宮城県の水田でカブトエビが100万匹の大発生というニュースが巷を賑わせている。カブトエビという名前は久しく聞かなかったが、30年くらい前は東京の江戸川区の水田にもいて、捕まえた記憶がある。懐かしく思っていたところ、近くのDIYで子供の教材として飼育キットが販売されているのを昨日知った。そのことを子供に話すと欲しいと言う・・・。今日、買ってしまった。さあ、飼育の始まりである。上手くいくだろうか?
ベランダに樹高約1mほどのミカンの鉢植えがある。もう、かれこれ5,6年まえに購入したものだが、ミカンがなるのを楽しむためではなく、アゲハチョウのために買った物だ。毎年、必ずベランダのこの小さなミカンの木に産卵してくれる。今年も勿論産卵してくれた。すでに2cmほどに育った幼虫たちが今日も葉っぱを食べている。いつもアゲハチョウだけなのが、今年はクロアゲハがやってきて、5個ほど産卵していった。たまたま通りすがりだったのかもしれないが、結構嬉しいものである。5個とも孵化して2mmほどの幼虫が這い回っている。鳥に食べられないように、捕虫網の網の部分だけはずして枝ごと覆ってやった。クロアゲハの1齢幼虫は、アゲハチョウのそれと少し形態が異なっており、頭部に1対の突起がある。一ヶ月で蛹になるだろう。無事に育って欲しいものである。
ポプラ社/月刊ポプラディア6月号 特集「ホタルの光をとりもどせ!」の文中に訂正箇所ありますのでお知らせいたします。21ページ「ホタルの飼い方」で「上陸・羽化させる」の挿し絵下「幼虫は、矢印のように動いて土の中でさなぎになる。」という文がありますが、ホタルの幼虫は、ご承知のように水中から陸地に向かって岸を上陸していきます。7・8月合併号48ページにて「お詫びと訂正」をさせていただいております。誤解のないよう、お願い申し上げます。
ヘラクレスオオカブトのオスが羽化して約3週間がたった。今日はこれまでの特大ケースから、小さなプラスチックケースにお引っ越し。蛹室でひっくり返っているオスを取り出し、マットを敷いた小さなケースに入れると、1~2分でこれまで黒色だった上翅が特有の山吹色に変色。まさしくヘラクレス・ヘラクレス(原名亜種)。胸角は、若干曲がり気味だが、ほとんど真っ直ぐに伸びている。基部は太い。体長を測定すると133mmであった。まずまずの大きさ。これから、もう一ヶ月は休眠だろう。お休みなさい。ところでメスの方は元気いっぱいで、最近では一緒に入れてあるクヌギの小さな丸太を頭部でガリガリと削っている。ゼリーは2日で1個食べきるというペースである。
昨晩、NHKでオオサンショウウオを取り上げたテレビ番組を見た。舞台は広島県であるが、すばらしい里山環境が残されている。そこに流れる清流にオオサンショウウオが生息している。その知られざる生態をすばらしいカメラワークで知ることができ、たいへん感動した。彼らは1mにもなり、寿命は100年だそうである。しかし環境破壊、特に川の護岸や堰といった工事により激減しているのも事実である。テレビに映し出される里山は、ホタルが住む環境と同じである。おそらく、ホタルもたくさん生息しているだろう。オオサンショウウオは、北アメリカと中国、そして日本の中国山地にしか生息していない生きた化石である。その彼らが安心して暮らせる環境をいつまでも残さなければならないと痛切に感じた。
私はワインが好きでよく飲むのだが、先日、新聞を読んでいると岩手の物産の広告が載っていた。その中に「岩手くずまきワイン」というものがあった。品種はナイアガラというブドウでやや甘口。ナイアガラは、信州塩尻の「イヅツワイン」が有名である。ちょっとクセがあるが、たいへん飲みやすいワインだ。別に岩手のワインをわざわざ買わなくてもいいかと思いきや、何とワインの名前が「ほたる」!1本1500円を2本注文してしまった。届いたので箱を開けてみると、ラベルにホタルの絵が書いてある。飲んでみると、格別だ。ラベルはとっておくことにする。
「日本ホタルの会」のホームページにホタルの掲示板/ホタル総合討論室が新規に開設された。日頃のホタルへの様々な疑問を討論することができる。是非、利用して活用していきたいと思う。ページはホタル総合討論室こちらである。