:なるべくクオリティの高い写真をご覧頂きたく、1024*683 Pixels で掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

霧氷の写真

霧氷(車山高原)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/13秒 ISO 100(撮影地:長野県諏訪市 2018.2.11 6:46)

霧氷の写真

霧氷(車山高原)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:長野県諏訪市 2018.2.11 7:02)

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霧氷を撮る

2017-12-10 21:36:18 | 風景写真/霧氷

 霧氷を撮るために、毎冬、様々な場所を訪れてきたが、前記事の「美ヶ原の霧氷」に掲載したように、念願であった長野県松本市の「美ヶ原」において霧氷を撮ることができ、一先ず、目標としてきた「高原霧氷」に区切りをつけることができた。そこで、それらをまとめたいと思う。

 霧氷とは、着氷現象の一種で、氷点下の環境で樹木に付着して発達する白色や半透明の結晶構造が顕著な氷層の総称である。蔵王や北八ヶ岳等で見られる樹木が完全に氷や雪によって覆われた樹氷とは違って、過冷却にある霧や雲、空気中の水蒸気が昇華によって樹木に付着した小さな氷である。
 霧氷は、11月頃になると高原や高層湿原、湖沼などで見られるようになるが、高原と湿原・湖沼では霧氷が付く条件が異なる。気温は、どちらも氷点下でなければならないのは同じだが、高原では、前線を伴った低気圧が通過した翌朝が良い。天候が荒れた日は、過冷却の霧や雲が高原の木々を流れて霧氷が付着するからである。一方、湿原・湖沼においては、前線を伴った低気圧が通過した翌々日の方が良い。湿原や湖沼は窪地にあることが多いため、天候が荒れた日でも過冷却の霧や雲は湿原や湖沼を流れない。しかし、西高東低の冬型の気圧配置が崩れて、移動性高気圧に広く覆われた朝は快晴無風で、放射冷却によって湿原や湖沼上の湿った空気が昇華によって樹木に付着し霧氷となるのである。霜が降りるのに似ている。
 週末しか撮影に行くことができない私には、天候とのタイミングがマッチする確率は極めて低いが、行ってみなければ分からないという期待から、何度も空振りの遠征が続いたりもした。数年かけて湿原や湖沼の霧氷は、これまでに「上高地の田代池」「白樺湖」において撮影し、今後は「奥日光の小田代原」が目標であるが、高原霧氷は、「美ヶ原」「高ボッチ」「霧ヶ峰」で撮影してきた。これ以外にも「八千穂高原」「軽井沢」「清里」「八ヶ岳」「忍野八海」「山中湖」でも撮影したが、後記二か所は、富士山との組み合わせが目的であるから別にして、前記四か所は、どうしても絵にすることができなかった。霧氷は、他の地域でも見ることができるが、私にとっての霧氷の魅力は、「白く輝く繊細な美しさ」と、特にカラマツ霧氷の「整列しているようでも微妙な自然の揺らぎを感じる幾何学的光景」にある。それを表現する高原霧氷の写真は、「美ヶ原」「高ボッチ」「霧ヶ峰」でなければ撮れないと思っている。

 霧氷の魅力を最大限に表現するためには

  1. 広大さ
  2. 光と影
  3. 繊細さと柔らかさ
の3つを要素とし背景との組み合わせが重要だと思っている。また、各々の地区において撮影ポイントを押さえていくことも必要だ。勿論、霧氷は人によって見方や感じ方が違い、撮影する人の表現の仕方も違う。これが正解という撮り方はない。
 以下に、「美ヶ原」「高ボッチ」「霧ヶ峰」において撮影した霧氷を、未掲載の写真を含めてセレクトし掲載した。霧氷を撮ろうと思っている方々に少しでも参考になれば幸いである。尚、霧ヶ峰においては、「ダイヤモンドダストとサンピラー」も撮影できるので挑戦していただきたいと思う。

お願い:なるべくクオリティの高い写真をご覧頂きたく、すべて1024*683 Pixelsで掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

1.霧氷風景の広大さを写す

霧氷(美ヶ原)の写真

霧氷/美ヶ原
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 20秒 ISO 100 -2/3EV (撮影地:長野県松本市/美ヶ原 2017.11.19 6:03)

霧氷(高ボッチ)の写真

霧氷/高ボッチ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/4秒 ISO 100 +1EV (撮影地:長野県塩尻市/高ボッチ 2012.12.02 7:41)

霧氷(霧ヶ峰)の写真

霧氷/霧ヶ峰
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F16 5秒 ISO 400 +1EV (撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰 2013.1.27 6:33)

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2.霧氷の光と影を写す

霧氷(美ヶ原)の写真

霧氷/美ヶ原
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/50秒 ISO 100 -1/3EV (撮影地:長野県松本市/美ヶ原 2017.11.19 8:16)

霧氷(高ボッチ)の写真

霧氷/高ボッチ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/4秒 ISO 100 +1/3EV (撮影地:長野県塩尻市/高ボッチ 2012.12.02 7:03)

霧氷(霧ヶ峰)の写真

霧氷/霧ヶ峰
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F16 1/5秒 ISO 100 +1EV (撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰 2013.1.27 6:39)

霧氷(高ボッチ)の写真

霧氷/高ボッチ高原
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/5秒 ISO 100 +2/3EV (撮影地:長野県塩尻市/高ボッチ高原 2012.12.02 7:12)

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3.霧氷の繊細さと柔らかさを写す

霧氷(美ヶ原)の写真

霧氷/美ヶ原
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/50秒 ISO 100 +2/3EV (撮影地:長野県松本市/美ヶ原 2017.11.19 7:17)

霧氷(高ボッチ)の写真

霧氷/高ボッチ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/4秒 ISO 100 +2EV (撮影地:長野県塩尻市/高ボッチ 2012.12.02 8:03)

霧氷(霧ヶ峰)の写真

霧氷/霧ヶ峰
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F13 1/40秒 ISO 640 +1EV (撮影地:長野県諏訪市/霧ヶ峰 2014.12.07 8:44)

霧氷(高ボッチ)の写真

霧氷/高ボッチ高原
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/6秒 ISO 100 +1 1/3EV (撮影地:長野県塩尻市/高ボッチ高原 2012.12.02 8:01)

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美ヶ原の霧氷

2017-11-19 19:43:32 | 風景写真/霧氷

 美ヶ原の霧氷撮影は、4年ぶりで今回が7回目の挑戦である。過去6回とも良い写真が撮れておらず、内2回は霧氷がまったくなく、1枚も撮らずに引き上げている。またここ数年は、なかなか霧氷が付かず、私の休日とも合致しなかったため、行くことすらなかったが、今年は、大チャンスに恵まれた。
  霧氷は、過冷却にある霧や雲、空気中の水蒸気の昇華によって樹木に付着する白色や半透明な氷である。白く輝く繊細な美しさや揺らぎを感じる幾何学的光景という「霧氷の魅力」に惹かれ、毎年冬になると霧氷を撮り続けている。これまで、霧ヶ峰と高ボッチでは多く撮影しているので、美ヶ原でなければ撮れない「風景」と「光景」を撮るのが目的である。

 美ヶ原へは、ビーナスライン経由で美ヶ原高原美術館方面、または美ヶ原スカイライン経由で美ヶ原自然保護センターへ行くことになるが、どちらのルートも自然保護区域のためマイカー規制があり、今年は11月22日の午前11時で冬期通行止めになる。(王ケ頭ホテルの宿泊者は、送迎バスにより通年行くことができる。)つまり、私がマイカーで行けるのは、11月18日19日が最後なのである。
 美ヶ原などの高原霧氷の付き具合は天候次第であり、予報によると18日は大荒れで、翌19日は晴れで氷点下。最終的には行ってみなければ分からないが、条件的には申し分ない。18日17時に自宅を出発した。山梨県内では星が見えていたが、諏訪に入ると雨。松本から見る美ヶ原は雲の中にあり、かなり期待できる状況だ。
 梓川SAで夕食を済ませ、美鈴湖から美ヶ原スカイラインへ。いつのまにか雨が雪に変わっている。途中からは道路にも積雪。一週間前にスタッドレスタイヤに履き替えているが、内心ドキドキしながらの走行。武石峠を過ぎると、なんと猛吹雪。思い出の丘辺りからは、ホワイトアウトで何も見えない・・・何とか美ヶ原自然保護センターの駐車場に辿り着いたが、外に出ることもできない。そのままワイン一本空けて爆睡である。
  19日午前3時に目が覚め、外を覗いてみると雪も風も止んでいた。車のヘッドライトを付けると、周囲は白銀の世界であり、カラマツには霧氷が綺麗に付いているのが見えた。色々と想像しながら夢現の2時間を過ごし、5時から準備開始である。気温マイナス8℃。無風。これまでで最高の美ヶ原である。

 まずは、美ヶ原ならではのスケールの大きな霧氷林を撮るべくポイントに向かった。カメラを三脚に据えて1時間ほど待機していると、谷の底から霧が上がってきて、霧氷林の斜面の一部に流れ始めた。広大な霧氷林は、以前に鉢伏山からみた風景「冬へのいざない」を撮影しているが、今回は、霧の演出によって画面の外に続く霧氷林を想像させてスケール感を出すという風景が撮影できた。
 その後は、あちこち移動しながら(とは言っても、積雪に氷点下8度の中)自分なりに美しいと感じた光景を切り取っていった。3枚目の写真は、中々日が当たらず途中で諦めてしまったが、横に並ぶカラマツの中ほどまで日が当たるのを待つべきだったと反省している。もし土曜日ならば、一日中撮りまくるところだが、翌日の仕事のことを考えると昼には帰宅したいので仕方ない。
  今回は、4年ぶりの訪問で、しかもワンチャンス。結果は、かつて見たことがない、そして二度とないくらいの素晴らしい美ヶ原の霧氷に出会うことができた。いつまでも記憶に残る美しい「風景」と「光景」であった。

以下の掲載写真は、1920×1280ピクセルで投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。

美ヶ原の霧氷林の写真
美ヶ原の霧氷林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 4秒 ISO 100 (撮影地:長野県松本市/美ヶ原 2017.11.19 6:11)
美ヶ原の霧氷林の写真
美ヶ原の霧氷林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 0.8秒 ISO 100 +1/3EV (撮影地:長野県松本市/美ヶ原 2017.11.19 6:19)
美ヶ原の霧氷林の写真
美ヶ原の霧氷林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1.6秒 ISO 100 +1/3EV (撮影地:長野県松本市/美ヶ原 2017.11.19 6:16)
美ヶ原の霧氷林の写真
美ヶ原の霧氷林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO 100 -1/3EV (撮影地:長野県松本市/美ヶ原 2017.11.19 7:29)
美ヶ原の霧氷林の写真
美ヶ原の霧氷林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/125秒 ISO 100 -1/3EV (撮影地:長野県松本市/美ヶ原 2017.11.19 7:20)
美ヶ原の霧氷林の写真
美ヶ原の霧氷林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 100 -1/3EV (撮影地:長野県松本市/美ヶ原 2017.11.19 8:11)
美ヶ原の霧氷林の写真
美ヶ原の霧氷林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/500秒 ISO 100 -1/3EV (撮影地:長野県松本市/美ヶ原 2017.11.19 8:16)
美ヶ原の霧氷林の写真
美ヶ原の霧氷林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 100 -1/3EV (撮影地:長野県松本市/美ヶ原 2017.11.19 8:23)
美ヶ原の霧氷林の写真
美ヶ原の霧氷林(浅間山方向を望む)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/30秒 ISO 100 +2/3EV (撮影地:長野県松本市/美ヶ原 2017.11.19 6:41)
美ヶ原の霧氷林の写真
美ヶ原の霧氷林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/30秒 ISO 100 +2/3EV (撮影地:長野県松本市/美ヶ原 2017.11.19 6:42)

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