ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

ホームページ更新

2005-03-27 20:44:39 | その他
ホームページの至る所を更新した。新規内容の追加というわけではないので、インフォメーションではお知らせしていない。しかし、かなりの部分を変更している。例えば目に見える場所では、デザインの一部変更と見直し、写真画像の入れ替えなどがある。フォトギャラリーのトップページには、遊び心を取り入れた。目に見えない部分では、Search Engine Optimization のための具体的な手法を取り入れてみた。それに伴ってのデザインの若干の変更もある。また一部のHTMLをエンティティ化した。暗号化による迷惑メール防止策である。より多くの方々に末永くご愛顧いただくために、いろいろと試してみたのであるが、結果はどうなるか・・・所詮、自己満足の世界である。

他人のメールアドレスを装って迷惑メールを送信するのは、犯罪である。

2005-03-27 15:32:05 | その他
ここ数日前から、自分のメールアドレスで迷惑メールが数件届いている。最近、このようなことが増えているそうである。アドレスを簡単に変更するわけにはいかないので、公開中のホームページからは、メールアドレスの表記をとりやめすべて暗号化した。効果があるといいのだが・・・時遅しかもしれない。ちなみに以下の者?PC?から届いた。COMPUTERNAME ([220.146.161.252]) by mta22.m2.home.ne.jp with SMTP id<20050327050408.OWQB29621.mta22.m2.home.ne.jp@COMPUTERNAME>自分の所だけに来るだけなら我慢もできるが、他の大勢の方に他人のメールアドレスを装って送信しているとすれば、許すことはできない。立派な犯罪である。もし、当方のメールアドレスで迷惑メールが届いた場合は、送信者のところがメールアドレスだけの表示ならば犯罪者からのものである。当方の場合は、アドレスの表示ではなく名前になっているのでご了承いただきたい。

奥多摩

2005-03-20 08:22:28 | ホタルに関する話題
昨日、奥多摩のゲンジボタルとヒメボタルの生息地に行って来た。都心とは半月ほど季節が遅い感じがした。風景はまだ殺風景で、活動する昆虫はまったくいない。渓流の水温は2℃しかない。だがカワニナは、かなりの数が活動している。今後の水温の上昇に注目していきたい。春の一日、よいドライブであった。
東京にそだつホタル

3月の平均気温

2005-03-18 23:19:37 | ホタルに関する話題
3月も中旬になり、都心では平均気温が10℃を超える日も多くなってきたが、ホタルの生息地域である八王子や青梅では、まだ1日か2日しかない。昨年と比較してもまだ寒い日が多い。(昨年は例年以上に暖かかったが・・・)ホタルの幼虫の上陸まで約1ヶ月である。今後の気温の変動に注目したい。

コオロギ相撲

2005-03-13 11:21:42 | その他昆虫と話題
昨日、「日本ホタルの会」主催の第8回談話会が行われた。ホタルだけではなく様々な生き物について学ぶことも大切として今回はコオロギを取り上げ、また小さな子供も参加できる内容であった。ちいさなゲージに入れられたフタホシコオロギが参加者全員に1匹ずつ配られ、まずはコオロギの戦闘意欲を高めるために細い筆のようなものでコオロギの頭をかるくなでてやる。そして、土俵となるケージに1匹ずついれた後、間の仕切を取り除くと2匹が取っ組み合いをするのである。勝った方はチリチリと鳴き、負けた方はいそいそと退散する。私の息子も参加したが、いつまでも楽しかったと言っていた。詳細は「日本ホタルの会」ホームページをご覧いただきたい。
http://www.nihon-hotaru.com/

ヒキガエル

2005-03-10 22:30:11 | 動物
夜21時に帰宅すると、家の前のコンクリート道路の上にアズマヒキガエルが1匹たたずんでいた。彼らは、地温が6℃を越えると冬眠から醒め、湿度が高いとうろうろと歩き出すらしい。池など全くない住宅地でも昔からこの時期になると、あちこちを歩き回っている。「そこにいたら車にひかれるぞ」と声をかけたが、じっとしている。近くの草むらに連れて行ってやった。いよいよ春の到来である。

2005-03-07 22:27:39 | その他
音楽は、ジャンルを問わず何でも聞くし、偏見も持っていない。嫌いな人に勧める気持ちはないが、クラシックもいいものである。これから聞いてみようかなとお思いの方には、まず、ビバルディの「四季」をお薦めする。私が中学生の時に初めて買ったLPレコードでもある。同じ曲でも演奏者によって曲想が変わってくるが、オーソドックスなものは、やはり「イ・ムジチ合奏団」であろう。ちなみに私のお気に入りは、小澤征爾ボストン交響楽団の録音である。もうすぐ春である。春の麗らかな風景を思いお越しながら「春」を聞くのは、何とも気持ちの良いものである。私は1楽章よりも3楽章の方がが好きだ。一度聞いてみてはいかがだろうか。

ヘラクレスオオカブトムシ

2005-03-06 11:38:02 | その他昆虫と話題
昨年の7月に、息子にせがまれてヘラクレスオオカブトの幼虫を3匹購入し、飼育しているのだが、本日、オスの幼虫が前蛹から蛹化した。だいだい色の蛹が土繭の中で横たわっている。胸角の曲がりがほとんどない大型である。実は、1匹は死んでしまい、残りの1匹は既にメスとして羽化しており、羽化後の休眠中である。2ヶ月くらいは休眠するらしい。飼育の下調べで初めて知ったのだが、ヘラクレスオオカブトにはいくつかの亜種がいる。オーソドックスなものはヘラクレス・リッキーだが、胸角が幾分細く、湾曲している。我が家のものはヘラクレス・ヘラクレス(グアドループ産F1)という原種で、胸角が太く、真っ直ぐに伸びるものである。感動ものである。私が子供の頃は、日本のカブトムシもそうであったが、ヘラクレスといえば、夢のまた夢。あこがれであった。それを今は目の前にしている。息子以上に私が喜んでいるのである。羽化するのは、およそ一ヶ月後であろう。こうご期待。

啓蟄

2005-03-05 19:07:56 | その他昆虫と話題
今日は「啓蟄」である。啓蟄とは、暦の二十四節気のひとつで、雨水後15日めの3月5日頃に当たる。 “啓”は『ひらく』、“蟄”は『土中で冬ごもりしている虫』の意で、文字通り地中で冬ごもりしていた虫が春の到来を感じ、草木が芽吹くと同時に地上へ這い出してくるという意味である。
二十四節気(にじゅうしせっき)とは、太陽年をその黄経に従って24等分して、季節を表すのに用いる中国古来の語。太陰暦の日付と季節を一致させる為に考案されたもので、明治5年まで使用された太陰太陽暦のひとつ。等分点はそれぞれ立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒と名付けられている。 天文学的には太陽の黄経が345度になったときである。
しかし、実際に虫が這い出してくるのは、平均気温が10℃以上で地中の温度が気温を上回る様になる4月上旬過ぎである。啓蟄と言う節気は、実際の季節とかけ離れてしまっている事になる。この3月5日を旧暦で考えれば、旧暦を新暦に換算すると3月28日になる。つまり、現在の暦では、3月28日が啓蟄なのである。

ホタルの飼育

2005-03-04 21:59:18 | ホタルに関する話題
ホタルに関するホームページは、ご存じのように沢山ある。中には、ホタルの飼育についてかなり詳しく紹介しているページもある。しかしながら、どれもいかに人工的に飼育するかがテーマであり、ホタルの保護につながる飼育の紹介をしているページはほとんどない。飼育装置は、いかに自然の環境に近づけたものを作るかが重要でありる。例えば、上陸用の装置は、自然河川と同じようにするべきだが、そうではなく非自然的なものが多い。これでホタルの何を観察できるのか。生態を観察せずに、なぜホタルが保護できるのか。放流すれば保護できると思うのは、人間の勝手な誤解であり、錯覚であることに気がつかない人が多い。一番腹が立つのは、飼育装置を何万円という値段を付けて販売していることである。こうしたページは撲滅させたい。何をするのも勝手だが、間違ったことを訴えるのは困りものである。「ホタル飼育」で検索して出てくる多くのページをよくご覧いただき、客観的に分析してほしい。

マーラー

2005-03-02 21:46:54 | その他
当ホームページ「東京にそだつホタル」の最初のページのBGMは、何という曲であるかご存じだろうか。これは、グスタフ・マーラー(MAHLER, GUSTAV )の交響曲第5番嬰ハ短調の第4楽章「アダ-ジェット」である。マーラーは、ウィーンで音楽を学び、ユダヤ人として、しばしば社会的精神的苦闘を余儀なくされることも多かったが、これが逆に彼の作品の独特の陰りへとつながった。後期ロマン派の大家であり、巨大な交響曲を残した指揮者兼作曲家である。「巨人」「悲劇的」「復活」等のサブタイトルが付く交響曲もある。どれもすばらしいが、中でも5番のアダ-ジェットは格別である。ぜひ、全曲を聴いて欲しい。好みもあるだろうが、私の好きな演奏はショルティ/シカゴ交響楽団である。ちなみに昔、第5楽章の一部をトヨタが「セルシオ」のCMで使用していた。明朗活発で格好いいテーマである。クラシックは苦手という人も多いだろうが、食わず嫌いの人も多いだろう。昨今ヒットした平原綾香の「ジュピター」は、ホルスト作曲の組曲「惑星」の中の「木星」である。とてもすばらしいメロディーである。これも、ぜひ原曲を聴いていただきたい。