ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

トウキョウサンショウウオ

2006-04-30 21:31:15 | 動物
春の里山に流れる小さな湧水。わずか2cmの水深しかない場所にトウキョウサンショウウオが産卵していた。卵塊の半分は水面より上に出ているが、この場所は毎年産卵に訪れているたいへん貴重な環境である。
ホタルと里山の写真集より今月の1枚の写真トウキョウサンショウウオ
東京にそだつホタルより

ほたる

2006-04-16 21:16:03 | その他
「ほたる」・・・と言っても昆虫のホタルではない。昨年もこのブログで紹介したワインの名前である。ホタル好きワイン好きにとっては、飲んでおきたい一品である。私は会社の健康診断で肝臓の○○値が高く要注意と言われながらも毎日1本ずつワインを空けてしまう。好みは、ドイツ産のリースリングやカリフォルニア産のシャルドネだが、国産の甲州もいい。この岩手葛巻ワインもおいしい。勿論、名前が決め手で購入したが、ほのかな甘口で料理にも合うが、そのままワインだけを楽しむのもいい。飲み終えたら、ラベルを保存しておくのもいいだろう。
くずまきワインホームページ



ベランダのブルーベリー

2006-04-15 11:48:08 | 動物
ベランダに置いてある鉢植えのブルーベリーが花盛りだ。背丈を超えるまでに成長し、数え切れないほどの蕾がつき、小さな花を咲かせている。昨年も随分と味がなったが、ほとんどを野鳥に食べられてしまった。今年こそは食卓のデザートとして並べたいものである。
写真は、携帯電話のデジカメで撮影した。

J.ゴールウェイとベルリン・フィル

2006-04-08 13:35:48 | その他
ドイツ・グラモフォンの輸入盤ですばらしいCDを見つけた。J.ゴールウェイとベルリン・フィルというCDである。フルート奏者やフルートファンならば、ぜひ聴いておきたい1枚である。これは、フルート曲ではなく、カラヤンとベーム指揮によるベルリン・フィルの管弦楽曲の演奏で、ゴールウェイが首席として在籍していた当時の録音である。ソリストとしての活躍が長いが、数多いカラヤン/ベルリン・フィルの録音で、聴いていて音色や録音年からフルートはゴールウェイだと分かるものもあったが、こうして特別にアルバム化されたものは、これまでになかった。その響き渡る14Kの輝かしい音色とテクニック、歌い回しは、圧巻である。
R.シュトラウスのサロメなどは、ベルリン・フィルのファンも満足する演奏である。
James Galway & BERLINER PHILHARMONIKER


ホタルの幼虫放流について

2006-04-01 09:58:28 | ホタルに関する話題
今年も、春になってからホタルの幼虫を放流した所は全国的に多い。ホタルの幼虫を放流することは、けして悪いことではない。しかし、放流の時期が3月であるということとそれだけに頼っていることに大きな疑問を感じる。

ホタルが一生を通じて安心して暮らせる環境を取り戻す努力はしないで、終齢になるまで育てた幼虫を放流するのはおかしい。
放流するならば、7月か8月のホタルの幼虫が孵化した直後、もしくは台風が去った後の10月頃に行うべきである。飼育すれば観察もできるから、環境教育上も大切だが、実際は、なるべく沢山のホタルの成虫が飛ぶようにと人工養殖しているにすぎない。人が見るためだけに無理矢理ホタルを復活させている。これをホタル保護とか、自然環境保護と思うことは間違いである。こうしたことを推奨し指導する者の中には、単なる飼育屋がビジネスとして行っている場合もあるからあきれてしまう。今後は、マスコミも記事にする前にホタルや自然について勉強してほしいと思う。

是非とも、「自然環境を取り戻した努力の結果、ホタルの幼虫放流をしなくてもホタルが飛んだ。」というニュースを多く聞きたい。