ホタルの卵の写真を撮影するために、まず石にハイゴケを生やした。この準備は二ヶ月前から行ったため、石全体に美しくコケが生えてくれた。盆栽に使えば、これもすばらしいだろう。そのコケにホタルが産卵してくれたので撮影に挑んだ。3年前に撮影した時は、マクロレンズに中間リングという組み合わせだったが、きれいに撮れたものの倍率に満足できなかった。今回は、135mm望遠にレイノックスのミクロレンズ、ベローズという組み合わせである。ファインダーを覗くとかなりの倍率である。約5倍という倍率だ。しかし、ピント合わせが難しい。F22まで絞ったが、被写界深度は、1mmもないと思う。同じカットを数枚撮影した。ベローズにマクロレンズでも試みたが、露出倍数が高くファインダー内はかなり暗い。ピント合わせは更に難しく、撮影はあきらめた。来週には現像ができるので、楽しみである。東京にそだつホタル /ホタルの写真
本日の夜、我が家初の超マクロ撮影システムで、ホタルの成虫の撮影に挑んだ。かなりの倍率である。今度は、産卵した卵をこれまでにないほどの倍率で高画質な写真をお見せできると思う。写真は、オリンパスOM-2、オートベローズ、マクロ50mmF3.5、改造エレクトロニックフラッシュT20、ダブルケーブルレリーズのセットである。写真は「ホタルの写真」の卵~孵化を見ていただきたい。
6月1日に孵化したカブトエビが昨日死んでしまった。長男が観察のために育てていたので、ショックは大きいらしい。およそ一ヶ月であるから寿命と思われるが、子供の観察力を高め、自然への興味と理解に貢献してくれた。産卵しているので、また一ヶ月したら孵化させてみようと思う。
我が家のベランダでラベンダーが満開となった。ラベンダーハ、オーストラリアのディリーディリーという品種名でラバンジン系である。北海道富良野に咲いているヨウテイなどのイングリッシュ系とは違って、フランスのプロバンス地方で栽培されている主として香水の原料となるものである。香りは少しきついが、ベランダによい香りほ漂わせている。そこに、今年もマルハナバチたちが花粉を集めにやってきた。マルハナバチは、花ごとに担当者が決まっていて、我が家にくるマルハナバチ6匹は、いつも同じハチらしい。黄色小さな、ころころとしたマルハナバチはとても可愛い。
私が専門校閲いたしましたポプラ社発行の月刊ポプラディア6月号 特集「ホタルの光をとりもどせ!」の文中に訂正箇所ありますのでお知らせいたします。21ページ「ホタルの飼い方」で「上陸・羽化させる」の挿し絵下「幼虫は、矢印のように動いて土の中でさなぎになる。」という文がありますが、ホタルの幼虫は、ご承知のように水中から陸地に向かって岸を上陸していきます。7・8月合併号48ページにて「お詫びと訂正」をさせていただいております。誤解のないよう、お願い申し上げます。また、関係各位の対応とその迅速さに感謝いたします。東京ゲンジボタル研究所/古河
カブトエビの水槽を見ると、底砂の上にオレンジ色の小さな粒(約0.5mm)が20くらい散らばっていた。スポイトで吸い上げて顕微鏡で観察すると、やや楕円の物体である。カブトエビの卵と思われるが、確証はない。他に考えられるものはないが、小さすぎるような気もする。とりあえず、底砂と一緒に乾かし、半紙に包んだ。卵は一ヶ月ほど乾燥状態の後、水に戻すと孵化するということである。本当に卵なのか?
カブトエビもモリアオガエルも順調に成長している。カブトエビ通称「カブちゃん」は、約3cmまで大きくなり(2本の尾?は入れないで計測)いつもひっくり返って元気に泳いでいる。モリアオガエル(沢山いるので名前が付けられない)の方は、先日レタスを・・・と書いたが、レタスを食べたのは愛犬のプリンであった。オタマジャクシは、レタスは食べないようである。それならとホウレン草を買ってきて茹でて入れてみた。ものすごい食欲である。食べ終えた後、メダカの餌も入れてみると、よく食べている。メダカの餌はフィッシュミールやオキアミ、トウモロコシ、小麦粉などの動植物性タンパクに15種類のビタミンを添加してある。ホウレン草とメダカの餌を交互に与えれば、元気ハツラツであろう。ただ、毎日の水換えは、糞の量が多いのでホタル飼育の時よりも少々面倒くさいのが難点であるが、可愛いので許してやろう。
モリアオガエルのオタマジャクシは、数え切れないほど孵化した。およそ200匹以上はいるだろう。見慣れたアズマヒキガエルやヤマアカガエルのオタマジャクシと目のあたりがちょっと違っている。上から見ると目と目の間隔が何とも愛くるしいのだ。メダカの餌を与えても、食べている様でもないので、レタスを与えてみた。本当は、茹でて灰汁抜きしたホウレン草がいいらしいのだが、あいにく冷蔵庫になかったので、レタス1枚を電子レンジで2分ほど加熱し、柔らかくなったものを入れてみた。すると何と30分も経たないうちに完食。何という食欲だ。また、もう1枚茹でて入れておいた。
昨日と先週に撮影したホタルの写真は、14日に現像があがるので、15日以降に公開したいと思う。また、下旬頃からは、新たなホタルの成虫の写真やペローズと改造ストロボを使用したホタルの卵や孵化の超マクロ写真を撮影する予定なので、公開を楽しみにしていて欲しいと思う。東京にそだつホタル
昨日、山梨県の某有名なホタルの生息地に行って来た。天候は、途中までは霧雨でトンネルを抜け、現地に近づくと晴れていた。ただ、ものすごく風が強く半ば諦めかけていたところ、1番ホタルが発光した19時45分頃には風もやみ、絶好のホタル飛翔条件となった。ここは、ホタルが多いので有名であるが、昨日はかなり飛んでいたように思う。しかし、人も車も多く、車のライトが四六時中、川面を照らし、人の懐中電灯があちこちで輝いて、皆いったい何を見に来たのか?と疑問を投げかけたくなった。ホタルよりも車のライトの数のほうが多いのである。ホタルは飛びたがっていても、それらの光のためにすぐに茂みに身を寄せる。まさに、光害である。そのうち、ホタルは、年々少なくなってしまうだろうと思う。ホタルの生息地は、人々がマナーを完全に理解し守るようにならなければ、公表するべきではないだろう。村おこし、町おこしに利用されているだけのホタルは、可哀想である。
私は、もちろん明るい内から現地で観察していたが、山側の田んぼの脇にあった小さな池の上に、モリアオガエルの卵塊を6個発見した。何人かには教えてあげたが、これら自然環境にも目を向けた人が、一体どのくらいいるのであろうか?
東京にそだつホタル /ホタル保護の今日的問題
私は、もちろん明るい内から現地で観察していたが、山側の田んぼの脇にあった小さな池の上に、モリアオガエルの卵塊を6個発見した。何人かには教えてあげたが、これら自然環境にも目を向けた人が、一体どのくらいいるのであろうか?
東京にそだつホタル /ホタル保護の今日的問題