最近、夢をよく見る。というより、見た夢を覚えていると言った方が正しいだろう。その内容は様々で、決して悪夢ではないのだが、行ったこともないような場所に、かつての知り合いたちとともに出かけているような夢が多く、ストーリー性があるものだ。
夢は「今まで見聞きした情報を整理し、記憶として定着するため」に見ているのだと言われている。最新の研究では「レム睡眠、ノンレム睡眠にかかわらず、夢を見ている」と言われ、「私たちは眠っているかぎりつねに夢の世界にいる」と言い、レム睡眠中は「実体験に近い夢」「ストーリーのある夢」、ノンレム睡眠中は「抽象的で辻褄が合わない夢」を見ていることが多いらしい。
私のように夢をはっきり覚えているという事は、起きる直前に見た夢を覚えているとのことだが、眠りが浅く脳がしっかり休めていないことを表しているとの意見もある。また、夢には記憶の定着の役割以外にも、本人が気づいていない心身の不調を訴える役割もあると考えられているから不安になる。特にストーリー性がある夢の場合は、今の精神状態を反映している場合があると言う。
この4月に28年間勤めてきた会社を定年退職し、のんびり過ごした間は見た夢すら覚えていないことが多かったが、9月から新たな世界に飛び込み、仕事に必要な資格の取得や研修で、大学受験以来の勉強の毎日。休日も10時間以上も勉強をした。資格は取得したが、今でも勉強が続いており、夢の中でも問題を解いていることもある。
精神的に窮地に追い込まれているわけでもなく、寝覚めも悪くはない。還暦を過ぎて、久しぶりに脳細胞をフル活用してシナプスが新たなネットワークを広げようとしているのだと思うが、日々のストレスを感じていないわけではない。ストレス解消に自然の中に身を置いて写真を撮るのが良いのかもしれないが、それすらも気が進まない。ならば、重症なのか?
あっという間に11月となり、行きたかった信州の紅葉は終わりに近い。もう少しすれば、霧氷の季節になる。ちなみに、氷は夢占いでは人間関係のトラブルや、体調不良を暗示すると言われているらしい。氷の塊が出てくる夢は対人関係のトラブルを暗示。氷像が出てくる夢は恋愛運の低下を意味し、溶けた氷が出てくる夢はトラブルが解決する事を暗示で、氷を砕く夢は自分の力で乗り越えるという意味だという。
幸い、私の夢には「氷」は一切登場しないが、冷たい霧氷の森の中を一人さまよう夢は見たくない気がする。日頃から考えていることや就寝前に考えていることがその日の夢に影響を与えるそうだから、仕事が忙しくて大変という日でも、楽しく物事を考えて前向きに過ごすことで、夜は良い夢を見たいものである。
写真は、かつて軽井沢で撮影した霧氷の森で、今回初めて現像し掲載した。今しばらくは、精神的に遠征ができないと思うが、東京都内では12月上旬頃までは紅葉が見られるし、信州では霧氷の季節となるので、今後、現場に出て、仕事のペースをつかみ落ち着いたら出かけようと思う。
動画は、これまでに各地で撮影した「霧氷」の写真をスライドショーにしてまとめたので、ご覧いただければ幸甚である。
以下の掲載写真は、1920×1280ピクセルで投稿しています。写真をクリックしますと別窓で拡大表示されます。
(動画の再生ボタンをクリックした後、設定をクリックした後、画質から1080p60 HDをお選び頂きフルスクリーンに しますと高画質でご覧いただけます)
東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) 2024 Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.