ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

里山は紅葉本番

2009-11-21 13:16:13 | その他
 ようやく里山も紅葉に彩られ、澄んだ青い空とのコントラストがすばらしい。


Canon EOS 5D Mark II EF17-35mm f/2.8L USM (焦点距離17.0mm) ISO100 F16 1/8秒 露出補正 -1/3


Canon EOS 5D Mark II EF17-35mm f/2.8L USM (焦点距離17.0mm) ISO100 F16 1/6秒 露出補正 +1


Canon EOS 5D Mark II EF17-35mm f/2.8L USM (焦点距離17.0mm) ISO100 F16 1/6秒


Canon EOS 5D Mark II EF17-35mm f/2.8L USM (焦点距離35.0mm) ISO100 F16 1/6秒


Canon EOS 5D Mark II SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM ISO100 F11 1/10秒

これがオリジナルの写真

2009-11-12 21:19:13 | その他
 クリックすると、大きなサイズで表示される。

 この写真は、ゲンジボタルが葉の上で光っていたところを撮ったもの。初めはじっとしていたが、露光途中で発光したまま飛び立ったために、このような光跡が写った。撮影したのは、2004年7月2日。東京都青梅市のゲンジボタル生息地。オリンパスOM-2にズイコー50mm、フィルムはコダックのタングステンを使用した。一時期ホームページに掲載したこともあるが、私としては大失敗作なので掲載は取りやめた。

 実は、この写真を私に無断で自身のブログに掲載している方がいる。おそらく、私のホームページからダウンロードしたのだろう。しかも、「写真は28年前山形県米沢市郊外の小野川温泉で撮ったものです。」書いてある。それに対して、「見事な光のアートではありませんか!みごとです~。 」などというコメントまで寄せられている。大した写真ではないのだが、人が撮った写真を無断で盗み、さも自分が撮ったようにサイト上で公開するということに腹が立つ。

東京にそだつホタル

紅葉の奥多摩へ

2009-11-08 18:58:50 | その他
 秋本番の奥多摩へ紅葉狩りに。渋滞もなくスムーズで、朝9時に現地へ到着。空気がひんやりとしてすがすがしい。部分的には綺麗に色づいているが、紅葉真っ盛りには、まだ1週間から10日ほど早いようだ。

 Canon Eos 5D MarkⅡで何枚か撮影した。今回は、大型三脚にしっかりとカメラを固定し、ピントはライブブューで10倍拡大して正確に合わせた。シャッターはレリーズで切る。絞りはF11くらいまで絞ってパンフォーカスを基本とした。さて、Canon Eos 5D MarkⅡの威力が発揮できたかどうか・・・

(写真をクリックすると大きなサイズで見ることができるので、どうぞ。)

 
Canon EOS 5D Mark II / SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
絞り優先AE / 絞り F11.0 / 露出補正 +2/3 / ISO感度 100


Canon EOS 5D Mark II / EF100-300mm f/4.5-5.6 USM
絞り優先AE / 絞り F5.0 / 露出補正 -2/3 / ISO感度 100


Canon EOS 5D Mark II / EF17-35mm f/2.8L USM
絞り優先AE / 絞り F11.0 / 露出補正 -1/3 / ISO感度 100


Canon EOS 5D Mark II / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1
絞り優先AE / 絞り F3.5 / ISO感度 1000


Canon EOS 5D Mark II / レンズ EF17-35mm f/2.8L USM
絞り優先AE / 絞り F11.0 / ISO感度 100


Canon EOS 5D Mark II / レンズ EF17-35mm f/2.8L USM
絞り優先AE / 絞り F11.0 / ISO感度 100

今日訪れた場所では、感動できる風景に出会えなかった。これは美しい!そう思えなければ良い写真も撮れない。それと、紅葉の写真は難しい。

レイノックス/ミリミクロ探険隊

2009-11-03 19:04:56 | その他
3年ほど前に購入したレイノックス/ミリミクロ探険隊レンズが望遠レンズに付けると高倍率のマクロ撮影ができることをふと思い出した。このレンズを購入した当時は、オリンパス・ズイコー135mm しか持っていなかったので、あまり高倍率の撮影はできなかったが、現在では、キャノンの300mm ズームがあるので、試してみることにした。

レイノックス/ミリミクロ探険隊レンズ/ CM-3500 は、望遠レンズにアダプターを介して取りつけるクローズアップレンズである。6Xレンズ、12Xレンズ、24Xレンズの3種類のレンズがセットになっており、300mm望遠レンズに24Xレンズを取りつけると、レンズ先端から被写体までの距離(ワーキングディスタンス)は 35mm で 35mmフィルム上での倍率は8倍になる。



Canon EF 100-300/4.5-5.6 USM に RAYNOX CM-3500 12Xレンズを取りつけてみた。
何を撮るのか迷ったあげく、ベランダの植木鉢に生えていた雑草に小さな黄色い蕾がついていたので、とりあえず撮ってみることにした。倍率はすごい。4mm のものが35mmのフィルム上で32mmに写るのである。ただ、被写界深度がたいへん浅いので、立体的な被写体ではピントが合う範囲は極僅かである。ピント合わせも難しい。マクロスライダーを使用してもなかなか難しい。これを書きながら気が付いたが、ライブビューで拡大してピントを合わせれば良かったと後悔している。

 撮影倍率5倍

 撮影倍率8倍

結果は、被写界深度の浅さとシャープネスに欠けるのが欠点であるように思う。ベローズにマクロレンズを付けた方が良い写真が撮れると思う。これは、屋外で使用するのは難しく、室内での平面的な静物の撮影用である。

Canon マクロツインライトMT-24EX

2009-11-01 18:14:44 | その他


オリンパスでは、マクロ専用に改造したストロボを使用しているが、キャノン用を持っていなかったので、思い切ってCanon マクロツインライトMT-24EX を購入した。箱を開けると、専用のソフトケースに収納されており思ったよりコンパクトだ。このストロボは、2つの発光部の角度を自由自在に変えることができる。また、発光量もそれぞれ変えられる。そして、30秒~1/X秒(同調最高シャッター速度)の間で、E-TTL Ⅱ/E-TTL 自動調光で撮影できる優れものである。

説明書を見ながら、Eos 5D Mark Ⅱ に取りつけてみた。

ここで、問題発生!

手持ちのマクロレンズ TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 に取りつけることができないのである。マクロツインライトMT-24EX の発光部ユニットは、2つの発光部と取り付けリングで構成されており、レンズ先端に取り付けリングで固定する。この取り付けリングは、ねじ込み式ではなく3つの爪を引っかけるようになっている。どうやらCanon EF180mm マクロでもそうだが、マクロライトアダプターというねじ込み式のアダプターを介して使用しなければならないのである。ただし、TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 のフィルター径は 55mm なので、マクロライトアダプター58C、更には、ステップアップリング 55-58mm を使用して初めて取り付けることができるのである。ついでに、オリンパス・ズイコー50mmマクロにも取りつけられるように、ステップアップリング 49-58mm も注文した。

フィルムの良さって何だろう。

2009-10-22 20:42:17 | その他
今年になってようやくデジタル一眼を購入した。デジタルはやはり便利だ。家に帰れば、直ぐさまPCで現像して見ることが出来る。先日、1時間ほど里山に出かけてきたが、後で驚いたのが50枚も撮影していたことだ。フィルムでも、枚数のことは考えずに同じカットを何枚も撮っていたが、フィルムが無くなればそれで終わり。もちろん、デジタルでも記録容量があるから再現なく撮れるわけではないが、それでもほとんど枚数を気にせず撮影できるのがうれしい。また、見た目に近いくっきりとした写真が撮れる。特にマクロでは細部までシャープだ。最初は単なる記録用と思っていたが、Canon EOS 5D Mark Ⅱ は、その意識を変えさせるカメラだ。

30年以上フィルムカメラで撮ってきたが、このデジタルの時代にあって、「フィルムの良さ」とは何なのだろうか? フィルムは好きだ。特にリバーサルは格別だ。これからもずっと撮り続けていきたいと思うが、「フィルムの良さは?」と聞かれると・・・何だろう。





オリンパスOM-2/ズイコー50mm プロビア400Fで撮影した2枚をフィルムスキャナーでスキャンしてみた。「夏の谷戸の早朝」と「秋の玉川上水」。
Web掲載用に圧縮するとかなり画質が落ちるし、同じカットのデジタルがないので比較も出来ないがフィルムの善し悪しを考える材料にしたい。

Eos に オリンパスのズイコーレンズ

2009-10-04 14:59:01 | その他
 Canon Eos のボディーに オリンパスのズイコーレンズを取りつけるアダプターがある。Canon Eos 5D MarkⅡ に OLYMPUS ZUIKO MC AUTO-MACRO 50mm F3.5 を付けてみた。レンズが小さいので、かなり不格好ではあるが、Eos に ZUIKOレンズの組み合わせは、OMファンに言わせると OM-5 と呼ぶらしい。



 撮影は、主に絞り優先AE となる。ファインダー内にはシャッタースピードしか表示されない。(絞りは0.0と表示される)自動絞りが効かないから、レンズの絞りリングを回していくと、ファインダー内は次第に暗くなっていき、F22 まで絞ると真っ暗に近い。だから、絞り開放でピントを合わせてから絞る。これは、オリンパスOM-2 でエクステンションチューブを介してマクロ撮影する時と同じ。



 ベランダのプランター植えのキュウリの花を撮ってみた。被写体と場所が悪いので本領発揮ではないのかもしれないが、何の問題もなく撮影できた。今後は、オートベローズを始めとするOMシステムをキャノンのデジタルと共有できるので、気軽に超マクロの世界も撮影したいと思う。
(ちなみに上の写真は、Eos 5D MarkⅡ ではなく、Eos 10D で撮影している。)

Carl Zeiss VS SIGMA

2009-10-04 14:21:59 | その他
 Canon Eos 5D MarkⅡ に SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM と、友人から借りた Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE を付けて撮り比べてみた。
(写真は、クリックで大きな画像をみることができる。)


Canon Eos 5D MarkⅡ Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE


Canon Eos 5D MarkⅡ SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM

 Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE は、全体的に落ち着きがある。ただしハイキーな部分の色飛びはないが、シャドー部分は若干潰れる。一方、SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM は、全体的に柔らかい。ハイキーな部分が若干色飛びするが、気になることはない。両者とも比べてみて初めて分かるほどの違いで、素人目にはどちらもシャープで発色も良い、すべらしいレンズだと思う。50mm なのに大口径なSIGMA は夜間のホタルの飛翔風景に、Carl Zeiss Planar は、銀塩にリバーサルフィルムの組み合わせで風景写真に良いかもしれない。

信州塩尻

2009-08-25 21:07:43 | その他
 先週末、長野県塩尻市まで子供達を迎えに行ってきた。東京の国立から中央道で200km。空いていれば片道2時間だが、今年は、甲州街道をのんびりと走ってみたくなり、あえて下道を選んだ。いつもは見ることの出来ない風景に出会う。とくに白州、尾白川はすばらしかった。また、ここならホタルが飛ぶかも知れないなと思う場所も多かった。結局、7時間かけて塩尻に到着。東京とは違う空気に毎年、感動。北アルプスの山並みが優しく迎えてくれた。
 朝の北アルプス

 夕暮れの北アルプス

 アマガエル
EOS-10D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 F6.3 1/200

 オツネントンボ
EOS-10D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 F5.6 1/250

 帰りは、中央道を走ったが、渋滞にはまり6時間かかってしまった。

タムロン/マクロレンズ

2009-08-10 21:33:56 | その他
 昨日、東京に残された唯一の里山に昆虫の写真を撮りに行ってきた。キャノンのデジタル一眼 EOS-10Dにタムロンのマクロレンズ SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 という組み合わせ。これまでオリンパスOM-2 にズイコーマクロ50mm で撮影していた私には、かなり重すぎる。90mmは、50mmよりは多少はなれた所から狙えるからよいのだが、絞り込むとシャッタースピードが遅くなる。手持ちでは、かなりきついし、被写体である昆虫が動けば、プレとピンぼけの連続だ。日中でも補助光としてストロボを使えば良いのだが、いかにもストロボ光を当てた写真になってしまう。
 それでも、タムロンの90mmマクロレンズは、シャープで、尚かつボケ味のよい写真が撮れる。使い方に慣れれば、よい写真が撮れそうだ。

 (以下の写真は、クリックすると大きなサイズで見ることが出来る。)


EOS-10D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 F5.6 1/60 ISO400


EOS-10D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 F5.6 1/125 ISO400


EOS-10D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 F5.6 1/125 ISO400

デジタルで撮影したホタル飛翔風景写真に脱帽

2009-07-20 20:45:21 | その他


 上の写真は、友人がデジタルカメラで撮影したヒメボタルの飛翔風景である。

 デジタルカメラでホタルの写真を撮影する場合、一般的に背景と数十秒のコマ撮りした光跡をPCで合成する方法が行われているが、これは、写真の時間連続性やホタルの生態という観点から、私は否定的な考えを持っている。デジタルカメラでも、銀塩(フィルム)カメラと同じ方法で撮影すべきだと思っているが、私の友人は、その方法でホタルを撮り続けている。写真の撮影データもWeb上で公開しており、紹介した写真では以下のようになっている。

Canon EOS 40D Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 ZE  6分 f1.4 ISO400

 これは、フィルムを凌ぐ実にすばらしい写真だと思う。デジタルでホタル飛翔風景写真を撮影する際は、是非、見習っていただきたい。

ホームページは、こちら。昆虫フォトギャラリー

東京にそだつホタル>東京ゲンジボタル研究所/古河義仁

ホタル撮影2009 その2. フィルム VS デジタル

2009-06-21 08:46:42 | その他
 左:EOS-10D(デジタル) 右:EOS-3(フィルム)

 ホタルの風景写真撮影における銀塩カメラ(フィルム)の一番の弱点は、背景を美しく撮るのが難しいということである。ホタルが光りながら舞う光景は、その背後にある自然環境を写してこそ意味がある。しかし月が出ていたり、街灯などの明かりが近くにあるような場所では、適正露出が得られるまで露光すると昼間のような写真になってしまうし、谷底の真っ暗な場所では、数十分露光しても写るのはホタルの光跡だけで、背景はほとんど写らないこともある。露光時間が長くなればフィルムの相反則不軌によってカラーバランスが崩れ、色の再現性も悪くなる。リバーサルフィルムならラチチュードの範囲が狭いから、思うように写すことはたいへん困難だ。満足できる写真は、試行錯誤の上、何年もかけてようやく1枚撮影できるかできないかといった具合である。

 一方、デジタルカメラでのホタル風景撮影は簡単である。薄暗い時に予め撮影しておいた背景に、短い露光で数十枚撮影したホタルの光跡を合成すればよい。ホワイトバランス、色調等はパソコンで補正すればよいから、見栄えのたいへん良いホタルの風景写真が出来上がる。マナーの悪い鑑賞者の懐中電灯や、通りかかった車のライトなどの悪条件は、コマをカットすればよい。一発勝負の銀塩に比べれば、パソコンでいくらでも作り出すことができるのである。

 私はこれまで銀塩カメラしか持っていなかったが、今年ようやく友人から譲り受けてデジタルカメラを手にした。しかし、ホタルの風景写真は、先に述べたようなデジタルカメラの撮影技法で撮影するつもりは全くない。よく、銀塩カメラで3分露光したものと、デジタルカメラで30秒露光したものを6枚合成したものは同じだと言う人がいる。しかし、これは全くの別物だ。なぜならデジタル特有の撮影技法の場合、出来上がったものには、時間の連続性がないからだ。どんなに美しい出来栄えでも、とぎれとぎれの時間を重ね合わせたものは意味がないと思っている。ホタルの風景写真は、ホタルの生態写真でもあるべきと考えているからだ。

 デジタルカメラでも、銀塩カメラと同じように撮影すればよい。30秒~2分程度の露光時間で十分結果が得られる。何カットも合成してホタルの数を増やす必要などない。飛んでいるホタルの数が少なければ、写る光跡もわずかだが「美的観点からホタルの光が少ない」そんなことを思うのは、今そこに生きるホタルの生態と生息環境の記録を残す重要性は重んじない創作家である。30秒の生きたドラマを写せばいい。

 以下の写真2点は、初めてデジタルカメラで撮影したホタルの舞う風景である。





撮影データ
キャノン EOS-10D/シグマAFUC28-80/3.5-5.6MZマクロⅡ/ISO200/F3.5/30秒露光/合成なし

下は、フィルムで撮影したホタルの風景



撮影データ
OLYMPUS OM-2 / ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8 / FUJICOLOR PRO400 Professional

他のホタルの写真は、こちら。ゲンジボタル生態写真集

東京にそだつホタル>東京ゲンジボタル研究所/古河義仁

ホタル撮影

2009-06-08 21:51:02 | その他
「ホタルの独り言」は、移転しました。
新しいURL は、こちら http://www.tokyo-hotaru.com/blog/

幻想的なホタルの風景を撮影する



 私は、プロの写真家ではなく某企業のサラリーマンである。未だに古い銀塩カメラ(オリンパスOM-2)を使用してホタル撮影をしているが、デジタルカメラの普及に伴って写真愛好家が増えている。そしてホタルの時期になれば、成虫の飛び交う光景を撮影する人々も増加している。

 デジタルカメラでのホタル撮影の方法は2種類ある。1つは、銀塩と同じ長時間露光であるが、15分~20分という長時間露光ではノイズがひどいらしい。その防止には、ISOを高く設定し露光時間を短くすればよいが、周囲の明るさやホタルの数を考慮しないと、昼間のような写真に少ないホタルというものになってしまう。もう1つの方法は、風景を明るい時間にまず撮影しておき、暗くなってホタルが飛び始めたら、10~20秒という短い露光時間でホタルの光跡を何十枚も撮影する。短い露光では背景は写らず真っ黒で、そこに黄緑色のホタルの光だけが写る。そして、自宅に戻ったらphotoshopで背景の1枚とホタルの光数十枚を合成するのである。この方法ならば、背景は絞り込んだシャープな画像が得られるし、ホタルもたくさん飛んでいるように見せることが出来るのである。デジタルの特性を生かした良い方法であると思う。

 これまで、デジタルで撮影した多くのホタル写真を見たが、ホタルのマクロ撮影はたいへん美しいと思うが、暗闇にホタルの乱舞という写真は、どうしても露光時間が短いために1匹ホタルの長い飛翔を追うことはできず、バラバラの光跡になってしまい、本来のホタルの飛翔風景とは少し違う感じがしてしまう。また、合成する背景は、薄暗い時間に撮影するので、実際にホタルの飛翔している光りと陰とは違ってしまい、かなり不自然さを感じる写真になってしまう難点もあるが、ホワイトバランスは、パソコン上での現像時に設定できるから、見た目に近い色が再現できる。銀塩では撮影できない映像や高画質は、デジタルならではのものである。
 掲載している写真は、銀塩一眼でリバーサルフィルムを使用して撮影したホタルの舞う風景である。フィルムは、一発勝負で修正も利かない。デジタルよりも絵画的とでも言うべきだろうか。
その他ホタルの写真は、東京にそだつホタルに掲載。

トヨタ・グラシア

2009-03-22 08:52:39 | その他
 愛車、トヨタ・グラシアが12歳を迎えた。

 初めて手にした車は、憧れの車だった。トヨタ・スープラ。2リッターツインターボのワイドボディー。色はブラック。1速のままで100kmまで引っ張れる。地面に吸い付くように進む。再現のない加速感。ターボの金属音・・・。いつも運転しながらワクワクしたものだった。その後、子供が産まれたのを機会に中古の日産・ブルーバードに乗り換えた。かなりがたがたで、様々な故障に見舞われたが、それでも110,000km以上は走った。そして平成9年3月からは、現在のトヨタ・カムリグラシア・ステーションワゴンに乗っている。


 
 グラシアは平成8年12月の登場。ウィンダムとプラットホームを共用し、FF方式を採用したことによる広大な室内空間が特徴だ。エンジンはV6の2.5リッターと直4の2.2リッターで、トランスミッションは4ATのみ。リアサスペンションタワー周囲の剛性強化や強化シートバックフレームの採用など、走行安定性が高められている。またABS、広い後方視界を確保するワイドビュードアミラー、UVカットガラス、足踏み式パーキングブレーキ、収納性のよい4分割のリアデッキアンダートレイとデッキサイドボックスなど装備も充実している。全長4775mm、全幅1785mm、全高1470mmのアメリカンサイズである。2001年7月には生産終了を迎えた。

 グラシアはあまり人気がなかったようだ。ステーションワゴンと言えば、スバル・レガシーがトップであろう。一度運転したことがあるが、いい車だと思う。ただ、デザインやサイズから私はグラシアを選んだ。そして12年たった今でも、たいへん調子よく走っている。あと5年や10年は乗れそうだ。



 町で同じ車を見かけることはほとんどなくなった。それどころかナンバープレートの排気量によって区分されている数字、いわゆる3ナンバーや5ナンバーが、大部分が3桁である。私のような2桁の車はとても少ない。古い車でも中古で購入すれば、現在は3桁になるから、2桁の車に乗っている人は、その車を長く乗っているということだ。現在の新車は燃費もよく、排ガスもクリーンだが、古い車をいつまでもきれいに、そして大切に乗るということもおしゃれだと思う。 

霜柱

2009-03-15 08:11:13 | その他
 昨日の嵐が嘘のように今日は穏やかに晴れ渡った日曜日だ。
 休日でも、比較的早く起きる。平日は午前4時に起きて始発電車に乗って出勤するので、休みの日でも早く目が覚めてしまう。それでもいつもより2時間も寝坊。居間にいけば、2匹の愛犬がはやく散歩に行こうと抱きついてくる。早速、散歩に出かける。3月中旬というのにコース途中の畑は、霜柱で真っ白になっていた。気持ちのいい朝だ。