ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

枯れ木に花を咲かせましょう。

2020-03-14 17:05:47 | 風景写真/春

枯れ木に花を咲かせましょう。

「枯れ木に花」とは、衰えたものが再び栄えることの例えであり、不可能であることが実現することの例え。日本の民話の一つに登場する「花咲かじいさん」は、 枯木であっても必ず花が咲くということを信じていた。どんな状況でも、必ず花が咲くということを信じて「愛」という「灰」を撒いたのかも知れない。
 新型コロナウイルスのパンデミック、デマや噂を信じたことによる物の買い占め、学校の休校、テレワークや時差出勤、無観客の試合、株価の下落・・・今まで経験したことがない状況に見舞われているが、季節は冬から春へと変わろうとしている。先の見えない不安が続く世の中だが、負けずに頑張りたい。我々も枯れ木に花を咲かせようではないか!

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雨氷の写真

雨氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 2秒 ISO 100 +2/3EV

雨氷の写真

雨氷
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F3.5 1/6秒 ISO 100 +2/3EV

梅花の写真

梅林にて
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 0.4秒 ISO 100 +1 1/3EV

梅花の写真

梅林にて
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 0.4秒 ISO 100 +1 1/3EV

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カツラの林

2019-03-23 12:54:16 | 風景写真/春

 カツラ(Cercidiphyllum japonicum)は、北海道から九州まで日本全国の山地に見られるカツラ科カツラ属の樹高30m以上にもなる落葉高木である。左右対称の端整な樹形や初夏の新緑、秋の黄葉が美しい。落葉にはキャラメルにいた甘い香りがあり、日本の銘木として海外でも知られている。また、春の新しい葉が紫色で展開してくる(Red Fox)という品種も作られ人気がある。
 東京の八王子市にある高尾山には、市政100年を記念し平成29年8月に決定された「八王子景観100選」に選ばれた「カツラの林」がある。小仏川に日影沢と小下沢が合流する所の右岸に広がるカツラ林は、大正末から昭和の始めにかけて植林により作られた林であるが、新緑と黄葉の他、早春には赤い花を付け、この時期ならではの光景を見ることができる。 花は、雌株、雄株ともに花弁がなく、雌しべの赤い柱頭と雄しべの赤い葯が新緑に先駆け、それぞれの樹形をほのかに赤く浮かび上がらせるのである。

 掲載した「カツラの林」は、同じく「八王子景観100選」に選ばれている「木下沢梅林」からの眺めである。梅林はとても美しく早朝から多くの カメラマンで賑わうが、JR中央線を挟んで反対側にみえる光景にカメラを向けるのは、私以外にはほとんどいない。満開の梅が埋め尽くす梅林の美しさとは比べようもないが、比較すること自体間違っている。私は、私が美しいと思った景観を撮るまでである。(尚、掲載写真は、2012年と2014年の三日間に撮影したものである。)

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裏高尾のカツラ林の写真

裏高尾のカツラ林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F22 4秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:東京都八王子市 2012.4.01 5:47)

裏高尾のカツラ林の写真

裏高尾のカツラ林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F22 0.6秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:東京都八王子市 2012.3.25 5:52)

裏高尾のカツラ林の写真

裏高尾のカツラ林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F13 1秒 ISO 100 +1 2/3EV(撮影地:東京都八王子市 2014.3.30 6:30)

新緑のカツラ林の写真

新緑のカツラ林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 0.6秒 ISO 100 (撮影地:東京都八王子市 2013.4.14 5:39)

新緑のカツラ林の写真

新緑のカツラ林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1秒 ISO 100 (撮影地:東京都八王子市 2013.4.14 5:31)

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春の色彩美

2018-04-08 22:19:45 | 風景写真/春

 春本番の昨今、昆虫も活動を始め桜前線も北上中で、この週末は天候条件から時節柄「撮ってみたい」と思った被写体や光景はあったが、 昆虫写真では「今年も会えました。」的な同じようなカットの写真は撮りたくない。自然風景写真においては、大勢の方と同じようなカットの写真は撮りたくない。そんなちょっとしたスランプから、二日ともどこにも出かけず、自宅にて過去に撮影した写真を見ながらの反省と今後の計画を見直すことに費やした。
 過去に撮影した写真をすべて見直すと、昆虫写真ではその目的からある程度自己満足できるものが多いが、自然風景写真では、以前はほとんどがスナップで、ようやく最近になって「作品」と言えるものが撮れてきているように思うが、まだまだ課題が山積である。

 本ブログは週末の撮影日誌でもなく、記事更新のために写真を撮っているのではない。更新頻度が低いのも個人的な勝手な事情ではあるが、こんな拙いブログ記事と写真であってもご覧くださる読者の方々がいらっしゃることに、心より感謝申し上げる意味で、過去に撮影した写真(一枚目は未発表)ではあるが、この時期ならではの春の色彩美を感じる4枚をすべて再現像して掲載した。今後は、今までに私が見たことのない光景と被写体を撮る計画を練り直していているので、ご期待頂きたい。

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桜の写真


Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/1000秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県白馬村 2017.5.04)

桜の写真

春の花々
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/40秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:東京都あきる野市 2014.4.13)

中子の桜の写真

中子の桜
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10 1/60秒 ISO 100 +1EV(撮影地:新潟県津南町 2015.4.25)

中綱湖のオオヤマザクラの写真

中綱湖/オオヤマザクラ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 0.5秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:長野県大町市 2017.5.04)

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大山千枚田の朝景

2018-03-26 22:56:04 | 風景写真/春

 大山千枚田の朝景は2012年4月7日に一度撮影しており、ブログにて「棚田の夜明け」として紹介しているが、今回、棚田と天の川の撮影後に、2012年の時とほぼ同じ場所から大山千枚田の朝の光景を撮影した。
 大山千枚田は、新潟の星峠のような朝霧は期待できないが、棚田の水鏡が作り出す造形が美しい。そこで、なるべく水の張られた田んぼが多く写るようにフレーミングして、夜明け前から日の出を待った。この日は、雲一つない快晴で無風。綺麗な朝焼けはなかったが、夜明け特有の色彩とご来光というドラマチックな瞬間を堪能した。
 一時間ほど撮影した後、次の場所へ移動するためにカメラを片付けて車に乗ろうとしたところ、何と棚田では違う光景が展開していた。昇った太陽が、前日に降った雨で湿った田畑を温め靄が発生。山林を通過する太陽光が光芒となって棚田に降り注いでいたのである。これはチャンスである。急いでカメラをセットし直して撮影した。こうした光景は、星峠でも経験している。(星峠の光芒)ドラマは2度展開する。次に現れるであろう光景を予想して待つことが大切だ。

 今回、一連の撮影中に少々困ったことが起きた。それはドローンである。こちらは、立ち入りを許された範囲内でフレーミングしているが、ドローンは、棚田の上下左右を飛びまわる。こちらのフレーム内で長時間ホバリングもする。法的規制外であっても、操縦者はモラルの欠けた行為を謹んで頂きたい。

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大山千枚田の朝景写真

大山千枚田の朝景
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F11 30秒 ISO 100(撮影地:千葉県鴨川市 2018.3.25 5:02)

大山千枚田の朝景写真

大山千枚田の朝景
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F11 1/80秒 ISO 100(撮影地:千葉県鴨川市 2018.3.25 5:50)

大山千枚田の夜明けの写真

大山千枚田の夜明け
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/125秒 ISO 100(撮影地:千葉県鴨川市 2018.03.25)

大山千枚田の朝の光芒写真

大山千枚田の朝景
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 1/125秒 ISO 100(撮影地:千葉県鴨川市 2018.3.25 6:21)

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木下沢梅林

2018-03-19 18:13:24 | 風景写真/春

 木下沢梅林は、東京都八王子市裏高尾にある「高尾梅郷」の1つ。高尾梅郷は、旧甲州街道と小仏川に沿う4.5キロメートル区間に遊歩道梅林・関所梅林・天神梅林・荒井梅林・湯の花梅林・木下沢梅林・小仏梅林があり、合計約1万本の色とりどりの梅が咲くが、中でも木下沢梅林は、約1,400本もの紅梅・白梅が山の斜面に咲き誇る。今回、6年ぶりに訪れてみた。

 木下沢梅林は、例年3月下旬頃が見頃となるが、今年は早くちょうど満開。3月10日(土) ~ 3月25日(日) 各日の午前10時~午後4時が特別解放日となっていて、梅林の中を散策できるが、本栖湖で天の川を撮影後に移動したので、到着は午前5時。梅林の外から撮るしかないが、すでに多くのカメラマンがおり、皆、思い思いの場所に三脚を立ててスタンバイしていた。筆者も、かつて撮影した場所と同じような所から狙うことにした。何度も通って色々と撮影した経験上、このポイントからの光景が個人的には気に入っている。
 気温1℃。雨の翌日の晴れ。期待した朝霧は出なかったが、徐々に当たる朝日に輝く白梅に、紅梅が色を添えて美しい。カメラマンも増えて60人以上。三脚がズラリと並び場所を変えることもできない。結局、同じ場所にて小一時間撮影して引き上げた。

 木下沢梅林の梅の開花もそうだが、今年は「桜」の開花も早いと言われている。関東近辺の桜をいくつか撮りたいと思っているが、開花時期が例年と違うと予定が立てにくい・・・

参照

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木下沢梅林の写真

木下沢梅林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/30秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:東京都八王子市 2018.3.17 6:28)

木下沢梅林の写真

木下沢梅林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/40秒 ISO 100 +1EV(撮影地:東京都八王子市 2018.3.17 6:45)

木下沢梅林の写真

木下沢梅林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F22 0.6秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:東京都八王子市 2012.4.01)

木下沢梅林の写真

木下沢梅林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/80秒 ISO 100(撮影地:東京都八王子市 2018.3.17 6:51)

木下沢梅林の写真

木下沢梅林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/20秒 ISO 100 -1EV(撮影地:東京都八王子市 2018.3.17 5:32)

木下沢梅林の写真

木下沢梅林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/15秒 ISO 100 +1 1/3EV(撮影地:東京都八王子市 2018.3.17 6:55)

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越後の春

2017-04-27 23:08:51 | 風景写真/春

 越後の春の風景を3点掲載した。いずれも2015年に撮影したものである。
 この春も新潟方面に遠征を計画し、未だ撮影していない「儀明の棚田と桜」を収めようと思っていたが、天候や他の被写体との関係で、残念ながらキャンセルとなってしまったので、過去の撮影を現像し直して掲載した。

 まもなくゴールデンウイークになるが、私はカレンダー通りの休み。それでも大型連休であるから有意義に使いたい、まずは、昨年に訪れた場所においてのリベンジ。次に、知人のご厚意によって初訪問となる場所での風景と昆虫の撮影。そして、信州でのチョウの撮影を予定している。すべてが、思い通りの結果になるよう祈るばかりである。

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蒲生の棚田の写真

蒲生の棚田
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10 1/100秒 ISO 100 +1EV(撮影地:新潟県十日町市 2015.4.25)

美人林の写真

美人林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10 1/5秒 ISO 100 +1EV(撮影地:新潟県十日町市 2015.4.25)

中子の桜の写真

中子の桜
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F10 1/60秒 ISO 100 +1EV(撮影地:新潟県津南町 2015.4.25)

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早春の高尾

2017-03-16 22:05:26 | 風景写真/春

 早春の高尾の風景と言えば、梅の花を挙げることができる。旧甲州街道沿いに約10,000本の梅が開花する高尾梅郷。いくつもある梅林の中でも、山の斜面に咲き誇る約1,400本もの紅梅・白梅を眺めることができる木下沢梅林が有名である。雨後の早朝には朝霧が発生しやすく、また朝日が斜光で当たるために、条件が合えば美しい光景が望める。
 もう1つ、私的に興味深い光景がある。木下沢梅林とはJR中央線を挟んだ向かい側、日影沢の入口にはカツラの大木の林があり、梅の花と同時期に紅紫色の雄花を咲かせるのである。梅林と同じように斜光で当たる朝日によって林が燃えるように染まる様は、圧巻である。

参照

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木下沢梅林の写真

木下沢梅林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F22 0.5秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:東京都八王子市 2012.4.1)

木下沢梅林の写真

木下沢梅林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F22 2秒 ISO 100(撮影地:東京都八王子市 2012.4.1)

朝霧の梅林/木下沢梅林の写真

朝霧の梅林/木下沢梅林
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F22 0.4秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:東京都八王子市 2012.4.1)

カツラの雄花の写真

カツラの雄花
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F20 0.5秒 ISO 100 -2/3EV(撮影地:東京都八王子市 2012.3.25)

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里山の白梅

2017-03-11 12:46:49 | 風景写真/春

 里山の白梅。早春の朝、里山の田んぼから湧いてきた湯気の向こうで咲き誇る。管理された梅林と違って色彩が乏しく華やかさもない。剪定もあまりされていない。しかしながら、質素の中にも美しさと力強さを感じる。

 本日で、東日本大震災から6年が経つ。数日前から報道特集が組まれ、被災地と被災者の今を伝えている。復興は進んでいるように思うが、まだ10万人近い被災者が、仮設住宅やみなし仮設住宅で暮らすことを余儀なくされ、原発事故の影響で強制的に避難させられた人々の帰還も進んでいないという。
 先日、ラジオで聞いた被災者の言葉が耳に残っている。「私たちは、いつまで被災者でいればよいのか?」一日も早く、普通の暮らしがしたいと日々望んでいる。その叫を聞き、心苦しく思うことはできても、私には、何もしてあげられない。せめて、3.11は、里山に咲く白梅のように頑張っている方々に思いを巡らせる日にしたいと思う。

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白梅の写真

白梅
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 320 +1 1/3EV(撮影地:千葉県大多喜町 2013.3.16)

里山に咲く白梅の写真

白梅
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 320 +1 1/3EV(撮影地:千葉県大多喜町 2013.3.16)

里山に咲く白梅の写真

白梅
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/4000秒 ISO 200 -1EV(撮影地:千葉県大多喜町 2013.3.16)

里山に咲く白梅の写真

白梅
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/2000秒 ISO 200 -1/3EV(撮影地:千葉県大多喜町 2013.3.16)

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菜の花畑

2016-03-21 20:21:24 | 風景写真/春

 菜の花畑が一面に広がる様は、まさに代表的な春の風物詩である。そんな春の風景を求めて、2月21日の「九十九谷」を撮影して以来、一か月ぶりの小遠征に出かけた。
 菜の花と言えば、千葉県南房総である。午前3時に自宅を出発し、アクアラインを経由して、まずはある場所の幻想的な光景を撮るべく千葉県君津市へ。5時に到着したが、何と本降りの雨。前日の天気予報では、早朝から晴れであったにも関わらず雨である。肝心の朝日は全く期待できない。残念だが、ここの光景は延期である。
 次は、菜の花畑。午前8時過ぎに雨は止んだが、天候は曇りで春の雰囲気が感じられない。それでも、所々に咲く菜の花の黄色は、心を和ませてくれる。南房総で「菜の花畑」の名所はいくつもあるが、私が好きな場所は、市原市石神の「菜の花畑」である。広大な菜の花畑の中を一両(もしくは二両)編成の小湊鉄道が走り抜けていく所だ。到着すると、菜の花がちょうど見頃で素晴らしい光景、そして清らかな香りが漂っている。ただし、ものすごいカメラマンの数。大半は、鉄男(鉄道ファン)諸氏と思われる。ポイントになる場所には三脚がずらりと並んでおり、レンズが向かう方向の菜の花畑に近づこうものなら大変だ。私は、小湊鉄道を入れるつもりはなかったので、菜の花畑だけを撮って邪魔にならないよう早々にこの場を引き上げた。ちなみに、過去に同場所において一枚だけ小湊鉄道をいれたカットを撮ったことがあるので参照いただきたい。(ホタルの独り言>菜の花畑

 菜の花を撮ったのは、実に5年ぶりであった。曇りだったので、コントラストが弱めで柔らかい感じになり、風情ある春色に仕上がったように思う。先日は、福岡と名古屋で桜の開花が伝えられ、東京も本日開花。本年は、数か所においてじっくりと桜と向き合いたいと思っている。

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菜の花畑

菜の花畑
Canon 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/200秒 ISO 200(撮影地:千葉県勝浦市 2012.3.20)

菜の花畑

菜の花畑
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 1/60秒 ISO 100 +2/3EV(撮影地:千葉県市原市 2016.3.20)

菜の花畑

菜の花畑
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F5.6 1/40秒 ISO 100(撮影地:千葉県夷隅郡大多喜町 2016.3.20)

菜の花畑

菜の花畑
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F2.8 1/200秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:千葉県夷隅郡大多喜町 2016.3.20)

菜の花畑

菜の花畑
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F6.3 1/60秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:千葉県夷隅郡大多喜町 2016.3.20)

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梅一輪のあたたかさ

2016-03-12 19:04:13 | 風景写真/春

 春の到来を告げる梅の花が、見頃を迎えている。梅は、古くから日本人に愛されてきた。奈良時代より前は、「花」といえば桜ではなく梅のことであったという。花言葉は、「高潔」「忠実」「忍耐」」「気品」「厳しい美しさ」「あでやかさ」。早春の冷たい空気の中、凛と咲く梅の姿を表わしていると言えよう。
 梅の花を見ると思い出すのが、東日本大震災である。当日は、東京の自宅で恐怖を感じ、テレビの報道で津波の恐ろしさに震えた。記憶が風化していく中、5年が経過しても、今なお続く被災者の方々も悲しみや苦しみは、私には想像もできない。

梅一輪 一輪程のあたたかさ

この俳句は、江戸時代の俳人服部嵐雪の作品で、「きびしい寒さの中で梅が一輪咲き、それを見るとほんのわずかではあるが、一輪ほどの暖かさが感じられる」との意味である。梅の花が厳しい寒さの中で開花する様は、人生に例えられる。梅の花のように、厳しさに耐え、再び気品をもって咲き始めている東北の魂に、ただただ頭が下がる思いである。首都直下と南海トラフの巨大地震は、いつ来てもおかしくないと言われているが、平和ボケした私は生き延びることはできないかもしれない。

 写真下3枚は、東京の2つの梅郷を写したものである。1つは、青梅市にある吉野梅郷(梅の公園)。残念ながら、平成21年に吉野梅郷地区でウメ輪紋ウィルスが発見されて以来、多くの梅樹が伐採され、感染拡大の防除と梅の里の早期復興のため、平成26年5月には全ての梅樹が伐採されている。 もう一か所は、八王子市の高尾梅郷にある木下沢梅林。裏高尾の山里に1,400本の紅梅と白梅の香りが漂う。
 梅一輪、一輪が咲き誇り、春の陽を浴びるように、東日本大震災で被害を受けた東北の地と人々に希望の光が差し、早期復興するよう心から願いたい。そして微力ながら、できることには協力してきたいと思う。

 先月末に体調を崩して以来、気力も体力も低迷傾向にあるが、次の三連休からは、春を満喫する旅に出ようと思う。2週間もすれば桜の便りも聞かれるだろう。楽しみである。

白梅の写真

白梅
Canon 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE F2.8 1/1000秒 ISO 200 +1 1/3EV(撮影地:東京都国分寺市 2011.3.20)

吉野梅郷

吉野梅郷
Canon 7D / SIGMA MACRO 50mm F2.8 EX DG
絞り優先AE F5.0 1/200秒 ISO 200 +2/3EV(撮影地:東京都青梅市 2010.3.15)

木下沢梅林

木下沢梅林
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F22 0.6秒 ISO 100 -1/3EV(撮影地:東京都八王子市 2012.4.1)

木下沢梅林

木下沢梅林
Canon 5D Mark2 / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO
絞り優先AE F22 0.8秒 ISO 100 +1/3EV(撮影地:東京都八王子市 2012.4.1)

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春の里山を歩く

2009-04-19 17:25:46 | 風景写真/春
東京の里山を歩いてきた。

今日は初夏を思わせる陽気で、すでにアゲハチョウやクロアゲハが飛んでいる。
水田では田お越しが始まり、水面には雑木林の新緑が映っている。
谷戸にはウグイスの声がこだまし、すがすがしい空気が流れる。
日頃の雑踏を忘れさせる空間だ。

 谷戸の溜め池。

 無数のヒキガエルのオタマジャクシが泳いでいる。

 トウキョウサンショウウオの卵塊。

 水底を這うイモリ。 コンパクトデジカメでは、水面にピントが合ってしまうため、水底のイモリはピンボケ。

 谷戸の一番奥にある溜め池では、6月になるとモリアオガエルが産卵する。

 新緑が美しい雑木林。

 ここに掲載した写真は、最近、息子が購入した1,200万画素のコンパクトデジカメで撮影したものだ。コンパクトデジカメは、万人が簡単にそれなりに美しい写真が撮れるが、私のように銀塩の一眼レフを愛用してきた者にとっては、ちょっとした記録用には便利で良いと思うが、写真としては物足りないというのが感想だ。