モリアオガエルがオタマジャクシから仔カエルに変態して約一ヶ月が経過した。里山に放した数百匹のその後はわからないが、我が家のカエルは順調に生育している。現在、一番大きいもので体長約4cmまで成長している。色はウグイス色に近い。餌は、フタホシコオロギを自家繁殖させたお陰で不自由なく与えることが出来、カエルの腹は常に膨らんでいる。コオロギを一緒にしていれば、どんどん食べる。モリアオガエルは餌を食べるとき以外は、地面に降りてくることはない。ほとんど木の葉の上での生活である。水分も時々霧吹きをするだけで、特に水場を設けるということはしていない。自然のモリアオガエルも池で泳ぐということはないように思われる。糞も葉の上にしている。一週間ごとに清掃をしないとかなり汚れてしまう。冬の冬眠前までに、どのくらいの大きさに育つのか楽しみである。自然のモリアオガエルの写真はこちら。東京にそだつホタル /モリアオガエル
ホタルの卵と孵化の写真撮影が成功したので、孵化したホタルの幼虫は、先日すべてもとの生息地の小川へ放流した。そのまま飼育して成虫までの過程を観察したかったが、カワニナの供給が間に合わず、今回は飼育観察を断念した。基本的に、調べたいことがない限り飼育はしないし、するべきではないとも思っている。ただ、飼育しなければ観察できないことも多いし、飼育して初めて発見できたこともある。3年前の飼育時に羽化の雌雄比率と成長バランスに最大の疑問を持った。7月に孵化して12月にほぼ終齢に育った幼虫の8割がメスだったのである。羽化した成虫もほとんどがメスだった。この疑問を解決するには、何年もの間継続して飼育しなければ結果がでない。来年以降に持ち越しである。東京にそだつホタル /ホタル飼育観察日誌